2008年10月アーカイブ

売れ行きも絶好調の前作『禁じられた城の秘密』をお読みいただいた皆様、お待たせいたしました。一か月のインターバルで、〈キルダレン〉シリーズ第二弾『竜ひそむ入り江の秘密』をお届けいたします!

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あらすじは、こんな感じです。

キルダレン城主ショーンはキャシーとの結婚後も、兄アレクサンダーに心を許そうとはしなかった。
『ドラゴンの呪い』が我が子にも及ぶのではと悩むキャシーを心配した妹のアンドロメダは、呪いを解くべく、アレクサンダーの居城の古美術整理を口実に、彼の住むドラゴンの入り江に入り込む。
海賊の風貌を持つ子爵にいつしか熱い官能を呼び覚まされるアンドロメダ。しかし伝説の呪いは現実の殺人事件につながっていた……。
ついに明らかになる事件の真相とは?

今回のヒロインは、前作の主人公カシオペアの妹アンドロメダ。彼女には、人の心を読みとる異能の力があり、対人関係に不安をいだいています。
一方のヒーローは、ショーンの双子の兄アレクサンダー。小説内でも、ショーンは月、アレックスは太陽にたとえられているように、馬と海をこよなく愛する快男児です。
ふたりの陽性のキャラクターと、屋外のシーンが多いこともあって、前作のようなゴシック・ロマンスふうのテイストは抑えめですが、恋愛分たっぷり、サスペンスもたっぷりの展開で最後まで飽きさせることがありません。
「キルダレンの呪い」は打ち破られ、愛すべき兄弟に明日は来るのか。
そして、いまだ未解決の事件の真相は、明らかになるのか。
いずれも、きっとご満足いただけると思いますよ。
ホットなシーンのドキドキ度もアップ。とくにヒスイの……いや、あとは読んでのお楽しみということで。
なお、お話としては、前作と不可分の部分がありますので、『禁じられた城の秘密』からお読みいただけると幸いです。秋の夜長に、ぜひぜひお楽しみくださいませ!

2008年10月29日 19:41 | | コメント(0)

 2年ぶりに登場の〈女検死官ジェシカ・コラン・シリーズ〉第8弾です。

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 今回の舞台は、アメリカ独立戦争の本拠地として知られるフィラデルフィア。
 旧大陸ヨーロッパ文化の面影が残るこの街は、多くの大学が点在する学術の都としても知られている。
 そのフィラデルフィアで、地元の大学の教員や学生たちが背中に詩を書いて、それをコーヒーハウスなどで披露するというパフォーマンスが流行っていた。
 そんなブームに便乗したかのような連続殺人事件がおきたのだ。
 被害者は全員、毒入りのインクを使って背中一面に詩を刻み込まれていた……。

 その事件捜査をサンティバ部長からもちかけられたジュシカの心は揺れ動いた。
 FBIフィラデルフィア支局には以前、遠距離恋愛の末、気まずい別れかたをしたジェームズ・パリーが勤務していた。
 その捜査を引き受ければ、パリーと一緒に仕事をすることになるのだ。
 だが、ジェシカはその仕事を引き受けることにし、パートナーの心霊捜査官キム・デジナーとともに現地に飛んだ!(編集部・N)

2008年10月29日 18:47 | | コメント(0)

 ドイツといえば医学の本場……という印象がわたしなどにはあるわけですが、そのドイツで大ヒットとなり、フリードリヒ・グラウザー賞の新人賞を受賞した医学サスペンスをお届けします。

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 主人公は、ベルリンの病院に勤めるホフマン医師。
 医療の現場の状況はドイツも同じらしく、勤務先の大病院は、経費削減と人手不足、ホフマン自身もあいつぐ夜勤で疲労困憊気味。
 そんなある晩、運ばれてきた急患は、かつてホフマンの病棟に入院していて、いつの間にか姿を消したウクライナ人の患者でした。
 しかも、ひどい黄疸症状で、手のほどこしようがなく死亡。
 肝炎が疑われる状況ですが、入院していた時期にはまったくその兆候はなかったことから、「自分が医療過誤を犯したのか?」とホフマンは悩みます。
 病理解剖にまわすよう指示しますが、なぜか診断書が書きかえられ、遺体は葬られてしまいます。
 この不審な出来事の真相を探ろうとするホフマンは、行く先ざきで壁にはばまれます。
 どうやら、病院ぐるみの陰謀が存在しているらしい。
 危険な調査にのぞむホフマンに、病院幹部の謎の死が降りかかります……

 ともすれば、深刻で身の毛もよだつ雰囲気になりがちな物語は、ホフマン医師の独特なユーモアをたたえた一人称によって展開していきます。
 やがて見えてくる、大病院の闇の世界。
 日本でも他人事ではない怖さがあります。

 しかし、本書のクライマックスは、追いつめられたホフマンが放つ、最後の一手。
 起死回生、の逆転劇がさわやかな感動を呼びます。

 最後に、余談。
 著者名のシュピールベルク(Spielberg)は、英語読みすれば「スピルバーグ」ですね。
 ヘルベルト・フランケとフランク・ハーバートの例を思いだしました。(編集部・T)

2008年10月28日 12:22 | | コメント(0)

 11月30日発売の扶桑社海外文庫は、以下の3点です。

●扶桑社ミステリー

 ペーター・ブレント『Uボート 決死の航海』小津 薫/訳
(潜水艦乗務経験を持つドイツ人作家による、第二次大戦Uボート小説の白眉)

 ジョン・クロウリー『エンジン・サマー』大森 望/訳
(機械文明が崩壊した世界を旅する青年の物語。幻想小説の名作、ついに復刊)

●扶桑社ロマンス

 ノーラ・ロバーツ『ガーデン・トリロジー② ブラック・ローズの誇り』安藤由紀子/訳
『禁断のブルー・ダリア』につづく、ガーデニングをテーマにした3部作、第2弾)

 コニー・メイスン『カリブに燃える愛』野崎莉紗/訳
(南海の楽園に展開する恋と冒険。人気ヒストリカル・ロマンス作家の最新刊)

2008年10月24日 10:59 | | コメント(5)

 雑誌“Forbes”が選ぶ、「収入が多い作家」ランキングが発表されました。
 さあ、どんな作家が選ばれたか、当ててみてください。
 これは、2007年6月1日から、2008年6月1日までの支払いを調べたもので、アドバンス(印税前払金)、印税、映画化権利料などを総合した金額だそうです。

 1位は、まあ、ご想像のとおり、J・K・ローリング
 それはそうでしょうね。
 年間の収入は、3億7500万ドルだそうですよ。
 40億円近いってことですか。
 作家個人の収入でこれだけあるわけですから、映画からなにからあわせたら、ほんとにハリー・ポッターは世界的な一大産業なのですね。

 2位は、ジェイムズ・パタースン
 この人は、日本とアメリカでの差がはげしいかもしれませんね。
 パタースンの年収は、5000万ドル。
 ローリングの稼ぎがいかに破格か、わかりますね。

 3位は、ご存じスティーヴン・キング
 これは、順当でしょう。
 ようやく扶桑社の作家が出てきましたね。

 4位は、トム・クランシー
 ゲームの稼ぎが大きいみたいです。

 5位は、ダニエル・スティール
 扶桑社ロマンスで復刊したいのですが、なかなかYesと言ってくれません。

 6位は、ジョン・グリシャムと、ディーン・クーンツが、2500万ドルでタイ。
 クーンツの『チックタック』を未読のかたがいらっしゃったら、強くおすすめしておきます。傑作ですから!

 8位は、ケン・フォレット
 アメリカで圧倒的な人気を誇るオプラ・ウィンフリーの番組で『大聖堂』が取りあげられ、その続編の出版もあって、時ならぬ大ブームになりました。

 9位は、ジャネット・イヴァノヴィッチ
 売れてると思ってはいたけど!
 ところで、よく問い合わせをいただくのですが、いまのところ『気分はフル回転!』の続刊の予定はないのです。ほんとうにすみません。

 そして、10位に入ったのは、ニコラス・スパークスでした。

 このリストを見ていると、なんかこう、いろいろ言いたくなるのですが……(編集部・T)

2008年10月 6日 19:20 | | コメント(2)

 アメリカ南部メンフィス郊外の園芸センターを舞台にした〈ガーデン・トリロジー〉の第1作です。

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 ステラ・ロスチャイルドは三十三歳。
 アメリカ南部テネシー州メンフィスに生まれましたが、両親の離婚にともない母親とともに北部へ行き、ミシガン州で幸せな結婚生活を送っていました。
 ところがある日、愛する夫を飛行機の事故で亡くしたことから彼女の人生は大きく変わります。
 幼い息子二人を育てるため、ステラは父親が住んでいるメンフィスにもどり、この地でミシガンでも経験を積んだ園芸センター〈イン・ザ・ガーデン〉のマネージャーの仕事に就きます。
 ガーデニングへの情熱と几帳面な性格とが相俟って、この仕事は彼女にとって、まさに天職と言っても過言ではありません。
〈イン・ザ・ガーデン〉の創業者でありオーナー社長でもあるロザリンド・ハーパーが暮らすハーパー邸がステラと息子たちの住み家になります。
 ここで新たな第一歩を踏み出した彼女の前に、ローガンという男性が登場します。
 彼は〈イン・ザ・ガーデン〉造園部門担当の庭園デザイナー。
 有能ではあるけれど、几帳面なステラとは相性がわるくなにかにつけて衝突してしまいます。
 時が経つにつれて二人は、おたがいの仕事ぶりを認めあい、距離がちぢまっていくのですが……。

 著者のノーラ・ロバーツ自身がガーデニングの達人であることから、この小説の中にはガーデニングの実用的な知識が随所に散りばめられております。
 ガーデニングをされている読者の皆様には、そんなところも興味を誘うことでしょう。
(編集部・N)

2008年10月 1日 15:02 | | コメント(0)

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