2007年04月04日
【業界ニュース】

出版詐欺!? その1【書店編】


 と言っても、海の向こうの話です。

“The Shortcut: 20 Stories To Get You From Here To There”という本が、いま、アメリカやカナダの書店を困らせているのだそうです。

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 短編アンソロジーです。
 マーク・トウェイン(世にも名高いキャラヴェラス郡の跳び蛙)だの、ブラム・ストーカー(ドラキュラの客)だの、ホーソーンだの、オルコットだのといった著作権切れの大作家とともに、無名の新人作家の作品が入ってるみたい。

 出版業界誌「パブリッシャーズ・ウィークリー」誌ウェブ版によると、これで多数の書店が詐欺にあってるんですって。

 手口は、こうです。

 書店さんに、マイクル・エヴァーズという人から、この本を買いたいので仕入れてくれ、という連絡が来る。
 再販制度のある日本とちがって、アメリカでは、書店はふつうの小売のように、本を買って仕入れなければなりません。
 ところが、この注文が、まったくの架空。
 つまり、書店からの仕入れ代金を、そのまま飲みこんじゃうのですね。

 ある書店は、注文してきたマイクル・エヴァーズの住所とクレジット・カード番号がウソだったことに気づいて難をまぬがれたそうですが、実際に仕入れ代金を払ってしまった書店も多いようです。
 もっとも、小さな書店さんだと、せいぜい2冊とか、多くても10冊程度しか買わないので、まあ、あくどさもほどほどでしょうか。
 ネット書店でも、B&Nなどではすでにはずしているみたいですが、amazonでは、日本をふくめ各国で買えますね。
 クリックしてみたい気もするけど...(編集部・T)

(「出版詐欺!? その2【著者編】」につづく)


投稿者mystery: 00:00

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