ESSE編集部
市原由衣

ラクに、素敵に暮らすための情報発信を

ESSEは主に30代から40代の女性向けの雑誌です。読者の皆さんは家事にも、育児にも、仕事にも追われて、とにかく忙しい毎日を過ごしています。そんな暮らしがちょっとでもラクになるよう、料理や節約、収納のテクニックを紹介しています。また、ほかの生活情報誌と比べると、ファッションや美容、インテリアへの関心がとても高いのも特徴です。なるべくラクに家事をこなしたいけれど、できればステキに暮らしたいと思っている。そういった方々がメインの読者層なので、生活感のあるテーマでも、品のある表現を心掛けています。

ESSE編集部 市原由衣 挿絵写真03

毎号の編集作業はかなりロングスパンで行っています。発売日の一か月前が校了(誌面を印刷できる状態)で、その前の月に撮影。さらに、撮影するまでに企画を詰めていく必要があるので、その一か月前に準備がスタートします。動き出している企画と、撮影している企画と、校了している企画の3号分を同時進行しながら、半年近く先の号の企画について考えているようなスケジュールです。

雑誌のテーマが読者にうまくはまったとき、やりがいを感じます

2021年3月号の特集は「手間抜き家事で暮らしが回る!」というテーマでした。おうち時間が増えて家事の時間が長くなり、読者もかなりしんどいのではないか、というところから始まって、普段より思い切った内容になりました。ご飯を作りたくない日はコンビニで買えばいいとか、家電を使えばいいとか。掃除したくない時はスリッパを履いてしまうとか。これまでのESSEだったらここまで書かなかったな…ということが多くて、普段は丁寧に暮らしたい読者が多いだけに、お叱りを受けるのではないかという不安もありました。

ESSE編集部 市原由衣 挿絵写真01

でも、蓋を開けたらこの号はすごくよく売れて。読者からの感想も、「ESSEにここまで言ってもらって救われた」という声が多くて、とても嬉しかったです。こういうことは、雑誌でしかできないですよね。雑誌がネットの情報と違うのは、何かテーマがあったり、伝えたいことが明確にあったりするところだと思います。それが読者にうまくはまったとき、雑誌としての意義をはたせていると思います。

好きとビジネスの両立

以前所属していた販売促進部での経験が役に立っていると思います。編集部が他部署の方々と仕事をする際、「なんでやってくれないんだろう」とか「なんでわかってくれないんだろう」といった疑問や不満が発生することもあります。そうした時に複数の部署での経験があると裏事情を汲み取れますし、自分が本を出す時も質問やお願いがしやすいです。

また、一度販売を経験したからだと思いますが、自分が作りたいものより売れるものの方がいいな。売れたら一番いいなと思います。売れそうじゃないと会社もだしてくれないし(笑) 関わるものや人が好きであることは大前提で、愛情がないといいものはできせんが、そうでなくても好きになる努力をすればいいだけですから。扶桑社の本を購入していただく読者の方々がいるおかげで私たちはご飯を食べられるので、そういった視点は忘れないようにしたいです。

入社後もイメージ通り「終わらない文化祭」

本が好きだったので絶対出版社に行きたくて、色々な出版社を受けていました。その時考えていた扶桑社のいいところは、紙以外の事業もできそうなところ。扶桑社は出版社ですけど、テレビとかラジオとか、いろんなメディアとのつながりがあるから、生き残る道が多い方なのかなと。最近はフジサンケイグループ以外のテレビ局の本なども出版されていますし、そういったノウハウがあるのは大きいですよね。

当時の採用面接はとても楽しくて、雑談みたいな雰囲気でした。面接をしている人たちの方が楽しそうにしていて、真面目に答える必要がないんじゃないかなって思っちゃうくらい。それはそのままでしたね。入社してからもずっと、終わらない文化祭というか、そういう雰囲気があるのが扶桑社のすごくいいところです。

ESSE編集部 市原由衣 挿絵写真02

今年度からESSE編集部の書籍・ムックチームである別冊ESSEの編集も担当になって、本作りが楽しみとのこと。

「ESSEのメイン読者層よりも少し年齢が上の60~70代の方々に会ってみたいです。芸能人を取材していると、キャリアを積んできた方はオーラがあって話も面白いし、パワーを感じます。料理家さんも年を重ねると暮らし方の話になりますよね。ESSE世代の先輩にあたる人たちの暮らし方については、ニーズがあると思います。」

profile

ESSE編集部市原 由衣

2015年入社→販売促進部→ESSE編集部
(2021年4月現在の情報です)