年末ベスト10企画における『拾った女』の快進撃・・・。本当にありがたいことです。

そこに、編集者にとってまた新たな嬉しいニュースが!

 

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『ハイキャッスル屋敷の死』(レオ・ブルース 小林晋/訳) が、今週発売されました『2017本格ミステリ・ベスト10』で見事4位を獲得しました!!

 

すげえ嬉しい! なんなら『拾った女』より嬉しい!!

小林先生、ちゃんとみんな褒めてくれましたよ!(泣)

 

『拾った女』の場合は、編集者も前任者も望外のご評価をいただいて感無量、といった感覚なのですが、一応のところレオ・ブルースは、創元さんで出された『死の扉』が本ミス1位、次に弊社で出した『ミンコット荘に死す』は本ミス3位と、連続ベスト3入りを果たしており、じつは正直けっこうびくびくしておりました(笑)。

と申しますのも、今回はいつにも増してなかなかに通好みの内容でして、表面上のお話を追うだけだと、陳腐な作品と受け取られかねない危惧もありまして・・・でも、なんとか4位にはいれて本当によかったです。

作品の真価について掘り下げ、すばらしい解説を書いてくださった真田啓介さんのおかげですね。この場を借りて、心から感謝申し上げます。

 

ご投票を賜りました皆さま、本当にありがとうございました!(五体投地)

 

当ブログでの作品紹介は「こちら」。

 

せっかくなので多少禁じ手かと思いつつも、近日中に「完全ネタバレ版」の作品紹介を別途アップしようかな、と思っております。

真田さんの解説を読めばもう十分といえば十分なのですが、人を変えて語ればまた、見え方も多少は違おうかと。

 

いよいよ、週末には「このミステリーがすごい!」が発売ですね。

『拾った女』は、全ベスト10制覇なるのか? 編集者が『拾った女』以上に気に入っている『ジグソーマン』の巻き返しはあるのか??(あるわけない) 

なんにせよ楽しみに待ちたいと思います。(編集Y) 

 

 

2016年12月 8日 14:45 | | コメント(0)

 かつて、扶桑社文庫で日本SFの名作が復刊されたことがありましてね。

 

  扶桑社ミステリー通信

  「日本SFの名作が帰ってきた!」

  「がんばれ、扶桑社SF!」

 

 残念ながら、わずか3点で打ち止めになってしまったという、思いだすだにつらいトラウマになっています。

(作家のみなさま、企画・編集の日下三蔵さん、解説の星敬さん、イラストでご協力いただいた新井苑子さんに古川タクさん、デザイナーのWONDER WORKZ。さん、ありがとうございました&申し訳ありませんでした)。

 

 そこで、この3作を電子書籍で復刊することにしました。

 ぜひみなさまのライブラリーにお加えください。

 

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2016年12月 8日 11:38 | | コメント(0)

連日、年末のベスト10企画を賑わわせています弊社の『拾った女』(チャールズ・ウィルフォード 浜野アキオ訳)でございますが、

今度は、週刊文春の「第40回ミステリーベスト10」2016の海外部門

 

第5位 を獲得しました!   実にめでたい!

 

順位的には早川さんと似たメンツでしたが、やっぱりここは『傷だらけのカミーユ』がぐっとあがってきましたね・・・(笑)。

 

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ふだんはあまり皆様の目に触れない書店の片隅に

ひっそり置かれている日陰もののレーベルではございますが

12月8日以降、重版分もあがりますので、ぜひこの機会にご購入のほどを!

書店様におかれましては、ぜひとも平台にて他社商品とともに面陳のほどを!

 

さあ、あとは残すところ「このミステリーがすごい」ですね・・・・

果たして入賞するのでしょうか?? 期待が高まります!!(と一応いってみる)

(編集Y)

 

 

 

 

 

 

 

2016年12月 2日 06:09 | | コメント(0)

 アマゾンの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」をご存じのかたも多いと思います。

 月額980円で、参加している電子書籍を何冊でも読めるというサービスです。

 

「Kindle Unlimited」には、扶桑社海外文庫からも以下のミステリー作品が提供されています。

 

スティーヴン・ハンター/公手成幸訳

 『ダーティホワイトボーイズ』

 『悪徳の都』(上・下)

 

クライブ・カッスラー&トマス・ペリー/棚橋志行訳

 『マヤの古代都市を探せ!』(上・下)

 

ジャック・ケッチャム/金子浩訳

 『黒い夏』

 

 ただし、以上の作品は2016年12月末をもって読み放題サービスでの提供が終了します

(読み放題ではなくなるというだけで、通常の電子書籍版の販売はつづきますので、ひきつづきそちらでお求めいただけます)

 

 これらの作品を読んだことがない、あるいは再読したいというかた、この機会にぜひどうぞ。

「Kindle Unlimited」は、はじめてのかたには30日間の無料期間もありますので、この機会に試されてみるのもよいのではないでしょうか。

 

 なお、扶桑社海外文庫のロマンス作品も参加していますので、こちらもご覧ください。

2016年12月 1日 10:28 | | コメント(0)

先日、『拾った女』(チャールズ・ウィルフォード 浜野アキオ訳)が、『IN☆POCKET』の2016年文庫翻訳ミステリーベスト10で総合第3位、翻訳家&評論家部門で第1位を獲得したとの情報をアップしたばかりですが、今度は

11月25日発売の『ハヤカワミステリマガジン』誌上での「ミステリが読みたい!」2017年版海外篇において、

堂々の3位入賞を果たしました!

 

実にめでたい! 本当にありがとうございます!!

 

前任者Tも編集者の前では平静を装っていますが、

きっと内心嬉しすぎてとろけてしまいそうなのではないかと。

 

皆さんもそろそろ、「そこまでみんな言うなら読んでみようかなあ」という気分になって来ましたよね?

ぜひなってほしい!・・・いや、なってください。どうかお願いいたします・・・(三跪九叩頭礼)

 

とはいえ、正直なところをいえば、ノワールという若干廃れ気味のジャンル自体が、すでに読者の皆さんから縁遠いものになってしまっている感もいなめません。

 

ノワールとはそもそも、どういうジャンルなのか。

ミステリー的な文脈のなかで、本書はどう位置づけるべきなのか。

本書のラストはどう解釈されるべきものなのか。

 

決して長い小説でもなければ、大上段に構えたお話でもありませんが、じっくり読めば読むほど、底の知れない作品だと思えてなりません。

 

一人でも多くの方に『拾った女』をお楽しみいただくためにも、編集者なりにいろいろ考えたことを、このブログで5回くらいに分けてアップしてみようかな、と思っておりますので、その際は本書を片手にじっくりお付き合いくださいませ。(編集Y)

 

 

 

 

2016年11月26日 03:14 | | コメント(0)

本来、ここは海外文庫である扶桑社ミステリー用のブログなのですが、実は日本文庫のふりをしながらも半分が海外ものというショートショート集を10月に発売いたしましたので、こちらでもご紹介しておきたいと思います。

 

その名は『30の神品 ショートショート傑作選』

選者は、星新一氏唯一のお弟子さんであり、1000篇以上のショートショートを執筆している江坂遊氏。日本でもっとも信頼のおける目利きが一作家一作品のしばりで選びぬいた、究極・至高の30本。これで面白くないわけがない!

 

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本書の売りをまとめますと、

 

1 ショートショートにおける、読書人なら必読といっていい歴史的傑作群が、この一冊にまとまっている! 星新一「おーい でてこーい」とブラッドベリ「みずうみ」とO・ヘンリ「賢者の贈りもの」とW・W・ジェイコブズ「猿の手」と城昌幸「ママゴト」がひとまとめで読めるのは本書だけ!

 

2 しかも日本と海外の作品を、交互に15本ずつ並べてある! こういう東西対抗形式の収録スタイルは、意外とこれまでなかった試みではないかと!(江坂さんGOOD JOB!)

 

3  超有名作だけでなく、江坂さんのアンテナにひっかかった隠れた傑作もピックアップ! 女優の岸田今日子さんが書いたショートショートがどれだけ凄い出来かみなさん知ってます? 初心者の方もすれっからしのツワモノも、同じように楽しく「短い短い物語」の魅力にどっぷり浸かれます!

 

4 通勤通学のおともに最適! お子様にとっては学校での「読書の時間」の課題図書にも、もってこい! パパさんママさんには、お風呂での半身浴にも、就寝前のナイトキャップがわりにもご使用いただけます。5分で読める傑作が30本もあるのです。こんな贅沢な「読む一服」がほかにあるでしょうか?

 

5 巻末には著者と謎の神猫による対話形式で書かれた作品解題が。戯作調でありながら深い作品論にもなっているというすぐれもの。最初は生真面目そうな原稿が来ていたのに、改稿するうちにいつのまにやらこんなプラトンばりのダイアローグ・スタイルに! 江坂さん恐るべし・・・。

 

とにかく収録作を御覧ください。まさにショートショート好きにとってはこたえられないラインナップといえるのではないでしょうか。クイーンのひそみにならっていえば、これぞ江坂版「黄金の30」ショートショート版。

 

収録作品

ヒッチコック「クミン村の賢人」
和田誠「おさる日記」
スレッサー「最後の微笑」
阿刀田高「マーメイド」
マシスン「一年のいのち」
半村良「箪笥」
ブラッドベリ「みずうみ」
星新一「おーい でてこーい」
F・ブラウン「後ろで声が」
眉村卓「ピーや」
O・ヘンリ「賢者の贈りもの」
筒井康隆「駝鳥」
ビアス「アウル・クリーク橋の一事件」
中原涼「地球嫌い」
サキ「開いた窓」
かんべむさし「水素製造法」
ボンテンペルリ「便利な治療」
都筑道夫「らんの花」
ジャック・リッチー「旅は道づれ」
赤川次郎「指揮者に恋した乙女」
アシモフ「不滅の詩人」
岸田今日子「冬休みに あった人」
ジェイコブズ「猿の手」
江坂遊「かげ草」
ストックトン「女か虎か」
城昌幸「ママゴト」
ロバート・ブロック「夫を殺してはみたものの」
山川方夫「待っている女」
コリア「ナツメグの味」
小松左京「牛の首」

 

皆様からも各処でご高評を賜り、本当にありがたい限りです。

なかでも、評論家の牧眞司さんがこんな胸の熱くなる書評を上げてくださっています!

 

【今週はこれを読め! SF編】ショートショート・マニアが地団駄を踏み、そして平伏す一冊

 

そういっていただけると本当に嬉しいです!! ありがとうございます!!!

 

みなさまも、書店でお見かけの折には、ぜひお手にとってご覧ください。

ショートショートにこれまで馴染みがなかったという方は、本書を通じて、数ページに凝縮されたアイディアストーリーの魅力と醍醐味を存分にご堪能いただければ。そうして、新たな世界の扉を開いてもらえたら、著者・編集者とも、こんなに嬉しいことはありません。

ショートショートってなりは短いですけど、そのなかに無限の可能性が秘められてるんですよ!

一方、古参ファンの皆様におかれましても、繰り返し先立つ傑作群に立ち返り、反芻するよすがとして、本書を座右の一書に加えていただければありがたく存じます。

 

なお、本ブログではもう一回エントリーを分けて、何本かのショートショートに関する小ネタや制作時のエピソードを載せるつもりでおります。

お楽しみに。(編集Y)

 

 

お詫び: p103のタイトル扉および、そこと関連する目次・底本一覧において、「おーい でてこーい」の表記を「おーい ででこーい」とする誤植を発生させてしまいました。誠にお恥ずかしいかぎりです。心よりお詫び申し上げますとともに、ここに訂正いたします。

 

 

 

 

 

 

2016年11月26日 01:10 | | コメント(0)

発刊以来、各処から絶賛の声を頂戴しておりましたチャールズ・ウィルフォード著『拾った女』(浜野アキオ訳)ですが、

 

講談社『IN☆POCKET』の2016年文庫翻訳ミステリー・ベスト10で、総合3位、

翻訳家&評論家が選んだベスト10で、なんと1位を獲得しました!

 

本当にありがとうございます!

弊社の作品が1位とか、どんな世界線でしょうか(笑)。本当に嬉しいです。

 

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ちなみに、他の上位作は上下巻の大作が多いですが、『拾った女』は335頁でさくっと読めます!

 

追って、またいろいろと情報をアップしていきたいと思っております。

一人でも多くの方にこの素晴らしいノワールが読んでいただけますように。(編集Y)

 

2016年11月20日 23:07 | | コメント(0)

今月の扶桑社ミステリーの新刊、もう読んでいただけたでしょうか?

大ベストセラー作家、デイル・ブラウンの痛快ハイテク軍事サスペンス『地上侵攻軍を撃破せよ』(上・下)

弊社に移ってから、パトリック・マクラナハン・シリーズももう4作目。

今回の舞台はイラクです!

 

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あらすじはこんな感じです。

 

空軍を退役したパトリック・マクラナハンたちは、
民間受託業者(コントラクター)サイアン・エヴィエーション・インターナショナルのメンバーとして、
イラク北部のナフラ連合軍航空基地に降り立った。
米軍との契約のもと、情報収集や秘密保全への助言といった周辺任務に当たるのが目的だ。
しかし到着してすぐ、彼らは基地周辺で不穏な動きを察知する。
トルコ軍はかねてからイラク領内に頻繁に侵入し、クルド人組織PKKの武装勢力を攻撃していたが、ついに本格的な殲滅作戦を開始しようとしていたのだ......。
マクラナハンたちは、これを米軍に警告するも、指揮官は耳を貸そうとしない。
そんな折、クルド問題協議のためにフィニックス米副大統領がイラクに到着、これに合わせて遂にトルコ軍の侵攻が開始される。
国境付近におけるマクラナハンたちとの攻防で、敵の電子戦機が墜落したことから、トルコ側はナフラ基地を攻撃対象として捉えることに......。

 

今回、キーワードとなるのは「コントラクター(民間受託業者)」という単語。

要するに、戦地において軍の代わりに補給や駐屯地建設、戦地コンサルタント、さらには戦闘活動にまで従事する民間会社のことです。

今の時代、正規の軍隊だけで戦地の状況を円滑に回すことは極めて難しくなっていて、こういった民間会社との協力が不可欠となっているわけです。

このコントラクターとしてイラクの連合軍航空基地に降り立ったのが、我らがマクラナハン退役米空軍中将。前作で退役した彼は、元大統領ケヴィン・マーティンデイルが影のオーナーを務める民間会社の共同経営者・社長となっています。

いわばバリバリの現役として、彼同様に退役した仲間たちを引き連れ、戦地のホットゾーンにやって来て、今まで以上にやりたい放題しまくるという構図です。

 

これで面白くならないわけがない!

まさに原題の「ローグ・フォース」(はぐれ者部隊)を地でゆく活躍ぶり。

もはや、米国すら、彼らを縛ることはできないのですから。

 

今回も、ティン・マン(先進的な装甲・センサー・力強化システムを身に着けて、戦闘能力を増強した兵士)やロボット兵などSFめいた最新兵器も登場しますが、どちらかというとB-10爆撃機による攻撃や対戦車地上戦など、軍事アクション的な要素を中心に据え、よりリアルで熱い臨場感あふれるバトルをお楽しみいただけるかと。

 

あとシリーズ読者なら、「実はマクラナハンがおとなしくしていれば、こんな大ごとになっていないのでは」という疑念は常につきまとうのではないかと思いますが(笑)、今回も彼が颯爽と命令を下すたびに、国どうしの軋轢が増し、軍事的衝突が不可避になっていく流れがなかなかに愉快です。

毎回、マクラナハンに煮え湯を飲まされる米大統領ジョーゼフ・ガードナーとの漫才チックなやりとりもバッチリ(ちょっと『ピンクパンサー』シリーズのドレフュス主任警部みたいで可哀想だったり・・・)。

 

米国大統領及び各国の指導層に世間の注目が集まり、中東が世界を揺るがす危険な火種としてクローズアップされる今、まさに本書『地上侵攻軍を撃滅せよ』はぴったりのエンタテインメント。

シリーズのファンの方、軍事サスペンス好きの方はもちろん、ミステリーファンならどなたでも楽しんでいただけるはず。もちろんシリーズではありますが話自体はつながっていないので、本作から読み出しても概ね問題なく読めるかと思います。

今後のシリーズ刊行継続のためにも、ぜひ皆様お買い求めのうえ、お読みいただけると幸いです!(編集Y)

 

2016年11月20日 22:09 | | コメント(0)


10月はジェームズ・ロリンズの長編『エデンの祭壇』(上・下)をお届けしましたが、皆さまお読みいただけましたでしょうか。
ロリンズといえば"シグマ・フォース"シリーズなどで大人気の小説家、
小社でも『地底世界』『アイス・ハント』などを刊行してまいりました。
実は単独作としてはこちらが最新。今回もスピード感満載のサイエンス・スリラーとなっております!

 

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【上巻あらすじ】
猛烈なハリケーンがルイジアナを襲った。
嵐の翌朝、獣医のローナはミシシッピ川デルタ沖の離島で座礁したトロール船の調査に駆り出される。
現場に着くと、調査を指揮していたのはかつての恋人の兄、ジャックだった。ふたりには暗い過去があった。
しかし船倉にはさらに驚くべきものが待っていた。
檻に入れられた外来動物、しかもありえない進化を遂げ、並外れた身体と能力を獲得した動物たちだった。
そして船から逃げ出した動物の痕跡。これはいったい......? ふたりは真相究明へ乗り出す!


遺棄された貨物船に積まれていた異様な動物たち......並外れた記憶力を持つオウム、腰の部分で結合した2匹のサル、牙が異常発達したジャガー。
この設定、懐かしの『ドクター・モローの島』がお好きな方なら楽しめるのではないでしょうか。

また、ロリンズが獣医の博士だからでしょうか、
けしてほんわかした物語ではないのに、出てくる動物がなんだか愛くるしい......。
ふわふわしたジャガーの仔や、ぎゅっとしがみついてくるサルたちのしぐさに、ところどころで癒されてしまいます。

上巻では、逃亡した剣歯ジャガーとローナたちとの手に汗握る攻防が描かれます。
霧が立ちこめる湿地帯で、一人、二人と噛み殺され、増えてゆく犠牲者。
殺人動物がひたひたと迫ってくる描写は非常にスリリングですが、本当の恐怖はここからです。
トロール船の動物たちは、闇の武装組織によって、生物兵器となるべく遺伝子操作を加えられていました。
組織に連れ去られたローナは、彼らの本拠地となる「ロスト・エデン島」で、
人類の存在さえも脅かす驚くべき実験を目にすることになるのですが......。

最先端の遺伝子工学は世界をどう変えてしまうのか? 
緊張、不安、恐怖、3つのスリルが絡み合う予測不可能な展開の果てに待つ結末とは?
神の領域に手を出してしまった科学者の狂気が華ひらくとき。
生命の尊厳と人間の未来を揺るがす、サイエンス&アクション満載の長編小説です。

ちなみに、敵というのが「人間やめたのかな......?」と心配になるほど強い奴らなのですが、
肝心なところで失敗してくれたりと、脳みそ筋肉なところがちょっぴりお茶目。
場面転換のたびにどっかんどっかん爆発しており、木端微塵度は2割増しです。
気分もリフレッシュ!
ぜひお手に取ってみてくださいませ。(編集KS)

 

2016年10月31日 17:33 | | コメント(0)

7月に出版しましたチャールズ・ウィルフォードの『拾った女』。

もう読んでいただけましたでしょうか。

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発売して間もなくから、各処にて、評論家の皆様を中心に大変ありがたい絶賛のお言葉を多数いただいております!

担当編集としても大変うれしく思っております。

翻訳者および担当編集者の推薦の弁は、こちら

本書企画者の前任担当者の弁は、こちら

 

翻訳ミステリー大賞シンジケートのブログでは、

七福神の皆様のうち五名もの方が、本書を取り上げていただきました!

霜月蒼さん、酒井貞道さん、杉江松恋さんのご推薦は、こちら

「小説の味わいはストーリーやプロットにあるわけではないのだ、と心の底から思わせてくれる伝説の一作」(霜月さん)

「こういうミステリを待っていたんです!」(酒井さん)

「これだけ自分の好みに合った作品は今年はもう出ないと思う」(杉江さん)

千街晶之さん、吉野仁さんのご推薦こちら

「高い完成度を誇る逸品」(千街さん)

「今月のというより今年のベストに入るような傑作」(吉野さん)

おお、なんかすごくないですか??

 

他にも、同じブログで

ストラングル・成田さんが、『巧緻で異形のノワール~ウイルフォード『拾った女』他』として、

「底辺に生きる男女の絶望的な愛を描いた小説にして、ラストにトリッキーな一撃を秘めた巧緻な作品だ。結末に驚きを求めるクラシックファンもお見逃しなく」とご紹介いただいております。

★翻訳者の上條ひろみさんが、『第20回:読まないと損をする』のなかで、

「意外とあっさりしていてカロリー控えめ(読みやすい&短い)なのに、最後にガツンときて、食べ応えは満点。もう一度読みたくなったりして、かなり腹持ちもいい。そんな作品」とおっしゃってくださっております。

 

さらには、

『読売新聞』では中村計さんが「淡々とした筆致で描かれたノワールの傑作」

『週刊文春』では池上冬樹さんが「最後の最後で視野をがらりと変える作為には社会派のテーマも潜んでいて侮れない」

『神奈川新聞』では古山裕樹さんが「ストーリーはきわめて単純。しかし精緻な仕掛けによって、初読時と2回目以降とでは、全く異なる世界が見える」

といった感じで大いにおすすめくださっております(他にも見逃していたらすみません!)。

 

また、Twitterなどでも滝本誠さん中原昌也さんが大変好意的に反応してくださり、日本中のノワール愛好家、ミステリー愛好家の皆様のハートにちゃんと届いたのだなあ、と。

異常な多忙さにかまけて、編集者はなんにもやっていなかったというのに・・・(泣) いつのまにやら、勝手連の皆様でぐいっと盛り上げてくださってる感じです!

 

さらにさらに! 本日はLive Wireで、『復活・ミステリ酒場! ウィルフォード泥酔PUBへようこそ』と題しまして、杉江松恋さんと滝本誠さんのトークでウィルフォードづけのイベントが開催されます!

今回解説もお願いした杉江さんが、ノワールを語らせたら右に出るものなしの滝本さんから、どんなお話を引き出してくださるのか、否応なしに期待が高まります!

 

詳細は、こちら

 

別にこちらから仕込んだわけでもなく、呼ばれたわけでもないのですが、こんな機会もそうそうないので、扶桑社の前担当、担当、翻訳者さんも一観客として赴く予定でございます(笑)。

酒で身を持ち崩す話を、みんなでぐでんぐでんになりながら語り合う、これぞ、酔狂!・・・てなもんで。

ぜひ、たくさんの皆様にご来場いただけますように!

 

そして、さらにさらにさらに!

南東京読書会さんのほうでは、第五回読書会として、10/10日に『拾った女』の読書会を開催されるとのこと。(こちら

ネットで見つけて編集者も申し込んでしまいました!

そうですよね、読んだ人ほど語ってみたいですよね、このお話!

一般の方々の『拾った女』評、興味津津です。なるべくお邪魔にならないように参加してまいりたいと思います。

 

二度読み必至!

極北のノワール!

そもそも、これってノワールなのか?

・・・いや、あんまり煽っても、本質的にはとてもこぢんまりした小説ですので、がっかりされても困るなあ。

まあアメリカ50年代の『同棲時代』でも読むような、気楽な気持ちで手にとっていただけると嬉しく思います。そう分厚い本ではありませんし。

あと、古い映画の好きな人はとても楽しく読めると思います。作品紹介でも書きましたが、『失われた週末』『喝采』『酒とバラの日々』『ハスラー』あたりとはとても親和性がある、かわいそうな酔っぱらいのお話ですので。

あと、本格ミステリー寄りの人も食わず嫌いせずにぜひ。だって、本書に秘められた趣向って、あの有名な叙述トリック系海外作家の代表作『・・・』と一緒なんですけど、実は『・・・』より先に書かれてるんですぜ!

 

一人でも多くの方に、本書の魅力を知っていただければ、これほどの喜びはございません。

いよいよ読書シーズン到来。秋の夜長を『拾った女』をおともにお過ごしください!(編集Y)

 

 

 

 

 

2016年9月19日 01:05 | | コメント(0)

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