2008年10月06日 |
【業界ニュース】
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世界一稼ぐ作家は?
雑誌“Forbes”が選ぶ、「収入が多い作家」ランキングが発表されました。
さあ、どんな作家が選ばれたか、当ててみてください。
これは、2007年6月1日から、2008年6月1日までの支払いを調べたもので、アドバンス(印税前払金)、印税、映画化権利料などを総合した金額だそうです。
1位は、まあ、ご想像のとおり、J・K・ローリング。
それはそうでしょうね。
年間の収入は、3億7500万ドルだそうですよ。
40億円近いってことですか。
作家個人の収入でこれだけあるわけですから、映画からなにからあわせたら、ほんとにハリー・ポッターは世界的な一大産業なのですね。
2位は、ジェイムズ・パタースン。
この人は、日本とアメリカでの差がはげしいかもしれませんね。
パタースンの年収は、5000万ドル。
ローリングの稼ぎがいかに破格か、わかりますね。
3位は、ご存じスティーヴン・キング。
これは、順当でしょう。
ようやく扶桑社の作家が出てきましたね。
4位は、トム・クランシー。
ゲームの稼ぎが大きいみたいです。
5位は、ダニエル・スティール。
扶桑社ロマンスで復刊したいのですが、なかなかYesと言ってくれません。
6位は、ジョン・グリシャムと、ディーン・クーンツが、2500万ドルでタイ。
クーンツの『チックタック』を未読のかたがいらっしゃったら、強くおすすめしておきます。傑作ですから!
8位は、ケン・フォレット。
アメリカで圧倒的な人気を誇るオプラ・ウィンフリーの番組で『大聖堂』が取りあげられ、その続編の出版もあって、時ならぬ大ブームになりました。
9位は、ジャネット・イヴァノヴィッチ!
売れてると思ってはいたけど!
ところで、よく問い合わせをいただくのですが、いまのところ『気分はフル回転!』の続刊の予定はないのです。ほんとうにすみません。
そして、10位に入ったのは、ニコラス・スパークスでした。
このリストを見ていると、なんかこう、いろいろ言いたくなるのですが……(編集部・T)
投稿者mystery: 19:20
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ジャネット・イヴァノヴィッチの扶桑社発刊の文庫ですが
いくつかのタイトルはどこを探しても
在庫切れで中古でも見あたりません
別の出版社に続編が移行していますが
そのあたりに問題があるから増刷、重版しないんですか?
とくに市場では
「サリーは謎解き名人」これは在庫希少なため
アマゾンでは2000円近く値段が跳ね上がっています
それから「わしの息子はろくでなし」
こちらもどこを探しても見つからず
他にも扶桑社発刊のジャネット・イヴァノヴィッチの
ステェファニー・プラムシリーズは
初期のタイトルは手に入りやすいけど
それ以外は難しいです
お願いです、もっと市場に目を向けて増刷してください
私以外にも検索してみると、これらのシリーズを
探している方がたくさんおられました。
私の友人も探しているようです
昨今、書籍は不況といわれていますし
増刷するにも費用がかかるとは思いますが
何卒、ご検討の上善処していただければと願っております
投稿者 サム :2008年10月30日 07:20
サムさま
イヴァノヴィッチ作品については、
『私を愛したリボルバー』
『九死に一生ハンター稼業』
『気分はフル回転!』
の3作品以外は、原著者との契約が終了しており、重版ができないのです。
わたしどもとしては、在庫を売ることしかできません。
なにとぞご了解いただければと存じます。
イヴァノヴィッチへの問い合わせは、ほかにも多数いただいておりますので、あらためてきちんとこのblogでご報告いたします。
投稿者 編集部・T :2008年10月30日 17:12