先月の新刊を今頃ご紹介して申し訳ありません。
NUMAシリーズの第13弾、クライブ・カッスラー&グラハム・ブラウンの『オシリスの呪いを打ち破れ』(上・下)(土屋晃 訳)、もう読んでいただけたでしょうか。

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上巻出だしのあらすじは、こんな感じです。

地中海で沈没船の調査をしていたNUMA(国立海中海洋機関)のオースチンはそこで不可解な救難連絡を受け取る。
「こちらはドクター・レナタ......わたしたちは攻撃されました......」
発信元であるシチリアの離島、ランペドゥーザに急行したオースチンが目にしたのは黒煙に覆われた島と無数の亡骸だった――。
同じ頃チュニジアにいたNUMAのトラウト夫妻は、北アフリカ諸国の水源たる地下水が忽然と姿を消してしまったことを知った。
今、地中海世界が未曾有の恐怖に呑み込まれようとしていた。

前作『失踪船の亡霊を討て』では、記憶喪失を起こして傷ついた姿を見せたカート・オースチンでしたが、本作では完全復活。スーパーヒーローとして大活躍します。
カッスラーの小説では、ときどき「毒霧」系の化学兵器と、「地殻変動」系の地質兵器が登場しますが、今回はその合わせ技のような作りとなっております。
あと、なんといっても面白いのが、〈オレゴン・ファイル〉の主人公、ファン・カブリーヨがカメオ出演します。というか、皆さん、オレゴン号シリーズの『ハイテク艤装船の陰謀を叩け!』で、カート・オースチンが登場したのを覚えておられるでしょうか? 本作では、あのときの邂逅が、「オースチン」の視点から改めて描かれているのです。
ときにシリーズ・キャラクターをクロスオーバーさせるカッスラーですが、ファン・サーヴィスを第一に考えていた生粋のエンターテイナーらしい趣向だといえるでしょう。
ぜひ相棒と美女をお供に巨大な陰謀に立ち向かうオースチンの雄姿をご堪能ください。

それなりに〈NUMAファイル〉は過去作がたまっているので、次回作『Nighthawk』もほぼ半年後の8月刊でお送りしたいと思っております。久々の超ハイテク兵器もの。こちらもお楽しみに!

2022年4月29日 17:22

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