本来、ここは海外文庫である扶桑社ミステリー用のブログなのですが、実は日本文庫のふりをしながらも半分が海外ものというショートショート集を10月に発売いたしましたので、こちらでもご紹介しておきたいと思います。

 

その名は『30の神品 ショートショート傑作選』

選者は、星新一氏唯一のお弟子さんであり、1000篇以上のショートショートを執筆している江坂遊氏。日本でもっとも信頼のおける目利きが一作家一作品のしばりで選びぬいた、究極・至高の30本。これで面白くないわけがない!

 

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本書の売りをまとめますと、

 

1 ショートショートにおける、読書人なら必読といっていい歴史的傑作群が、この一冊にまとまっている! 星新一「おーい でてこーい」とブラッドベリ「みずうみ」とO・ヘンリ「賢者の贈りもの」とW・W・ジェイコブズ「猿の手」と城昌幸「ママゴト」がひとまとめで読めるのは本書だけ!

 

2 しかも日本と海外の作品を、交互に15本ずつ並べてある! こういう東西対抗形式の収録スタイルは、意外とこれまでなかった試みではないかと!(江坂さんGOOD JOB!)

 

3  超有名作だけでなく、江坂さんのアンテナにひっかかった隠れた傑作もピックアップ! 女優の岸田今日子さんが書いたショートショートがどれだけ凄い出来かみなさん知ってます? 初心者の方もすれっからしのツワモノも、同じように楽しく「短い短い物語」の魅力にどっぷり浸かれます!

 

4 通勤通学のおともに最適! お子様にとっては学校での「読書の時間」の課題図書にも、もってこい! パパさんママさんには、お風呂での半身浴にも、就寝前のナイトキャップがわりにもご使用いただけます。5分で読める傑作が30本もあるのです。こんな贅沢な「読む一服」がほかにあるでしょうか?

 

5 巻末には著者と謎の神猫による対話形式で書かれた作品解題が。戯作調でありながら深い作品論にもなっているというすぐれもの。最初は生真面目そうな原稿が来ていたのに、改稿するうちにいつのまにやらこんなプラトンばりのダイアローグ・スタイルに! 江坂さん恐るべし・・・。

 

とにかく収録作を御覧ください。まさにショートショート好きにとってはこたえられないラインナップといえるのではないでしょうか。クイーンのひそみにならっていえば、これぞ江坂版「黄金の30」ショートショート版。

 

収録作品

ヒッチコック「クミン村の賢人」
和田誠「おさる日記」
スレッサー「最後の微笑」
阿刀田高「マーメイド」
マシスン「一年のいのち」
半村良「箪笥」
ブラッドベリ「みずうみ」
星新一「おーい でてこーい」
F・ブラウン「後ろで声が」
眉村卓「ピーや」
O・ヘンリ「賢者の贈りもの」
筒井康隆「駝鳥」
ビアス「アウル・クリーク橋の一事件」
中原涼「地球嫌い」
サキ「開いた窓」
かんべむさし「水素製造法」
ボンテンペルリ「便利な治療」
都筑道夫「らんの花」
ジャック・リッチー「旅は道づれ」
赤川次郎「指揮者に恋した乙女」
アシモフ「不滅の詩人」
岸田今日子「冬休みに あった人」
ジェイコブズ「猿の手」
江坂遊「かげ草」
ストックトン「女か虎か」
城昌幸「ママゴト」
ロバート・ブロック「夫を殺してはみたものの」
山川方夫「待っている女」
コリア「ナツメグの味」
小松左京「牛の首」

 

皆様からも各処でご高評を賜り、本当にありがたい限りです。

なかでも、評論家の牧眞司さんがこんな胸の熱くなる書評を上げてくださっています!

 

【今週はこれを読め! SF編】ショートショート・マニアが地団駄を踏み、そして平伏す一冊

 

そういっていただけると本当に嬉しいです!! ありがとうございます!!!

 

みなさまも、書店でお見かけの折には、ぜひお手にとってご覧ください。

ショートショートにこれまで馴染みがなかったという方は、本書を通じて、数ページに凝縮されたアイディアストーリーの魅力と醍醐味を存分にご堪能いただければ。そうして、新たな世界の扉を開いてもらえたら、著者・編集者とも、こんなに嬉しいことはありません。

ショートショートってなりは短いですけど、そのなかに無限の可能性が秘められてるんですよ!

一方、古参ファンの皆様におかれましても、繰り返し先立つ傑作群に立ち返り、反芻するよすがとして、本書を座右の一書に加えていただければありがたく存じます。

 

なお、本ブログではもう一回エントリーを分けて、何本かのショートショートに関する小ネタや制作時のエピソードを載せるつもりでおります。

お楽しみに。(編集Y)

 

 

お詫び: p103のタイトル扉および、そこと関連する目次・底本一覧において、「おーい でてこーい」の表記を「おーい ででこーい」とする誤植を発生させてしまいました。誠にお恥ずかしいかぎりです。心よりお詫び申し上げますとともに、ここに訂正いたします。

 

 

 

 

 

 

2016年11月26日 01:10

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