『読んでいない本について堂々と語る方法』(ピエール・バイヤール/大浦康介訳/筑摩書房)が話題ですね。

 さて、ワールド・ブック・デイ(英国圏を中心に行なわれる、本の記念日)にあわせて行なわれたのが、「読んでいないのに読んだふりしている本」のアンケート調査!

 堂々の1位は、ジョージ・オーウェル『1984年』。42%の人が、読んだふりをして話しているのだそうで。
 オーウェルが入ってくるあたりが、英国らしいっすね。

 2位は、トルストイ『戦争と平和』
 これはわかりやすいですね。
 コーエン兄弟の『未来は今』で、時間の経過をあらわすのに、秘書の女の人が『戦争と平和』を読んでるシーンを思いだします。

 4位に入ったのは、なんと『聖書』。24%が読んだふりをしていると答えています。

 ほかに気になるのは――

 6位、『ホーキング、宇宙を語る』。いまだに1/2スピンはよくわからない。
 8位にプルースト『失われた時を求めて』。よく読んだふりするなあ、こんなもの。
 9位は『バラク・オバマ自伝 マイ・ドリーム』。「こないだ人と話してて、読んだふりしちゃったよ」なんていう人が多かったんでしょうねえ。

 リストは、こんな感じです。

1. オーウェル『1984』42%
2. トルストイ『戦争と平和』31%
3. ジョイス『ユリシーズ』25%
4. 『聖書』24%
5. フローベール『ボヴァリー夫人』16%
6. 『ホーキング・宇宙を語る』15%
7. ラシュディ『真夜中の子供たち』14%
8. プルースト『失われた時を求めて』9%
9. 『バラク・オバマ自伝』6%
10. ドーキンス『利己的な遺伝子』6%

 え、わたし?
 そりゃあもう、全部読んでますよ、はっはっは(この調査のとおりですな)。

 ちなみに今回の調査では、「では、実際にはどんな作家を読んでいますか?」とも聞いています。
 結果は――

1. J・K・ローリング 61%
2. ジョン・グリシャム 32%
3. ソフィー・キンセラ 22%
4. ジリー・クーパー 20%
5. ミルズ&ブーン 18%
6. ディック・フランシス 17%
7. ロバート・ハリス 16%
8. ジェフリー・アーチャー 15%
9. フレデリック・フォーサイス 13%
10. ジェイムズ・ハーバート 12%

『ハリー・ポッター』61%...
 ちなみに、4位のジリー・クーパーは、ノンフィクション作家(英国の階級社会を描いた『クラース』がサンケイ出版から邦訳されていました)から転じて、80年代以降は大ロマンス小説を発表し、大人気の作家。
 それと、5位のミルズ&ブーンというのは、合作者名ではなくて、ハーレクイン・ロマンスを英国で出版している版元のことです(作家とならべてリストに入れていいんですかね?)。
 それにしても、さすが英国人、ベスト10後半はすごいなあ(とくに10位とか)。  (編集部・T)

2009年3月10日 16:46

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