2013年08月22日
【新刊案内】

リチャード・マシスン追悼、『縮みゆく男』完全新訳版で復刊!


リチャード・マシスンが今年6月に亡くなったのは、記憶に新しいところだと思います。
日本では、キングやクーンツほどの知名度はないかもしれませんが、
本国アメリカでは、知らぬ人のいない国を代表する大作家さん。

『激突!』『アイ・アム・レジェンド』の原作者といえばわかるかもしれません。

弊社でも『奇術師の密室』『深夜の逃亡者』の二冊を出しています。

あらためまして、謹んでご冥福をお祈りいたします。

そこで!

8月末刊でチャールズ・ボーモントの短篇集をお届けすると予告しておりましたが、
急きょ、予定を変更いたしまして、前々からじつは準備だけはしておりましたマシスンの代表作『縮みゆく男』(早川版と映画タイトルは『縮むゆく人間』)を完全新訳版で復刊することにいたしました。(ボーモントは、9月の末にお届けすることにいたします。)


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解説は町山智浩さん。これがもう、圧倒的にすばらしい!! ほんとうに頼んで良かったと心底思える名解説!

さらに、『ランボー』の原作者であるデイヴィッド・マレルによる、きわめて詳細かつ緻密な愛蔵版「あとがき」を併録。

この二本のすばらしい論評を読むためだけでも、すべてのSF、ミステリー、ホラーのジャンルファンは、ぜひ手にとってほしい!!


リチャード・マシスンの訃報は、衝撃的なニュースでした。
87歳と高齢ながらも、『闇の王国』(ハヤカワ文庫)とか、『Generations』とか、新刊も出していたし、何より『縮みゆく人間』再映画化で息子とともに共同脚本・製作にあたるというニュースが今年の2月に流れていたので、まさか亡くなるとは思っていませんでいた。
実は、映画が無事完成した暁には、今度こそ、ずっと手元で暖めていた原稿……『シュリンキングマン』の新訳を世に問う予定だったのです。

今度こそ、と申しますのは、本書はもともと何年か前にエディ・マーフィ主演でユニバーサルのもと再映画化されることが決定しておりまして、それに合わせて前任者のTが権利を獲得したものだったんですね。
ラスベガスのマジシャンが魔法をかけられて……というコメディー・タッチに翻案してあったらしいのですが、この映画化プロジェクトがどういうわけか(ままあることですが)暗礁に乗り上げてしまいます。
さあ、困った。いつ映画ができるかわからない。かといって、なんのフックもなく復刊するのは難しい。
悩みながらも手元で塩漬けにしているうちに、3年が経過。本自体の出版契約期限切れもせまってきます。
そこにエディ・マーフィ版の契約期限切れと、MGMによる再映画化の話が立ち上がったわけです。
よし、ようやく新訳版を世に出せる!

マシスンの訃報は、このような状況下で届けられたのでした。(編集Y 以下続く)


投稿者mystery: 18:17

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