エリザベス・ピーターズとバーバラ・マイクルズの2つのペンネームを使い、ミステリーやサスペンスを生みつづけたバーバラ・マーツ(本名)が、8月8日にメリーランド州の自宅で亡くなったということです。
 85歳でした。

 23歳でエジプト学で博士号を修得しますが、第二次大戦後で研究者の職を見つけられないのではないかとの懸念から、結婚して2人の子供を育てます。
 本名でエジプトの本を出版したのち、バーバラ・マイクルズ名義でヴィクトリア朝を舞台にしたサスペンスで小説家デビュー。
 その後、歴史ミステリーを発表する際に、彼女はまた新たなペンネームを作ります。娘のエリザベスさんと息子のピーターさんの名をくっつけた、エリザベス・ピーターズの誕生です。
 旺盛な作家活動をつづけた彼女はベストセラー作家となり、1998年にはMWAのグランド・マスター賞も受賞しました。

 扶桑社海外文庫では、マイクルズ名義の『残り火』(片岡しのぶ訳)と『不思議な遺言』(細身遙子訳)を出版。
 ピーターズ名義では、図書館司書から作家に転身するジャクリーン・カービーが活躍する『リチャード三世「殺人」事件』(安野玲訳)、『ロマンス作家「殺人」事件』(本間有訳)、『ベストセラー「殺人」事件』(田村義進訳)があります。
 その他、ピーターズ名義のアメリア・ピーボディ(ピーバディー)シリーズの『砂州にひそむワニ』(青柳伸子訳/原書房)が紹介されています。

2013年8月 9日 11:35

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