扶桑社ロマンス
2008年12月25日 |
【扶桑社ロマンス】
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ロマンス・ブログ、はじめます!
扶桑社ロマンス・ファンのみなさまにお知らせです。
「扶桑社ロマンス通信」を開設しました!
扶桑社ロマンスの最新情報・関連ニュースなどをいち早くお届けします。
読者のみなさんとの窓口にしたいと思っておりますので、これまで以上にご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。(編集部・T)
2008年12月03日 |
【新刊案内】
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『ブラック・ローズの誇り』
『禁断のブルー・ダリア』につづく、ノーラ・ロバーツの〈ガーデン・トリロジー〉第2弾です。
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今回のヒロインは園芸センター〈イン・ザ・ガーデン〉の経営者ロザリンド(ロズ)・ハーパー。
南部の名家ハーパー家の令嬢として生まれ育ったロズは、若くして未亡人となってしまいます。
残された三人の息子を女手ひとつで育て上げた彼女は、同時に広大な敷地有する先祖伝来のハーパー邸を守り抜いてもきた逞しく、しかも美しい女性です。
前作『禁断のブルー・ダリア』で「はじめて会ったとき、歳を重ねたら彼女のようになりたいと思った」、とステラに言わしめた女性に憧れを抱かせるような女性。
そんな彼女が恋に落ちます。五十歳目前のロズが、心をときめかせて恋の深みにはまってゆきます……。(編集部・N)
2008年11月28日 |
【新刊案内】
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カリブに燃える愛
久々に御大コニー・メイスンの作品をお届けいたします。今度の舞台は、南海の楽園カリブ!! でもヒストリカルでございます。
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あらすじはこんな感じです。
借金に苦しむ義兄の姦計にあい純潔の危機にさらされたソフィアは、身一つで港まで逃げ出し停泊中の船に隠れる。そのまま眠りこんでしまった彼女は、自分を捕らえた船長の姿に驚愕した。
――クリスチャン。かつて愛した男、そして彼女を憎んでやまない男。
彼は、七年前ソフィアをめぐって行われた決闘で、親友を死なせた罪の記憶に未だ苛まれていたのだ。
船上で交錯した二人の運命は、新天地ジャマイカの地で新たな展開を迎える。
大家が贈る、異国情緒と官能に満ちたヒストリカル・ロマンス!
傲岸不遜だけどヒロインに振り回されっぱなしの愛すべきヒーロー、やんちゃすぎて突っ込みどころ満載のヒロイン、そして綺羅星のごときあっけらかんとした悪役たち。
エキゾチックな舞台と、歴史的な大事件を絡ませる骨太の設定。
たぎるHOTな描写と、すばらしいリーダビリティ、疾走感のある高速展開。
基本的に、いつもどおりのコニー節炸裂で何も申し上げることはないのですが、舞台設定やヒーローの職業など目新しい部分も多く、初めて読まれる方にも、これまでご愛読いただいている方にも楽しんでいただけると思います。
編集者個人の感性のままに申し上げますと、今回の悪役の、金太郎飴のごとき神出鬼没ぶりと、すさまじい出おちっぷりは、正直かなりインパクトがあります。なんとなく吉本新喜劇の池乃めだかっぽいというか(笑)……「このぐらいで許しといたろ」みたいな?(すいません)。
なお、次回紹介予定のコニー作品は、ヒストリカル冒険活劇『LIONHEART』。ひとことで言うと、紫頭巾みたいなお話です。来年春ごろにお届けできればなあと考えております。
今後とも御贔屓にしていただけるとさいわいです!
2008年10月29日 |
【新刊案内】
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竜ひそむ入り江の秘密
売れ行きも絶好調の前作『禁じられた城の秘密』をお読みいただいた皆様、お待たせいたしました。一か月のインターバルで、〈キルダレン〉シリーズ第二弾『竜ひそむ入り江の秘密』をお届けいたします!
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あらすじは、こんな感じです。
キルダレン城主ショーンはキャシーとの結婚後も、兄アレクサンダーに心を許そうとはしなかった。
『ドラゴンの呪い』が我が子にも及ぶのではと悩むキャシーを心配した妹のアンドロメダは、呪いを解くべく、アレクサンダーの居城の古美術整理を口実に、彼の住むドラゴンの入り江に入り込む。
海賊の風貌を持つ子爵にいつしか熱い官能を呼び覚まされるアンドロメダ。しかし伝説の呪いは現実の殺人事件につながっていた……。
ついに明らかになる事件の真相とは?
今回のヒロインは、前作の主人公カシオペアの妹アンドロメダ。彼女には、人の心を読みとる異能の力があり、対人関係に不安をいだいています。
一方のヒーローは、ショーンの双子の兄アレクサンダー。小説内でも、ショーンは月、アレックスは太陽にたとえられているように、馬と海をこよなく愛する快男児です。
ふたりの陽性のキャラクターと、屋外のシーンが多いこともあって、前作のようなゴシック・ロマンスふうのテイストは抑えめですが、恋愛分たっぷり、サスペンスもたっぷりの展開で最後まで飽きさせることがありません。
「キルダレンの呪い」は打ち破られ、愛すべき兄弟に明日は来るのか。
そして、いまだ未解決の事件の真相は、明らかになるのか。
いずれも、きっとご満足いただけると思いますよ。
ホットなシーンのドキドキ度もアップ。とくにヒスイの……いや、あとは読んでのお楽しみということで。
なお、お話としては、前作と不可分の部分がありますので、『禁じられた城の秘密』からお読みいただけると幸いです。秋の夜長に、ぜひぜひお楽しみくださいませ!
2008年10月01日 |
【新刊案内】
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ノーラ・ロバーツの新3部作開幕!
アメリカ南部メンフィス郊外の園芸センターを舞台にした〈ガーデン・トリロジー〉の第1作です。
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ステラ・ロスチャイルドは三十三歳。
アメリカ南部テネシー州メンフィスに生まれましたが、両親の離婚にともない母親とともに北部へ行き、ミシガン州で幸せな結婚生活を送っていました。
ところがある日、愛する夫を飛行機の事故で亡くしたことから彼女の人生は大きく変わります。
幼い息子二人を育てるため、ステラは父親が住んでいるメンフィスにもどり、この地でミシガンでも経験を積んだ園芸センター〈イン・ザ・ガーデン〉のマネージャーの仕事に就きます。
ガーデニングへの情熱と几帳面な性格とが相俟って、この仕事は彼女にとって、まさに天職と言っても過言ではありません。
〈イン・ザ・ガーデン〉の創業者でありオーナー社長でもあるロザリンド・ハーパーが暮らすハーパー邸がステラと息子たちの住み家になります。
ここで新たな第一歩を踏み出した彼女の前に、ローガンという男性が登場します。
彼は〈イン・ザ・ガーデン〉造園部門担当の庭園デザイナー。
有能ではあるけれど、几帳面なステラとは相性がわるくなにかにつけて衝突してしまいます。
時が経つにつれて二人は、おたがいの仕事ぶりを認めあい、距離がちぢまっていくのですが……。
著者のノーラ・ロバーツ自身がガーデニングの達人であることから、この小説の中にはガーデニングの実用的な知識が随所に散りばめられております。
ガーデニングをされている読者の皆様には、そんなところも興味を誘うことでしょう。
(編集部・N)
2008年09月30日 |
【新刊案内】
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罪なき嘘の罪
今月の扶桑社ロマンス、1冊目は本邦初紹介の新鋭ソフィー・ジョーダンの『罪なき嘘の罪』でございます。
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あらすじはこんな感じです。
メレディスは困惑していた。結婚以来ずっと別居していた夫ブルックシャー伯爵が亡くなり、新たな伯爵として、存在すら定かではなかった彼の腹違いの弟ニックがやって来るという。
このままでは身ひとつで追い出されてしまう。病身の父や行くあてのない叔母、使用人を守るため、メレディスは跡継ぎを妊娠していると偽ることにする。
ところが、賭博場の経営者でもあるニックは伯爵領継承に意欲を見せず、むしろ彼女に気遣いを見せるのだった……。
期待の新鋭が放つヒストリカル・ロマンスの優品!
読みどころはやはり、気丈なヒロインと、ちょっとへそ曲がりのヒーローの丁々発止のやりとりでしょう。出逢った際のボタンのかけちがいが尾をひいて、お互いの意地の張り合いからどんどん事態がドツボにはまっていくのは、まさにロマンスの王道。ほんと、二人とも不器用なんですよねえ……とくにニックが(笑)。
また、本書は「理想の結婚」をめぐる物語でもあります。愛のない結婚を強いられたメレディスと、過去に囚われて愛を信じられないニックが、さんざん回り道をしながら、自らのトラウマを乗り越えてゆく姿は感動的です。
サブキャラたちも魅力的。とくに編集者のお気に入りは、いろいろと問題の多いエレノアおばさんですね(笑)。
ちなみに、著者のサイト(英語)では、思いきり有名女優・俳優の写真を掲げて、メレディスとニックの脳内イメージを挙げておりますので、あとがき記載のアドレスを検索されてみるのも一興かと存じます。
なお、本作に登場する、とある印象的なキャラが次にご紹介する予定のジョーダン作品では主役を張ります。さらにパワーアップした楽しい作品ですので、あわせてご期待くださいませ。
2008年08月31日 |
【新刊案内】
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禁じられた城の秘密
今月の新刊ロマンスもう一点は、ジェニファー・セント・ジャイルズの『禁じられた城の秘密』でございます。これぞ、ゴシック・ロマンス!!
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あらすじはこんな感じです。
夢で不幸を予知する能力をもつキャシーは、従姉のメアリーの身に災いが起きたことを察知し住み込み先の海辺の城へと駆けつけるが、はたして彼女は謎の失踪を遂げていた。
事件の真相を調べるべく、キャシーはメイドに身をやつして城に潜入することに。
不吉な城内でも、伯爵家次男の城主ショーンは日中いっさい姿を見せないとりわけ謎めいた存在だった。しかしある夜偶然出逢った彼の暗く危険な魅力に、キャシーは身も心もわしづかみにされて……。
幻想味と官能に満ちた傑作ゴシック・ロマンス !
ゴシック小説といっても、人によって思い出す作品はいろいろかもしれません。王道の純正ゴシックとしては、『ドラキュラ』とか『フランケンシュタイン』とか。ゴシック・ロマンスの枠組みでいえば、『ジェーン・エア』とか『レベッカ』あたりが代表作でしょうか。
本作は、そんなゴシック・テイストへの憧れに満ちあふれた、極上のロマンス小説です。
謎を秘めた城、いわくつきのアンティーク、怪しげな召使、危険な魅力を発散する「暗闇に生きる」城主、そして特殊な力をもつヒロイン……。いやあ、わくわくしてきますよね!
新人作家さんではありますが、筆力は十分。本国でも評価が高いのがよくわかります。
謎が謎を呼ぶミステリー要素の驚くべき充実ぶりと、寸止め連打のHOTな描写の数々、何よりも、なんともいえない怪しげな雰囲気の盛り上げ方がとにかくうまい。
従姉失踪の謎に立ち向かう気丈なヒロイン、カシオペア(キャシー)の奮闘ぶりや、神出鬼没の黒髪のお館さま、ショーン・キルダレンのセクシーさも、きっとお気にめしていたただけると思います。ぜひ、ご一読たまわれば幸いです!
なお先に申し上げておきますと、本作は恋愛譚としてはちゃんと完結するのですが、いくつかの謎が次作へと持ちこされます。たぶん、読み終わった瞬間に続きが気になって気になって……ということになりかねません(編集者がそうだった)。
そこで! 続篇『Darkest Dreams』(邦題未定)を急遽10月に刊行するはこびとなりました! 本作の熱の醒めぬうちに、ぜひ合わせてお楽しみいただければと思います!
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