今月は、まあまあ殺人的な反・働き方改革強化月間を一路邁進中の編集Yです。

そんなわけで......またもブログの更新が大幅に遅れてしまい、まことに申し訳ありません!

今月の扶桑社ミステリー新刊は、もう読んでいただけましたでしょうか?

ご存じファーゴ夫妻ものの第9弾クライブ・カッスラー&ロビン・バーセル著の『ロマノフ王朝の秘宝を奪え!』(上・下)。ただいま絶賛発売中です!

 

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今回のあらすじ(上巻)は、こんな感じです。

 

ファーゴ夫妻の元に、財団の調査主任セルマの親戚にあたる兄弟がモロッコで行方不明になったとの知らせが舞い込む。

二人が調査していたのは第二次大戦後にナチスの残党がヨーロッパから脱出する際に使用した"逃走経路(ラットライン)"と呼ばれるルートだった。

現地に飛んだ夫妻は、謎の勢力からの妨害を受けながらも、なんとか二人を無事救出することに成功。さらには兄弟が調べていたナチスの墜落機にあった暗号の書かれた手紙と地図を手に入れる。
そこからは〈ロマノフの身代〉という言葉が浮上して......。

今回のファーゴ夫妻は、モロッコからスタートして、ロシア、ポーランド、ドイツとめぐって、最後はアルゼンチンの密林で、ナチスの残党を激しい戦いを繰り広げます。

本作の目玉としては、モロッコで一回、アンデス山脈で一回、本格的な登山シーンがあって、文字通りのクリフハンガー・アクションが繰り広げられます。

ちなみに、落ちた飛行機の探索も二回、地下通路での冒険も二回、城の管理人との接触が二回、現地ガイドがふたり登場、現地通訳もふたり登場、と、なぜかおなじモチーフが前半と後半で、はかったように二度繰り返されるのも本作の特徴で、妙に眩暈感のあるふしぎな構成となっております。なんだろう、この趣向? 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』?......なわけないか(笑)。

ファーゴ夫妻の活躍ぶり(今回は新機軸としてベイビーをどうするかみたいな話しがちらほら。あれ、なんかもっと年食った夫婦だと勝手に思いこんでたかも......)はもちろんのことながら、敵役のナチス残党の面々も、なかなか味のあるキャラクターぶりで楽しませてくれます。

若干、ロマノフとか暗号とか、直近の作品とネタかぶりが目に付きますし、多少のアラ(とくにロシア人エージェントの下っ端の、目に余る無能ぶり)もあったりもしますが、まあカッスラー先生はもともとおおらかな陽性の作家さんなので(笑)、読者の皆様も些末なことはあまり気にせず、ぜひおおらかなスタンスで楽しんでいただけますよう。

基本的にはいつもどおり、最高に面白くて最高にスカっとする、エンターテインメントまっしぐらのカッスラー節を存分にご堪能いただけると思います。

 

ちなみに、次のカッスラー作品は来年3月末発売(4月10日奥付)で、うちでの第二弾となりますNUMAファイル・シリーズの『The Storm』(上・下)の刊行を予定しております。

これからもカッスラーの冒険小説に皆様のご愛顧賜りますよう、せつにお願い申し上げます!(編集Y)

 

2019年12月22日 22:41

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