常務取締役
秋尾弘史

自分は何のために働いているのか?

扶桑社に入社して最初の2年間は本の流通に携わり、その後15年に渡って『SPA!』の編集現場で働いていました。今どきの学生さんにはピンとこないかもしれませんが、『ゴーマニズム宣言』騒動、『オヤジギャル』『だめんず・うぉ~か~』といった流行を生み出すなど、人生でまたとない、それはそれは濃密な時間を過ごしました。
一方で、仕事中心の毎日で、自分は何のために働いているのか、という問いが常に頭の片隅にありました。ずっと考え続けた末、10年ぐらい前に出した答えは「仲間のため」というものでした。それは現場を離れた今も変わりません。
「仲間」とは、同僚や上司、部下だけでなく、ライターさんやカメラマンさんなどの外部スタッフ、もっといえば顔の見えない読者もそうです。そういう人たちのために、しっかり考えて働けば間違えることはないと。自分の儲けや損得だけを考えれば、この仕事でないほうがいい。「近しい誰かのために仕事をするのが自分の使命である」――そう結論を出して、吹っ切れました。

扶桑社は今、あらゆるチャンスと可能性に満ちています

常務取締役 秋尾弘史 挿絵写真01

雑誌づくり、書籍づくりは、読者の価値観に一石を投じる仕事です。ある人々にとっては無益な価値かもしれませんが、無益であるという情報にも価値はあります。なので、短期的な収益にとらわれず、あらゆる企画にトライしてきました。
常に新しい試みにチャレンジしてきたことで、2018年に創刊30周年を迎える『SPA!』や創刊35周年を超えた『ESSE』などを続けられてきたと思っています。

また、数年前から扶桑社では、コンテンツのマルチユース化と(それを推進するための)スタッフのマルチタスク化を進めています。編集の仕事でいえば、自分が担当する編集コンテンツを特定の媒体(雑誌)だけでなく、別冊ムックや単行本、Webサイト、電子書籍などにも役立てることを考えて仕事をしてもらっています。それはつまり、ライターさんやカメラマンさんなどコンテンツ制作に携わるスタッフにとっても作品を世に問うチャンスと収益機会の拡大につながります。

日々変化していくメディアに対応するスキルは、これも日々刻々変化していくので、個々人のブラッシュアップは必要不可欠。そして、面白い/役に立つと信じた事柄を世の中にいかに広めるかが大切な目的になります。だからこそ、枠にとらわれず仲間と一緒に可能性を追求し、企画を実現する機会を意欲的に活用する、扶桑社はそういう会社です。

意欲に満ちた新しい仲間と働けることを楽しみにしています。

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常務取締役秋尾 弘史

(2017年12月現在の情報です)