リチャード・マシスンが今年6月に亡くなったのは、記憶に新しいところだと思います。
日本では、キングやクーンツほどの知名度はないかもしれませんが、
本国アメリカでは、知らぬ人のいない国を代表する大作家さん。

『激突!』『アイ・アム・レジェンド』の原作者といえばわかるかもしれません。

弊社でも『奇術師の密室』『深夜の逃亡者』の二冊を出しています。

あらためまして、謹んでご冥福をお祈りいたします。

そこで!

8月末刊でチャールズ・ボーモントの短篇集をお届けすると予告しておりましたが、
急きょ、予定を変更いたしまして、前々からじつは準備だけはしておりましたマシスンの代表作『縮みゆく男』(早川版と映画タイトルは『縮むゆく人間』)を完全新訳版で復刊することにいたしました。(ボーモントは、9月の末にお届けすることにいたします。)


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解説は町山智浩さん。これがもう、圧倒的にすばらしい!! ほんとうに頼んで良かったと心底思える名解説!

さらに、『ランボー』の原作者であるデイヴィッド・マレルによる、きわめて詳細かつ緻密な愛蔵版「あとがき」を併録。

この二本のすばらしい論評を読むためだけでも、すべてのSF、ミステリー、ホラーのジャンルファンは、ぜひ手にとってほしい!!


リチャード・マシスンの訃報は、衝撃的なニュースでした。
87歳と高齢ながらも、『闇の王国』(ハヤカワ文庫)とか、『Generations』とか、新刊も出していたし、何より『縮みゆく人間』再映画化で息子とともに共同脚本・製作にあたるというニュースが今年の2月に流れていたので、まさか亡くなるとは思っていませんでいた。
実は、映画が無事完成した暁には、今度こそ、ずっと手元で暖めていた原稿......『シュリンキングマン』の新訳を世に問う予定だったのです。

今度こそ、と申しますのは、本書はもともと何年か前にエディ・マーフィ主演でユニバーサルのもと再映画化されることが決定しておりまして、それに合わせて前任者のTが権利を獲得したものだったんですね。
ラスベガスのマジシャンが魔法をかけられて......というコメディー・タッチに翻案してあったらしいのですが、この映画化プロジェクトがどういうわけか(ままあることですが)暗礁に乗り上げてしまいます。
さあ、困った。いつ映画ができるかわからない。かといって、なんのフックもなく復刊するのは難しい。
悩みながらも手元で塩漬けにしているうちに、3年が経過。本自体の出版契約期限切れもせまってきます。
そこにエディ・マーフィ版の契約期限切れと、MGMによる再映画化の話が立ち上がったわけです。
よし、ようやく新訳版を世に出せる!

マシスンの訃報は、このような状況下で届けられたのでした。(編集Y 以下続く)

2013年8月22日 18:17

コメント(3)

Comment

  • 始末屋ジャック新刊お願いします。ずっとずっと待っています。辛いです。



    |沼田|2013年9月12日 00:51

  • もう完全にシカトですね。返事する気がないならコメント欄なんか作るなよ。沼田さんの書き込みはファンの意見を代弁してるって言うのに。
    「売れれば出す」っていっときながら、宣伝もろくにせず、手に入るのは第一作と最新刊のみで、「シリーズ」を売ってるという自覚がまったく無い。コレで売れるわけ無いでしょう。映画の完成を待ってるんでしょうかね。とにかくやる気が無いなら権利を手放してしまったほうがいい。早川とか創元に新訳で出して欲しい。今の翻訳者もは鼻につくような訳しかできない勘違い男だから、読むのがつらいので。
    映像化に便乗したセールスしかできない会社ですかね、サンケイ系列は。出版ごっこ。



    |さいとう|2013年12月 8日 07:45

  • お返事が遅れて申し訳ありません。
    現状、始末屋ジャックシリーズの
    続編の発売は、実売面での問題もあり、
    いまだ検討中の状態でございます。
    よろしくお願いいたします。



    |書籍・文庫|2013年12月13日 15:25

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