編集部日記
| 2010年04月08日 |
【編集部日記】
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個人的なごあいさつ
「編集部・T」です。
わたくしごとで申し訳ないのですが、今回、住みなれた編集部を離れることになりました。
この文庫にたずさわって14年あまり。
単行本も含め、二百数十点は作った計算になります。
そんなふうに本を作ってこられたのも、翻訳者・デザイナーさんをはじめとする関係者のかたがたと、そしてなによりもご愛読いただいた読者のみなさまのおかげです。
などと言うと月並みに聞こえてしまうかもしれませんが、それでも、この不況下でも本を買ってくださるかたがいらっしゃるからこそ、わたしたちの仕事は成り立っているのだと、心の底からほんとうに思っています。
なにしろ、どこの書店でどの本が何冊売れたということまでわかる時代です。
わたしたちは、じっさいに楽しみにしながら本を買ってくださるかたがたの存在を実感しているのです。
そんな読者のみなさまの期待に、すこしでも答えられていたならよいのですが。
いま、翻訳ミステリーはひじょうにきびしい状況にあります。
扶桑社海外文庫で言えば、ロマンス・レーベルは、ありがたいことにそれなりに調子がよいのですが、ミステリーに対しては風当たりが強く、社内調整でも苦戦がつづいています。
お気づきのように、昨年後半あたりから刊行点数が減り、シリーズものぐらいしか出版できませんでした。
しかし、じつはすでに以下のような作家の準備ができているのです。
リザ・スコットライン
スティーヴ・マルティニ
デイル・ブラウン
リチャード・マシスン
そこにくわえて、次のような作家が入ってきます。
クライブ・カッスラー
ロビン・クック
ジョー・ゴアズ
ローレンス・ブロック
こういった一線級の作家をご提供することで、翻訳ミステリーの楽しみがさらに広がり、深まればと考えています。
いっぽうで、『アトランティスを探せ』が3刷となり、『隣の家の少女』が累計10万部を超えるなどの朗報もあります。
読者のみなさまとともに、翻訳ミステリー全体を盛りあげていければと願っています。
今後とも、扶桑社海外文庫をよろしくお引き立てください。(編集部・T)
| 2010年04月02日 |
【編集部日記】
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ジェームズ・ロリンズ(ジェイムズ・ローリンズ)
翻訳ミステリー大賞シンジケートにて、寶村信二さんが取りあげてくださったJames Rollins“Ice Hunt”。
この作品は、扶桑社海外文庫より、遠藤宏昭氏(『アトランティスを探せ』等の翻訳者さん)の訳で刊行の予定です。
お楽しみに!
| 2010年03月12日 |
【編集部日記】
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発売日が変わります!
毎月30日発売がつづいてきた扶桑社海外文庫ですが、今後は発売日が変わります。
扶桑社海外文庫は、毎月2日発売になります!
いまのところ、これからの発売日は、
4月1日(木)
5月1日(土)
6月2日(水)……
となる予定です。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
| 2010年01月25日 |
【編集部日記】
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本間 有さんのこと
訃報がつづき、意気消沈の日々ですが、翻訳家の本間 有さんが亡くなっていることがわかりました。
業界の仲間うちにはあまり入ってこられないかたで、翻訳もわたしどもとの仕事が中心でした。
物静かですが、ひじょうに誠実な仕事ぶりで、読み手としても一流。
リーディング・レポートの正確さには、いつも感心していました。
本間 有さんは、翻訳のほかにも、奇妙な実体験を集めた、阿刀田高編『奇妙にとってもこわい話』(光文社文庫)にも、本名の黒田直見名義で、作品が収録されています。
そういったスピリチュアルなことにも興味をお持ちで、以前、リチャード・マシスンが書いた霊媒に関するノンフィクションを検討してもらったのですが、彼女でなければ読みこなせなかったのではないかと思います。
最後に接触したのは、昨年の秋。
癌で亡くなったアメリカの俳優パトリック・スウェイジ夫妻の自伝を読んでいただき、その後ご本人から、天使をテーマにしたファンタジー・アンソロジーの企画をいただきました。
それが11月のことでしたが、まさかこんなことになるとは。
もうすこしきちんと連絡を取っていればと、悔やまれてなりません。
じつは、翻訳と訳者あとがきまで書いていただいた作品が1本残っております。
もう、直接やり取りをすることはかないません。
とても残念です。
心からご冥福をお祈りします。(編集部・T)
| 2009年12月22日 |
【編集部日記】
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『アトランティスを探せ』重版
今年7月に発売した『アトランティスを探せ』が、すこし時間がかかったとは言え、重版が決定しました。
一般への宣伝活動をあまりしていない文庫が、きちんと読者のみなさんに支持されているというのは、ほんとうにありがたいことですね。
本書は、国連の海洋調査機関の面々が、海底探査によってアトランティスを探し、そこにある危険な人物が介入して、危機また危機の連続になるという物語です。
「歴史ネタと海洋アクションってことは、クライブ・カッスラーの亜流でしょ?」と思われるかたも多いかと思いますが、えーと、そうですよね、いかにもそんなふうに作っていますから、あたりまえですね。
しかし、「ミステリマガジン」09年10月号でも、
「似ているところはたくさんあるけれど、これは決してダーク・ピットの代替品なんかではない。カッスラーの大ボラを愛しながらも、その歴史にかかわる部分の掘り下げ具合を物足りなく感じていた方にはおすすめの、歴史的な発見に主軸を置いた別種の作品なのだ」(古山裕樹氏)
と評されたとおり、じっさいに海洋考古学者である著者が、徹底的な歴史的検証を行ないながらアトランティス伝説の真実を展開してみせた、野心作なのです。
再三申しあげるとおり、「アトランティス」といっても、オカルト色はいっさいなし。知的冒険心にあふれた、歴史ミステリー×冒険活劇です。(編集部・T)
| 2009年08月19日 |
【編集部日記】
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始末屋ジャック・ファンのみなさま、お待たせしました
ようやくF・ポール・ウィルスンの新刊をお届けできるメドがつきました。
『マンハッタンの戦慄』『神と悪魔の遺産』と数えて、シリーズ8作めにあたる、Crisscross です。
今回は、ジャックに2つの事件が持ちこまれます。いつものように冴えた計画で「始末」をはかるジャックですが、これまたいつものように(?)、事件は思わぬ展開を見せていきます。
週刊紙『ライト』や悪徳探偵リッチー・コルドヴァ、「ビル・ハッカー」ミルクダッドなどなど、シリーズ読者ならさらに楽しめる要素満載。さらに、ずっと引きずってきたあの人も……
『ナイトワールド』へむかって影を深める最新刊は、9月30日発売予定です。
| 2009年07月31日 |
【編集部日記】
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ストレスと読書
英国版「マリ・クレール」の記事から。
ストレスフルな生活を送るあなたに、朗報ですよ。
サセックス大学のデイヴィッド・ルイス博士の研究によると、ストレスをやわらげる最良の方法は、読書だというんですね。
本の世界に没頭すると、ストレス・レベルが68%も下がるんですって。
ほかのストレス解消法における数値を見ると……
音楽を聴く=61%
コーヒーを飲む=54%
散歩する=42%
ということで、読書の影響は大きいわけです。
しかも、集中して本を読むと、精神的な効能があるばかりじゃなく、筋肉や心臓の緊張もやわらぐんですって。
それにくらべ、ビデオ・ゲームで遊ぶのは、21%しか下がらず、逆に心臓への負担が増えるとのこと。
ミステリー読んでドキドキしたりするのは、現実とはちがう世界のことだからいい、ってことなんでしょうね。(編集部・T)
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