今月の扶桑社ミステリー新刊は、期待の新人ケント・レスターによる海洋冒険サスペンス巨編、『第七の太陽』(上・下)です!

ジェームズ・ロリンズが、「レスターはクライブ・カッスラーとマイケル・クライトンの最良の要素を組み合わせ、独自のジャンルを作り上げた」と絶賛した、入魂のデビュー作です。

 

 

Sevent Sun 上下.jpg

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あらすじはこんな感じです。

 

 

ダン・クリフォードは、地震など想定外の自然災害「ブラック・スワン事象」の予知のため、ニューロシス社でプログラム開発に携わっている。

アメリカ政府との契約が決まって喜んだのもつかの間、無理難題を押しつける社長と意見が対立。その裏に何かがあると感じつつ、休暇を取ってホンジュラスを訪れたダンは、自社の工場で不審な点を発見し、ダイビング中に死体に遭遇する。

帰国したダンを待っていたのは、社長からの解雇通告と、自らが死体で発見した科学者カールの同僚、レイチェルだった。

レイチェルとともに再びホンジュラスに飛んだダンは、自社の工場が海中に不法投棄を行なっていたことと、海洋生物に異常が見られることを突き止める。事件の背後にホンジュラスの鉱山王オルクスが絡んでいると気づいたダンは、奇策を用いて対抗しようとするが、一方その頃ホンジュラスのラ・セイバでは、謎の奇病が蔓延し始めていて......。

 

ダンとレイチェルは人類を襲う未曾有の危機を食い止めることができるのか。
C.カッスラー、M.クライトンの衣鉢を継ぐ、傑作海洋科学サスペンス登場!

 

 

さすがにロリンズが絶賛しているだけのことはあります。新人しからぬ筆致で、ロリンズ、カッスラー、クライトンあたりの作品の流れを組む、痛快なアドベンチャー作品をものしている。

 

さすがに、巨匠たちの円熟した作品群と比べると、個々のシーンに地味さがつきまとうし、総じて展開にも若干バタバタしたところが見受けられますが、伸びしろはじゅうぶんにある作家だと思います。

 

とくに、上巻後半で、深海挺で発生した水漏れが、水圧のせいで水流カッターとなってスッパリ乗員に襲いかかるシーンや、下巻で発生するパンデミックの手に汗握る描写など、アクション&サスペンス要素の書きっぷりは、実に堂に入ったものではないでしょうか。

「第七の太陽」と呼ばれる、人間界を滅ぼしかねない災厄の正体についても、うまく読者の予想を裏切って驚かせる面白いネタを用意しています。

主人公とヒロインが、決してスーパーマンとしてではなく、人間臭いキャラクターとして書かれていること、悪役の描写に力が入っていることなども、プラスポイントでしょう。

 

ぜひ、ロリンズやカッスラー、クライトンなどの愛読者の方に、手にとっていただいてお読みいただければと思います。(編集Y)

2018年7月 9日 21:31

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