何度か取りあげてきました、アメリカの刑務所図書館の話題。

囚われの身で読む本
囚われの身で読む本 その2
囚われの身で読む本 番外編

 最近、ちょっと驚くニュースが入りましたので、ご紹介します。

 アメリカ自由人権協会(ACLU)が、ある勧告を行ないました。

 問題は、サウスカロライナ州バークリー郡刑務所。
 人権擁護センターが、この刑務所宛てに、2008年から収監者用の月報を送付しているのですが、それを受け取らずに送り返してくるというのです。
 そこでACLUは、刑務所側が雑誌を収監者に届けるようにと、連邦裁判官に訴えたのです。

 人権擁護センターの月報ですから、それを読ませるのが問題になるとは思えませんよね。

 じつは、この刑務所、そもそも図書室がないというのです。
 なぜなら、規則によって、収監者たちは読書が禁止されているから!
 450人程度の収監者に認められているのは、ペイパーバック版の聖書を読むことだけで、そのほかのいかなる雑誌も書籍も読めないのだそうです(自己啓発や法律書もですよ!)。

 くわえて刑務所側は、送られてくる月報がステイプラー(ホチキス)でとめられているため、保安上のリスクになると主張。
 これに対しACLUは、所内の売店で買えるメモ用紙もステイプラーでとめられていると指摘しています。

 どうやらこの件は法廷に持ちこまれることになりそうですが、とてもいまどきとは思えない話です。

2011年5月 9日 12:49

コメント(0)

Comment

コメントする

ページの先頭へ