2010年4月アーカイブ

「編集部・T」です。
 わたくしごとで申し訳ないのですが、今回、住みなれた編集部を離れることになりました。


 この文庫にたずさわって14年あまり。
 単行本も含め、二百数十点は作った計算になります。
 そんなふうに本を作ってこられたのも、翻訳者・デザイナーさんをはじめとする関係者のかたがたと、そしてなによりもご愛読いただいた読者のみなさまのおかげです。

 などと言うと月並みに聞こえてしまうかもしれませんが、それでも、この不況下でも本を買ってくださるかたがいらっしゃるからこそ、わたしたちの仕事は成り立っているのだと、心の底からほんとうに思っています。

 なにしろ、どこの書店でどの本が何冊売れたということまでわかる時代です。

 わたしたちは、じっさいに楽しみにしながら本を買ってくださるかたがたの存在を実感しているのです。

 そんな読者のみなさまの期待に、すこしでも答えられていたならよいのですが。


 いま、翻訳ミステリーはひじょうにきびしい状況にあります。

 扶桑社海外文庫で言えば、ロマンス・レーベルは、ありがたいことにそれなりに調子がよいのですが、ミステリーに対しては風当たりが強く、社内調整でも苦戦がつづいています。

 お気づきのように、昨年後半あたりから刊行点数が減り、シリーズものぐらいしか出版できませんでした。


 しかし、じつはすでに以下のような作家の準備ができているのです。

  リザ・スコットライン
  スティーヴ・マルティニ
  デイル・ブラウン
  リチャード・マシスン

 そこにくわえて、次のような作家が入ってきます。

  クライブ・カッスラー
  ロビン・クック
  ジョー・ゴアズ
  ローレンス・ブロック

 こういった一線級の作家をご提供することで、翻訳ミステリーの楽しみがさらに広がり、深まればと考えています。

 いっぽうで、『アトランティスを探せ』が3刷となり、『隣の家の少女』が累計10万部を超えるなどの朗報もあります。

 読者のみなさまとともに、翻訳ミステリー全体を盛りあげていければと願っています。


 今後とも、扶桑社海外文庫をよろしくお引き立てください。(編集部・T)

2010年4月 8日 15:21 | | コメント(5)

 翻訳ミステリー大賞シンジケートにて、寶村信二さんが取りあげてくださったJames Rollins“Ice Hunt”

 この作品は、扶桑社海外文庫より、遠藤宏昭氏(『アトランティスを探せ』等の翻訳者さん)の訳で刊行の予定です。

 お楽しみに!

2010年4月 2日 14:09 | | コメント(0)

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