扶桑社 2年目社員座談会

「出版社に入った人はどんな就活をしていたの?」「扶桑社の若手社員はどんな仕事をしているの?」「入社後のリアルな働き方が知りたい」そんな素朴な質問に、勤続2年目(2022年入社)の社員5名が応えてくれました。

メンバー

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  • R(雑誌コンテンツ販売部)
  • M(販売促進部)
  • S(ESSE編集部)
  • T(ESSE編集部)
  • N(デジタルメディア製作部)

出版社を志望した理由

S 栞(ESSE編集部)

S小さいころから本をたくさん読んでいて、文芸に携わる仕事がやりたかったので、出版社を35社ぐらい受けました。就職活動をする中で「文芸以外にも興味がわいてきたな」と思っていた時に扶桑社を見つけて受けることにしたんです。書籍だけでなく「ESSE」や「SPA!」もあるという幅広さが自分の波長と合っていたと思います。

Tぼくはテレビ、広告、出版社など「自分が仕事をして楽しいだろう」という会社を受けていました。その過程で、出版業界で働きたいという思いが強くなり、就職留年も考えていましたね。扶桑社の新卒採用では、一次面接で芸能ゴシップの話をしたら、そういった話題が好きな面接官に刺さったことを覚えてます。

Mわたしの場合は大学の専攻が観光だったので、もともとは観光業界に行こうと思っていました。ですが、就職活動の時期がコロナ禍だったこともあり観光業界はあまり採用活動を行っていなくて…。お笑いを見ることが趣味だったので、そこに近い仕事を探して就活をして広告業界、出版業界で内定をもらいました。
扶桑社はお笑いやラジオ関連の本も出しているので、携わることができればいいなと思い入社を決めました。

安藤 M

Rコロナの時は家にいる時間がすごく長かったよね。だからぼくは自分の家にあるものを作っている会社を受けようと思い、本と音楽が好きなので出版社と音楽レーベルの会社を受けました。受けていくうちに出版社への志望度が高まって何社も受けるようになり、扶桑社に入りました。

N わたしもSさんと同じく文芸が好きで、中学生のころから編集者になりたいと思っていたんです。就活も出版社に絞って、様々な会社を受けました。数社から内定は出ましたが、ジャンルを問わずさまざまな書籍や雑誌を出版しているため、挑戦できる仕事の幅が広そうだなと思い、扶桑社に決めました。

出版社を受ける人たちへ

N幼い頃から歴史が好きだったので大学では史学を専攻したり、ライターとして働いたり、音楽活動をしたりしていました。面接で有利になったかどうかはわかりませんが、色んな経験をして自分に自信がついたという面で役に立ったと思っています。

T N

T同感!ぼくも「役に立たなそうなことのおかげで受かった」という印象はあります。大学時代にゲテモノを食べる団体に入っていたり、プロレスサークルで実況をしていたり、会社に入ってから「何の役に立つの?」みたいなことがウケが良くて拾ってもらえたのかもしれないと思うと、その点については面白い業界なのかなと思います。

R 隆太郎(雑誌コンテンツ販売部)

R基本的なことかもしれないけど、出版社の場合は各社の本をしっかり読んで臨むことが大切だと思います。と、就活の時に何も考えてなかった人が言っているという(笑) でも「うちの本で何が好き?」というのは必ず聞かれると思います。その時に感想がないと焦りますよね。

Tそうそう、「他には?他には?」っていっぱい聞かれるから、一つの質問に答えを三つくらい用意しておいたほうがいいかも…。

N頭の中にあることをちゃんと言語化できるようにしておいた方がいいと思います。
すごく好きな作家さんを面接で言ったら「もし依頼できるとしたら、どんな作品を書いてもらいたいですか?」というのをかなり掘り下げて聞かれました。もう少し言いたいことをまとめてくればよかった、というのは今も後悔していて…。
「やりたいこと」とか「依頼したい企画」とかは頭の中でまとめておくといいのかな?と思います。

いま担当している仕事は?

M みなみ(販売促進部)

M 書店営業を担当しているのですが、配属された時はびっくりしました。この5人の中で一番営業に向いていないと思っていたので(笑)。いまは、東京、神奈川、埼玉のほかに地方の書店も含め15法人ほど担当しています。
営業の仕事は「飛び込み営業に行って契約を取る」というイメージだったんですけど、書店営業はお取引のある書店法人さんも決まっていますし、書店員さんも優しいので人見知りでも意外と大丈夫です。しっかりとした販売予測などのデータを持っていけば、受注もいただけるので思ったより大変じゃないのかな。
営業とはいえデータを見る仕事も多く、わたしにはそれが合っていると感じるので、楽しいです。
販売局はみんな仲が良くて、上司の方々もフランクで話しかけやすいです。編集部門の人たちも自分から話しかけにいくと、たくさん話してくれる人が多いです。部門関係なく積極的な交流があるのは、扶桑社の良いところかなと感じています。

R どこに配属されるかは、ドキドキしたよね。ぼくは雑誌コンテンツ販売部に配属になったんですけど、編集希望だったので最初は少し落ち込みました。でも業務の中で編集者ともやり取りすることが多いので、外側からその仕事を見ることができて貴重な2年間でした。この部署にいることで、本ができてから販売されるまでの流れも知ることができるので、よかったなと思います。
今は取次営業が主な業務で「週刊SPA!」、「cookpad plus」、ムック本を担当しています。拡材(※)を作ったり、新刊の実績調査をしたりしています。ぼくは書店は担当していないので出張が無いのが淋しいです(笑)。
※拡材=ポップなど書店で本の販促に使うもの

S T

S わたしは志望していた書籍編集に配属されて嬉しかったんですが、実際に働いてみると想像以上に大変で…。右も左もわからない中で一冊の本を作る難しさがわかりました。
1年目から行きたい部署に行くことと、思い描いていたやりたいことをやることとは、全然別の話なのかなと思います。
2年目からはESSE編集部に異動しました。チームで動くことや、月刊誌なので毎月必ず発売があるということは、書籍と違って新鮮でした。ほかの雑誌は美容やお金などジャンルごとに担当者がいるとよく聞くのですが、「ESSE」は特に決まっていなくて、月ごとに違ったジャンルの特集に取り組めるんです。それぞれに合った書き方を知ることができ、興味のある分野が増えています。そういったことを今後の仕事に活かしたいですね。

R 隆太郎(雑誌コンテンツ販売部)

T ぼくもESSE編集部なんですが、Sさんの言うとおり、いろいろなことができるっていうのは楽しいですね。主要読者層が主婦の方々なので、刺さる企画を考えるのは難しいこともある反面、同時にワクワクもします。
ぼくは社会人になるタイミングで一人暮らしを始めたので、配属当初は掃除や料理のことはわからなかったんですが、今は好きになりました。取材で学んだことを家事に活かしたり、家事の悩みを特集に反映したり、お互いに良い影響を与えていると思います。職場も9割方女性ですけど、個人的には馴染めてるんじゃないかって思います。

高校や大学の友達と話したときに「仕事どう?」って聞かれて「楽しいよ」って即答できているので、それはすごくいいことだと思います。

N 野乃(デジタルメディア製作部)

N デジタルメディア製作部で、扶桑社の雑誌のデジタル化を担当しています。
最近の大きな仕事は「週刊SPA!」のサブスク「MySPA!」がオープンしたことです(2023年10月時点)。オープンの前年から動いていたので、少しずつ新しいサイトを作る難しさやコンテンツ不足など課題はあったんですけど、オープンした時には達成感がありました。
WEBも紙もあってサブスクもある、という「新しい稼ぎ方の軸」を作り出していくというところは紙の編集部ではできない経験だと思います。
若い人が多い部署なので、みんなで手探りで何をしていけばいいかを日々考えてます。「プロフェッショナルを目指して頑張っている」感じですね。
もともとSPA!志望だったので、編集ではなくても関わる仕事ができて、どういう風に週刊誌ができるのか学べるというのは大きいですね。

いまの目標は?

R いま担当している仕事を完璧にしたいです。1年目は業務を一通りこなすだけでいっぱいいっぱいだったんですけど、今年は書店の店頭で行う本のお渡し会といった販売促進のイベントの準備・進行を担当していて、そういったものをつつがなくできるようにしたいですね。社外だけでなく社内での連携ができるようにしたいです。

R M

M お笑い関連の仕事が全部自分に来ればいいなと思ってます(笑)。「お笑いが好き」って言っていたら、芸人さんの(紙面用の)撮影の立ち合いに呼んでもらえることもあったので。
今の業務では、もっと売れる本を書店さんに提案できるようにしたいです。埋もれているけど売れるポテンシャルのある本を発掘して提案したいですね。

S ESSE編集部に異動してまだ半年なので、「こだわり」を持てる段階にはまだ到達していなくて…Tくんも同じ部署なので先輩を通して「彼はこういうイラスト使いたいって言っていた」みたいな話を聞きます。わたしもイラストを使うところまでは想像できるんですけど具体的にどういうイラストかまでは決められていないので、そういうところは1年先輩だなって思います。追いつき追い越せで頑張っています!

T そういう話はもっとしてほしいなぁ(笑)。でもSさんや今年配属された新入社員の子がしっかりしているので、ぼくはすごく焦っています。スケジュール感覚など勉強になることが多いです。これからは、今以上に読者の暮らしに寄り添った特集を作れるようになりたいですね。
先輩に頼り切りな部分もあるので、もう少ししっかりした部分を見せたいです。

N わたしは「Nと言ったらコレだよね」という得意分野を作りたいです。そろそろ3年目なので自分の強みを作っていかないとな、と思っています。

全員
扶桑社で働く雰囲気、若手社員のエネルギーは感じていただけたでしょうか。ポンポン会話が飛び交っていつまでも話が尽きない5人。それぞれの持ち味を生かしながら目標をもって働いていることがよくわかります。これからの活躍が楽しみです。