2007年03月02日 |
【新刊案内】
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ハスラー
映画ファンならずとも、ポール・ニューマンの若々しい演技が印象的な名作『ハスラー』はご存じでしょう。
小説好きなかたは、さらにその原作がウォルター・テヴィスだということも知っていらっしゃるのでは?
というわけで、その小説が、本邦初登場の運びとなりました。
■ハスラー
■ウォルター・テヴィス著
■真崎義博訳
■文庫判
■定価/840円(税込)
■2007年2月28日
■ISBN978-4-594-05322-2
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ハスラーとは、賭けビリヤードのプロのこと。
若いけれど腕のいいハスラーのエディ(映画ではポール・ニューマン)が、国いちばんとも言われる名手ミネソタ・ファッツ(映画ではジャッキー・グリーソン)に挑み、這いあがる姿を描く小説です。
著者テヴィスは、『地球に落ちて来た男』(えっ、品切れ!?)をはじめ、とぎすまされた独自の作風で知られる作家(1928-84年)。
本書は彼のデビュー作ですが、白熱したゲームと、戦う男の孤独とを鮮烈に描き、テヴィスらしさが横溢した名作です。
ビリヤードなんて知らない、というかた、古くさい小説じゃないかと疑っているかた、ともかく、お読みくださいな。〈編集・T〉
投稿者mystery: 17:41
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