| 2010年09月02日 |
【業界ニュース】
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『隣の家の少女』DVDついに発売!
日本公開され、爆発的な話題を呼んだ『隣の家の少女』映画版のDVDが、9月8日(水)、ついにリリースされます。

販売:キングレコード梶^品番:KIBF-781
内容はまさに完全映画化。
保証いたします。
で、DVDパッケージを開けたら、目に飛び込んでくる超怪しい二人組の写真・・・。
どこからどうみても「日本で同様の事件を引き起こした凶悪犯」にしか見えませんが、
すいません、うちの編集部の担当二人です・・・(汗)。
まさか、キングレコードの担当者さん(傑作ゾンビホラー『処刑山』で、「海に行けばよかった・・・」の名コピーを生んだ方です)の取材でインタビューをうけたときは、こんな使われ方をされるとは思いもしませんでした・・・。
せっかくのDVDの価値を落としていないかと汗顔の至りですが、
この映画がパッケージ化されて世に出るというだけで、もう何も申し上げることはございません。
劇場公開に行きそびれた方、地元では公開のなかった方、
ぜひDVDをご購入いただき、奇跡の実写化をその目でお確かめ下さい!
(編集Y)
投稿者mystery: 22:20 | コメント(0) | トラックバック(0)
| 2010年08月31日 |
【編集部日記】
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ダニエル・シルヴァの奇跡?
謀略ミステリーの名手ダニエル・シルヴァが2006年に発表した“The Messenger”。
シリーズ・キャラクターである、イスラエルの伝説のスパイで絵画修復家のガブリエル・アロンが、大規模なテロに立ちむかう物語です。
この本が出た当時のこと。
ケンタッキー州レキシントンに住むレス・モリス弁護士は、妻とともにアラスカへ休暇旅行に行く予定でした。
出発直前、彼は、ちょうど当地のブルーグラス空港を訪れていたダニエル・シルヴァから、サイン入りの“The Messenger”を手に入れました。
レス・モリスの息子ウィンは、ふだんの父らしくない行為だと思ったそうです。
冒険小説を読むのは好きだったそうですが、作家に会って話をしたりするタイプではなかったとのこと。
逆に言えば、それだけダニエル・シルヴァの作品が好きだったようです。
しかし、レス・モリス氏はその本を読むことはできませんでした。
2006年8月27日のことです。
モリス夫妻の乗った旅客機は、誤って短い滑走路に進入し、離陸に失敗して墜落。
副操縦士だけは助かったものの、乗員乗客49名が死亡。犠牲者には日本人2名も含まれていました。
事故から数ヵ月後、息子のウィンは驚くべきものを目にします。
機内から発見された乗客の身の回り品のカタログのなかに、“The Messenger”があったのです。
事故機は大破し、爆発炎上したにもかかわらず、このサイン本は傷ひとつない状態でした。
本を受け取ったウィンは、これを機に長年の夢を実現することにしました。
それは、書店を開くこと。
書店チェーンや大学出版局で働いてきたウィンは、小さいころから考えていた「自分の本屋を持つ」という目標を実行に移すことにしたのです。
「思わぬ事故で、今日が人生最後の日になるかもしれない。それなら、無駄にすごしたり、いつかこんなことがしたいな、などと言ってちゃいけない」
こうして2008年、The Morris Book Shopが開店しました。
店内には、あの“The Messenger”が飾ってあるそうです。
投稿者mystery: 11:00 | コメント(0) | トラックバック(0)
| 2010年08月30日 |
【業界ニュース】
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またもやe-book話
ローラ・リップマン、といえば、テス・モナハンのシリーズや単発のサスペンスなど、日本でも10作以上が邦訳されている人気作家ですが、彼女の新作でちょっとした異変が。
最新作“I'd Know You Anywhere”は、アメリカで8月17日に発売されたのですが、最初の5日間の売れ行きを見たところ、e-book版の部数がハードカバー版をうわまわったというのですね。
ハードカバーが4000冊売れたのに対し、e-book版は4739。
版元のHarperCollinsの担当者によると、最初の1週間でe-bookが売れた本ははじめてだそうです。
つまり、ほかの本はまだそこまでの事態にはなっていないということなのですが、では、この本の場合、なにが決め手になったのか。
さきほどの担当者によると、書評ではないか、と言います。
よい書評が出ると、e-bookの売れ行きのほうがすばやくのびるのだそうです。
どうやら、書評を見た読者が、いますぐ読みたい、と思い、より早い手段としてデジタルを選ぶのではないか、というのですね。
なるほど、これは、納得しやすい説明です。
つまり、リップマンの今回の作品も、いい書評が出たわけですね。
ちなみに、アメリカの大手の出版社では、現在のところe-bookのシェアは、全体の収入の8%とのこと。1年前には3〜5%だったので、パーセンテージでは倍近くのびていることになりますね。
2012年末には、20〜25%に増加しているのではないかと見こんでいるそうです。
投稿者mystery: 09:47 | コメント(0) | トラックバック(0)
| 2010年08月29日 |
【業界ニュース】
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ケッチャムの最新作
ケッチャムの近況について、読者の方からコメント欄にお問い合わせを頂戴いたしましたので、遅まきながら回答させていただきます。ほんとにお返事遅れてごめんなさい。
えー、ケッチャムをごひいきにしてくださり、誠にありがとうございます。
海外のWikiなどをご覧になるとご了解いただけると思うのですが、2001年の『黒い夏』以降、あまり長いものは書いていないのが実際のところでして、日本オリジナル編集の中編集『閉店時間』内でご紹介した『川を渡って』(2004)、『雑草』(2006)も、本国では薄い“単行本”としてそれぞれ出版されています。2000年以降書かれた未訳作で一番長いのは2008年の“Old Flames”だと思いますが、これとて『地下室の箱』より短いものです。
まあ、作風からいえば、むしろ短編・中編(ノベッラ)向きの作家さんなのかもしれませんが。むしろ、“Peaceable Kingdom”“Closing Time”などの短編集にこそ、近年の成果がぎっしり詰まっているといえるかもしれません。
と思っていたら、つい先日最新作の情報が舞い込んでまいりました……。
投稿者mystery: 18:34 | コメント(0) | トラックバック(0)
| 2010年08月27日 |
【編集部日記】
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8月28日は
International Read Comics in Public Day、つまり「外でマンガを読む日」なんだって。
公園やビーチやバスのなかや図書館の入り口の階段で、1〜2時間のあいだ、堂々とマンガを読もう、というだけのコンセプト。
マンガを読んでるんだ、というアピールが重要なんですね。
なにしてるの? と他人から聞かれたら、「コミック・ブックを読んでるんだ」と答えよう(グラフィック・ノヴェルを読んでる、でも可)。
それだけじゃなく、もしほかのマンガを持っていたら貸してあげよう。
輪を広げなきゃね。
もちろん、冗談半分ではあるわけですが、この運動をはじめたブライアン・ヒーター氏によると、彼はコミックのブログを書き、コンヴェンションに出かけるほどのファンなのにもかかわらず、いまでも「公共の場でマンガを読むのが恥ずかしい」んだそうです。
日本が、80年代にはすでにクリアしていた段階ですねえ。
ちなみに8月28日はジャック・カービーの誕生日でもあるそうですよ。
ともかく、がんばれ!
投稿者mystery: 10:57 | コメント(0) | トラックバック(0)
| 2010年08月25日 |
【編集部日記】
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囚われの身で読む本
グアンタナモ米軍基地の収容所にある図書室の蔵書について、〈タイム〉が紹介しています。
18000点あまりの書籍、雑誌、DVDなどが所蔵されていて、言語も英語、フランス語、アラビア語から、ウルドゥー語、ペルシャ語、パシュート語まで、18種類におよぶそうです。
人気のある作家は、ジョン・グリシャム、アガサ・クリスティー、それにハリー・ポッター・シリーズ...とってもふつう。
それと、世界各地の風景を収録した写真集も人気だそうですよ。
いつ出られるか、裁判があるかどうかさえわからない人たちですものねえ。
こんなものが読みたい、とオーダーが入ると、探して手配するんですって。
「ダン・ブラウンには、まいったよ」と係の海軍士官。アラビア語訳が入手できなかった、って話です。
大ベストセラーだし、反キリストとか言われた本だから、簡単に手に入りそうな気もしますけどね(もちろん、政治的宗教的に極端な内容や性的なものは、オーダーされてもはじかれるそうですが)。
軍で見つけられないときは、赤十字の手を借りるそうです。
隔離されて暮らさなければならない人たちにとって、外界のことを知るのは精神衛生上必要なことだから、本は重要なんだそうです。
グアンタナモも変わりましたねえ。
っていうか、それが当然ですか。
わが社にも、日本中の矯正施設のなかから、目録を送ってほしいという手紙が毎日のように届きます。
グアンタナモといえば、パキスタン系英国人がテロリストに仕立てられて収容されてしまう『グアンタナモ、僕達が見た真実』というきびしい映画がありました。
その監督、マイケル・ウィンターボトムの新作が、これです。
投稿者mystery: 13:11 | コメント(0) | トラックバック(0)
| 2010年08月24日 |
【業界ニュース】
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ル・カレvsフレミング
1966年に録音されていたジョン・ル・カレへのBBCのインタビュウが発掘されたとのこと。
そのなかでル・カレは、イアン・フレミングを手きびしく批判しているそうです。
いわく、
「ボンドは嫌いだ。あれがスパイとは思えない」
「ボンドをエスピオナージュに分類するのは大きな誤りだ」
「ボンドは、いわば国際的なギャングスターだ」
「政治的なコンテクストが欠落している。アメリカやソビエトの指導者が誰であってもボンドには関係ない」
まあ、最後の部分はわかる気がしますが、だいたいいまではル・カレ自身が「エスピオナージュに分類するのは大きな誤り」な作家になっちゃいましたよね。
フレミングもル・カレも、諜報活動を実体験として知っている作家ですが、そのアウトプットはまるでちがいます。
それは、戦争の最中に現場のスパイをやっていた人と、外務官僚機構の内部で見ていた人との差もあるでしょうが、それ以上に作家としての資質・目指したもののちがいでしょうから、これは仕方がないのでは。
このインタビュウが行なわれた1966年といえば、ル・カレは『寒い国から帰ってきたスパイ』につづき『鏡の国の戦争』を発表したあと。
フレミングは64年に死去し、遺作『黄金の銃を持つ男』や短編集『ベルリン脱出』が出版されたあとです。
なるほど、当時の読者には、フレミングからル・カレへの世代交代は鮮烈に映ったことでしょう。
もっとも、ル・カレが言うほど、ジェイムズ・ボンドはギャングっぽくはないと思いますよ。
なにしろ、ボンドは映画のイメージが強すぎます(66年には『サンダーボール作戦』まで公開されてます)。
しかし、フレミングが描くボンドは思ったよりも内省的ですし、暗い影すら背負います(北上次郎氏の『冒険小説論』の卓抜なボンド論をご参照ください)。
たしかに、米ソの指導者には左右はされないかもしれませんが、そりゃあ英国人ですからね。
ちなみに、そのボンド映画の新作は、まだはっきりしない状態。
いっぽう、『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』の再映画化は実現しそうだそうですよ(スマイリーは、ゲイリー・オールドマン)。
投稿者mystery:
17:10
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