『刑事コロンボ』や『ジェシカおばさんの事件簿』といったミステリー・ドラマのクリエイター。
 それがリチャード・レヴィンソンとウィリアム・リンクの名コンビです。
 彼らの埋もれた短編小説を発掘して好評を得たのが、本文庫既刊の『皮肉な結末』です。

 著作権的に翻訳出版可能な作品10本を選んだものでしたが、発売後、まるでタイミングを合わせるかのように、アメリカで2人の短編集が出版されたではありませんか。

 さっそくその出版社と交渉し、これによって、『皮肉な結末』で泣く泣く見送っていた何本かの短編の翻訳出版が可能になりました。
 こうして、2人の短編小説のうち、残っていた半分の翻訳出版が可能になり、『突然の奈落』として刊行できたのです。

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イラストレーション:岸潤一氏  カバー・デザイン:小栗山雄司氏

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『皮肉な終幕』をお読みいただいたかたにはおわかりのとおり、雰囲気たっぷりの描写と、キレのあるオチで、短編ミステリーの愉しさを満喫させてくれる名品がそろっています。

 なお今回は、『皮肉な終幕』もふくめて、電子版も配信されます。
 ただし、と、ここから話が複雑になるのですが、アメリカで出た2人の短編集『Shooting Script and Other Mysteries』は、17本を収録しています。
 しかし、当編集部が集めた短編は20作。
 本国版より、3本多いのですね。
 結果的に、『皮肉な終幕』で10作、『突然の奈落』で10作と、文庫版には収録できましたが、電子版では『皮肉な終幕』で9作、『突然の奈落』で8作という、変則的な形になってしまいました(そのぶん、電子版は割引価格になっています)。
 契約によるものなので、ご容赦ください。

 ともかく、ミステリー雑誌の黄金期に誌面を飾った2人の作品を、ぜひご堪能ください。(編集・T)

2022年7月13日 15:18

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