編集部日記
2011年05月09日 |
【編集部日記】
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囚われの身で読む本(新)
何度か取りあげてきました、アメリカの刑務所図書館の話題。
囚われの身で読む本
囚われの身で読む本 その2
囚われの身で読む本 番外編
最近、ちょっと驚くニュースが入りましたので、ご紹介します。
アメリカ自由人権協会(ACLU)が、ある勧告を行ないました。
問題は、サウスカロライナ州バークリー郡刑務所。
人権擁護センターが、この刑務所宛てに、2008年から収監者用の月報を送付しているのですが、それを受け取らずに送り返してくるというのです。
そこでACLUは、刑務所側が雑誌を収監者に届けるようにと、連邦裁判官に訴えたのです。
人権擁護センターの月報ですから、それを読ませるのが問題になるとは思えませんよね。
じつは、この刑務所、そもそも図書室がないというのです。
なぜなら、規則によって、収監者たちは読書が禁止されているから!
450人程度の収監者に認められているのは、ペイパーバック版の聖書を読むことだけで、そのほかのいかなる雑誌も書籍も読めないのだそうです(自己啓発や法律書もですよ!)。
くわえて刑務所側は、送られてくる月報がステイプラー(ホチキス)でとめられているため、保安上のリスクになると主張。
これに対しACLUは、所内の売店で買えるメモ用紙もステイプラーでとめられていると指摘しています。
どうやらこの件は法廷に持ちこまれることになりそうですが、とてもいまどきとは思えない話です。
2011年04月16日 |
【編集部日記】
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「キラー・インサイド・ミー」いよいよ公開!
本日4月16日(土)、ついに「キラー・インサイド・ミー」が公開されます!ぜひみなさん、ご覧になってくださいね。
もういちど、映画の公式HPにリンクをはっておきます。
編集者もちゃんとお金を払ってもう一度、見に行こうと思っています!
みなさんもお楽しみに!
2011年04月15日 |
【編集部日記】
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ジム・トンプスン祭り 開催!レポート
4月13日(水)、新宿三丁目のルノアールにて「ジム・トンプスン祭り」が開催されました。
これは、評論家・翻訳家の有志の皆様が、ほんとうに勝手連的に動いて実現してくださったもので、弊社としては、ただただ、ありがたいとしか申し上げようがございません。
この場を借りて、かかわられたすべての皆様に心よりの感謝を申し上げます。
特に、縁の下の力持ちで、下準備から受け付けまで(本番を聴く機会すらなく)粉骨砕身頑張ってくださった翻訳者の皆様には、あつく御礼申し上げます。
そして、会場に足を運んでくださった、トンプスン猛者の皆様、お疲れ様でした!
きっと、主催された皆様の側からもレポートなり、今後の展開なりが発表されるかと存じますので、ツイッター、「翻訳ミステリー大賞シンジケート」のブログなどでの情報発信にご注意いただければと思いますが、今回、部外者ながら写真を撮らせていただきましたので、一応ご報告を兼ねてアップしておきます(尻馬に乗っちゃったみたいで申し訳ありません・・・)。
なお、一応写真は転載不可ということでお願いいたします。
もし「ああ、この時間、オレうつってちゃまずいのに!」みたいな方がいらっしゃったら、コメント欄にご連絡くださいね。ASAPで対応させていただきます。
ルノアールの会議室は、満員でたいへんな熱気でした。
登壇されたパネラーの方々は、左から、弊社の編集T、評論家の吉野仁さん、滝本誠さん、文春の永嶋俊一郎さん、司会の杉江松恋さん。
中身は・・・・それはもうトンプスン愛のほとばしる、濃密でいてアットホームなすばらしいイベントでした!
2011年04月12日 |
【編集部日記】
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『ファントム』衝撃の舞台化!
弊社で20年近くにわたって、途切れなく売れ続けている隠れたベストセラー、『ファントム』(スーザン・ケイ著 北條元子訳)をご存じでしょうか?
誰もが知っている『オペラ座の怪人』――ガストン・ルルー原作で、何度も映画化され、ミュージカルとしても有名なあの物語です――の前日譚にあたるお話。これがついに初舞台化されることとなりました!
本作を舞台化するのは劇団スタジオライフ〈6月11日(土)〜27日(月) プレヴュー公演有 6月9日(木)〜10日(金) 新宿・シアターサンモールにて〉。
演出家、倉田淳さんによる独特の世界観に染め上げられた、
熱狂的なファンも多数いらっしゃる有名な劇団です。
萩尾望都作品やシェイクスピア、文芸耽美作品など、さまざまなジャンルの舞台化で大きな評判を呼んできた彼らが、ついに本作を日本で初めて舞台化することになりました。
詳細は劇団さんのHPでじっくりご覧ください。
また、名古屋にひきつづき、京都で劇団四季さんの『オペラ座の怪人』も始まっております。
そんなこともあってか最近、弊社の『ファントム』もよく売れておりまして、しばらく品切れとなってしまったことをお詫びいたします。
で、さっそく重版をかけました。4月20日以降に出来上がりますので、今月の終わりにはまたご購入いただけるかと存じます。
文教堂渋谷店さんでもフェア開始!
いよいよ、4月16日の公開が目前に近付きました『キラー・インサイド・ミー』。
原作本『おれの中の殺し屋』のフェアが、文教堂渋谷店さんでも始まりました!
東京での上映館であるヒューマントラストシネマ渋谷は、渋谷駅から明治通りに出てしばらくのところにあります。その途中にあるのが、この文教堂さんということで、配給元の日活さんのご尽力で、コラボにご協力いただけたわけです。多謝!
また、在庫がだいぶ僅少になっていたところ、映画化に合わせて6年ごしに重版をかけました!
全国の書店さんで、ただいま平積み絶賛展開中です(販売部でもびっくりするくらいの注文が書店さんから入ったとのこと)。
原作から読むか。
映画から観るか。
当ブログでも、これからも情報をあげてまいりますので、
応援のほう、よろしくお願いいたします!(編集Y)
2011年03月30日 |
【編集部日記】
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『おれの中の殺し屋』展開中
ノワール史に輝く(いや、“真っ黒に沈む”と言うべき?)ジム・トンプスンの歴史的傑作『おれの中の殺し屋』。
既報のとおり、いよいよその映画化『キラー・インサイド・ミー』の公開が近づいていますが、それにあわせ、心ある書店さんの店頭で原作も展開中です。
読みのがしているかた、むかーし河出版で読んだきりだというかた、さらにはもう読んだよというかたも、この機会にあらためてどうぞ!
前評判も高い映画版は、4月16日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、札幌、川崎、名古屋、大阪、京都、神戸、博多などで公開の予定。
お近くの劇場をご参照ください。
2011年03月14日 |
【編集部日記】
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策謀の法廷 高評価続出!
弊社新刊のスティーヴ・マルティニの『策謀の法廷』は、もうお読みいただけましたか?
発売後も、さまざまな書評で高評価をいただいております!
池上冬樹さんからは、『週刊文春』2月17日号のミステリーレビューにおいて、(多少条件付きながら)「法廷劇の面白さをたっぷりと盛り込んでいる」と、★★★★星四ついただきました!
野崎六助さんからも、『日本経済新聞』2月23日の夕刊書評欄にて、「個性ある脇役の配置も泣かせ所もうまく決まった」と、★★★★星四つをいただきました!
弊社の編集者Tもコーナーを持っている海外ミステリー紹介ブログ「翻訳ミステリー大賞シンジケート」でも、北上次郎さんが、「職人マルティニいまだ健在」と、「書評七福神の2月度ベスト」に選んでくださっております!(こちら)
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