なんと、バーンズ&ノーブルの経営陣が、会社の売却を検討しているという発表がありました。
 この1年、株価が下落しつづけ、デジタル部門拡充のために1億4000万ドルの増資をしたにもかかわらず状況は好転しないなか、株主に対して価値を高める方策として、会社の売却も選択肢として考えている、ということのようです。

 バーンズ&ノーブルは、アメリカ最大の書店チェーン。というか、世界でも最大規模の書店ですね。
 インターネット書店としても、当初からamazonとならび立っていて、以前はout of printを探すならamazonよりB&Nのほうがいいなあ、と思ったものです(いまは横断的な古書店が増えたので、選択肢は広がりましたが)。
 最近では、amazonの電子書籍端末Kindleに対抗して、B&NはNookを投入するなど、あいかわらずがんばっていたのですが。

 株主の利益優先、という論理であって、けっして店がなくなるわけではないのですが、それでもちょっとびっくりしますね。
 肝心の株価は、前日の$12.84 から$15.90に上がったそうで、これはつまり、買収者が現われるだろうと市場は好意的に見ているのだ、とのこと。
 それでも1年前の株価は$28.78だったそうで、なるほど、思いきった改革が必要ということなのでしょうか。

 さっそく業界では「amazonが買収するべきだ」と論陣を張る人も出たり。
 なんか、ほんとうにそうなりそうで、ちょっとイヤかも。

2010年8月 5日 09:57

コメント(2)

Comment

  • 大好きな書店の一つなので消えてほしくない思いでいっぱいです。「ストランド」と並び、ニューヨークに行けば必ず訪れる場所でした。朗読会などが行われているのをみてトキメいたり、はしごで本を探している人を見て「うわ、映画みてー」とわくわくしたり思い出がいっぱい。。。



    |s|2010年8月 9日 11:00

  • sさま

     日本の報道では、経営難で身売り、という言いかたがされていましたが、倒産してしまうという話ではないと思います。
     むしろ、資本家へのフォローとしてしかたないような印象が個人的にはしています。

     ただ、これで経営陣が変われば、大幅な店舗の縮小といったこともありうるかもしれません。
     もっとも、現経営陣が個人的に買うという話もあるようなので、それほどドラスティックな改革にはならないですむかも。
     というか、そのほうがいいですよね。



    |扶桑社|2010年8月10日 12:51

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