また更新が間遠になってしまって、申し訳ありません。

まずは、先月に刊行したクライブ・カッスラー&グラハム・ブラウンの新刊『気象兵器の嵐を打ち払え』(上・下)のご紹介から。

本年2月に逝去した海洋冒険小説の第一人者が贈る、

カート・オースティンが主役を張る〈NUMAファイル〉シリーズの弊社における第2弾。

新潮社さんから数えて、通算第10弾となる作品です。

 

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あらすじはこんな感じです。

 

インド洋を漂流する焼けただれた船が発見された。

水温調査をしていたNUMA(国立海中海洋機関)の双胴船だった。

サルベージと真相究明にモルディブへ向かったオースチンらNUMA特別出動班は、船体の燃え滓の中に異常な物体を大量に見つける。

顕微鏡を覗いてみれば、まるで微小な"機械"のようにも見えるが、これは......。

出動班の面々は手がかりを求め、電子の神と称されるエンジニアにして環境保護主義者のマルケッティのもとに急ぐが、彼らはそこでさらに大きな脅威を目撃することになる。

マルケッティが根城とする人工島で浮かび上がってきたのは、気候の改変を目論む一派の存在だった。

地球環境が激変すれば、あまりにも多くの人間の生活が破壊されることになる。

人工島へ送り込まれた刺客を振り切ったオースチンと相棒のザバーラは、首謀者と目されるイエメンの実業家のもとへ急行する。

待ち受ける危機の連続を知恵とガッツと軽口で乗り越えながら、ふたりは野望粉砕に突き進む。

含み笑いを携えて、カッスラー活劇が最高速度で展開する、"NUMAファイル"シリーズ第10弾。

 

今回のお題は、ナノマシンを用いた「気象兵器」

気象兵器ときくと、嵐を呼んだり、雷撃を放ったりといった魔法のような力の行使を想起する人が多いかもしれません。

しかし今回の敵は、どちらかというと「人喰いアメーバ」のような、不定形の怪物に近いものです。

冒頭で、NUMAの調査船が怪現象に見舞われ、メアリー・セレスト号事件さながらの状況で発見されます。これを引き起こしたのが、くだんの「気象兵器」なんですね。

敵は、この気象兵器を用いて世界を支配しようとする、イエメンの大富豪。

その野望を阻止するべく、快男児カート・オースティンと盟友ジョー・ザバーラが大活躍するというわけです。

作品としては2012年の作品ですが、まさに今にぴったりの「気候改変」ネタ。

カッスラーは、最新のテクノロジーと、最新の社会情勢を作品に組み込むことに、常に尽力してきた作家でした。

 

このあと、追悼めいた形にはなりますが、6月、7月とカッスラー作品の刊行が続きます。

まずは、6月1日発売で、オレゴン号シリーズの最新刊『悪の分身船(ドッペルゲンガー)を撃て!』(上・下)(原題『Final Option』)が発売されます。

翻訳者の伏見威蕃さんが、ここしばらくではダントツに面白いと太鼓判を押す、大傑作!

最強の敵が現れ、ファン・カブリーヨ船長とオレゴン号の仲間たちが、シリーズ最大の危機に見舞われます。

ある意味「節目」となる作品(意味深)。

終盤には、衝撃的な展開が待ちうけています。

ぜひお楽しみに!(編集Y)

2020年5月12日 08:14

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