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第二次大戦末期の1944年7月。米国カリフォルニア州ポートシカゴの海軍弾薬庫で実際に起きた爆発事故(件?)。七千二百トン級の船が二隻をはじめ、機関車も、貨車も、建物も跡形もなくふっ飛び、数百人の死傷者を出したとされている原因不明の大爆発である。
後に〈ポートシカゴの大惨事〉と呼ばれる謎の大爆発が、レイテ島奪還の準備を進めていた米海軍にとって、言わば、獅子身中の虫を抱えたことになったというプロローグからこの小説は始まる。
第二次大戦後かなり時間が経ってから、この爆発は原子爆発だったという説(きのこ雲の形状が、原爆のそれと似ている)を主張した人物が登場したが、確実な証拠が見つからず、主張者はその説を撤回している。
大爆発の謎は、小説の終盤で作者なりの謎解きを披露してみせるが、本書の読みどころは、やはり、海上の迫力満点な戦闘場面や戦艦内の機器を精密な筆致で描写してみせるところだろう。
戦争小説ファンにお薦めいたします。
 
最後に、本書の翻訳者である山本光伸さんは札幌の出版社・柏艪舎の社長でもあり、最近『CIA ザ・カンパニー(上下)』を同社から刊行されました。著者はスパイ小説の名手ロバート・リテル(久しぶりの御出まし)。こちらのほうも、お薦め本です。(編集部・N)

2009年3月12日 17:19

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