| 2013年05月01日 |
新刊案内
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扶桑社ロマンス新刊のお知らせ
扶桑社ロマンスの新刊が5月2日(木)に発売となります。
今月は、大人気作家によるコンテンポラリーとヒストリカルの計2点をお届けします。
リサ・マリー・ライス 上中京/訳
『楽園を見つけたら』(原題 Homecoming)定価920円(税込)
叔父の経営するホテル・チェーンの重役として、多忙な日々を過ごしてきたフェデリカ。ところが買収交渉に訪れたカリフォルニア北部の小さな町で、ついに過労のため倒れてしまいます。しかし町の住民は敵であるはずの彼女を受け入れ、温かく看病するのでした。癒しを得ながら、町長兼保安官であるジャックへの想いを募らせるフェデリカでしたが……大人気作家が幸福の本質を問う愛と夢の物語。
ルーシー・モンロー 岡田葉子/訳
『優しい心に包まれたくて』(原題 Take Me)定価1050円(税込)
社交界で野獣卿の異名を取る子爵ジャレッドは、友人の遺言を果たすため公爵夫人カランサと対面しますが、彼女の優しさに触れ、我がものにしたいという衝動を覚えます。一方、カランサは天使と呼ばれる美貌の持ち主ですが、夫を亡くしてからは心を閉ざしていました。しかし、彼女も初対面でジャレッドの優しさを見抜き、彼に強く惹かれてしまい……。〈ラングリー伯爵三部作〉最終第三巻。
ぜひ、お楽しみに!
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| 2013年04月24日 |
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コロラドの風に呼ばれて
今月のもう一冊は、コニー・メイスンの『コロラドの風に吹かれて』。
コニーの真骨頂ともいえる西部ものです。
■オンライン書店で購入する
amazon/7&Y/楽天/ブックサービス/bk1/
あらすじはこんな感じです。
レイフは処刑される寸前だった。
無実の罪で捕まった彼に、リンチを求める群衆がせまる。
そのとき突然、差し伸べられた救いの手。
美しい金髪と天使のような歌声を持つシスター・アンジェラ。
彼女は、亡き父の金山を相続すべく巡回牧師とともにコロラドに向かう旅の途上にありながら、見知らぬ男を救うために彼が自分の婚約者だと主張する。
ところがその場の成り行きで本当に結婚することになり……。
危険でタフな男の放つ香りが、彼女の奥に眠る熱い欲望を目覚めさせる。
これぞコニーの真骨頂!
コニーはアメリカ本国では、むしろ、ウェスタン・ロマンスの大御所として認識されている作家さん。
そこで、日本では決してパイの多いジャンルではないですが、一冊試しで読んでみていただこうというわけで、上梓した次第です。
雰囲気としては、アラン・ラッド、あるいはランドルフ・スコットといったところの二枚目のイメージでしょうか(古くてすみません)。
西部のシスターとガンマンといえば、シャーリー・マクレーンとクリント・イーストウッドの名作「真昼の死闘」がまず思い浮かびますが、本作のシスター・アンジェラは基本的に巡回牧師に同行して歌っているだけで、亡き父の鉱山にたどり着くための方便といった感じ。対するレイフも「無法者」といいつつ、たとえばペキンパー映画に出てくるような本物のアウトローではなく、無実の罪で追われる善良なヒーロー。むしろ「逃亡者」キャラといった感じです。
このレイフ、かっこいい部分も多々あるのですが、おそらくコニー史上最凶についてない天中殺ヒーロー(笑)。
無実の罪でリンチにあいかけたり、別の無実の罪を被せられたり、さらに別の罪をなすりつけられたり、殴られたり、鉱山に閉じ込められたり、撃たれたり、崖から落ちて足が折れてしまったりと、お祓いしたらどうかというくらい、さんざんな目にあいます。
で、そのたびにヒロインが降臨し、ヒーローの危機を救うのです。
「君は僕の守護天使だ」ってセリフがこんなに当てはまる作品を担当したのは、初めてかも(笑)。
ホントにそうだし・・・。
たぶんアンジェラがいなかったら、四回くらい死んでる・・・。
もともとコニーのヒーローはボコボコにされがちですが、
いつも以上に、男女の役回りが逆転してる感じかもしれません。
あと、颯爽と去っていったと見せかけて、実はいつも隠れて見守っているレイフのストーカー気質にもちょっと微苦笑。しかも、見はり場所の崖から落ちるとかどんだけドジっ子キャラですか(笑)。
逆に言うと、「強がっているけど、ダメダメでなんとかしてあげたい」度はMAXで高く、いつもコニー・メイスン作品を楽しんでいただけている皆様には、こたえられないヒーロー像ではないかと。
さて、次回のコニー・メイスン作は、直球勝負の『Viking!』。
初夏から夏ごろの登場を予定しております。お楽しみに!(編集J)
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| 2013年04月24日 |
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最初で最後の恋人
今月の新刊、もう読んでいただけましたでしょうか。
まずは、ノーラ・ロバーツの『最初で最後の恋人』のご紹介。
ノーラの経営する実在のホテルと周辺の町を舞台にとったラブロマンス、〈イン・ブーンズボロ〉トリロジーの第二巻です。
■オンライン書店で購入する
amazon/7&Y/楽天/ブックサービス/bk1/
あらすじは、こんな感じです。
町でイタリアンレストランを経営するエイヴリーはある日、改修工事中のホテルでキスをしてしまった。
相手はモンゴメリ三兄弟の次男オーウェン。兄弟が経営する建築会社で現場管理を担当するエイヴリーの幼なじみだった。
その日以来ふたりはお互いを強く意識するようになる。じつはオーウェンはエイヴリーの初恋の人だった。幼いころ彼女はオーウェンと結婚すると宣言し、彼からおもちゃの指輪をもらっていた。
でもそれは昔の話。以後、ふたりは次の一歩を踏み出せずにいて……シリーズ第二巻!
第一巻『恋めばえる忍冬(すいかずら)の宿』が出た際にも触れましたが、本作の舞台はすべて、ノーラ・ファンにとっては聖地のような「本当に存在する」場所です。
ノーラはメリーランド州の田舎町ブーンズボロにあった古いホテルを買い取り、大規模な改装をほどこして2009年、〈イン・ブーンズボロ〉としてオープンしました。
本作は、そこを舞台としたモンゴメリ三兄弟とヒロインたちの愛の物語です。
前作のヒロイン、クレアが経営している書店〈ターン・ザ・ページ〉も、ノーラの夫君であるブルースが経営している実在の書店さんでした。
本作で登場する、ヒロインのお店〈ヴェスタ・ピッツェリア〉は、実はノーラの息子さんのダンが経営してるんですね。なんたる家族経営。うーん、家庭内での力関係はどんな感じなんでしょうね・・・(笑)。
本作では、次男のオーウェンが幼なじみのエイヴリーと恋に落ちます。
ふたりが思いがけないキスをする後押しをするのは、前作でも少し触れられていたホテルの幽霊。
とてもストレートでスイートな初恋成就の物語になっていると思います。
最終巻『The Perfect Hope』では、三兄弟の長男ライダーと、〈イン・ブーンズボロ〉の支配人ホープの恋愛が描かれます。7月2日ごろの発売を予定しております。
トリロジーが終わったあとは、年内に『The Witness』をご紹介する予定。こちらは、皆様お待ちかね、久々の本格的なロマンティック・サスペンスです。お楽しみに。(編集J)
投稿者romance: 19:35 | コメント(0) | トラックバック(0)
| 2013年03月23日 |
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扶桑社ロマンス新刊のお知らせ
今月の扶桑社ロマンス新刊は、棚卸しの関係で繰り上がり、
3月27日(水曜日)に発売となります。
今月は、扶桑社の看板作家さんの揃い踏み。
女王ノーラ・ロバーツのトリロジー第二弾と、
コニー・メイスン本領発揮の自国ものです。
ノーラ・ロバーツ 木咲なな/訳
『最初で最後の恋人』(原題 The Last Boyfriend)定価1050円(税込)
町でイタリアンレストランを経営するエイヴリーはある日、改修工事中のホテルでキスをしてしまいます。相手はモンゴメリ家の次男で、幼なじみのオーウェン。じつはオーウェンはエイヴリーにとって初恋の人で、幼いころ結婚の約束をかわし、おもちゃの指輪をもらった仲だったのです。急速に意識しあいながらも、なかなか次の一歩を踏み出せない二人は……待望のシリーズ第二巻!
コニー・メイスン 野崎莉紗/訳
『コロラドの風に呼ばれて』(原題 The Outlaws: Rafe)定価980円(税込)
無実の罪で処刑される寸前だったレイフは、偶然通りかかった美しい金髪と天使のような歌声を持つシスター・アンジェラに救われます。彼女は、亡き父の金山を相続すべくコロラドに向かう旅の途上にありながら、彼を救うために自分の婚約者だと主張したのです。ところが成り行きで、その場で結婚させられるはめになって……危険な男が彼女の欲望に火をつける。これぞコニーの真骨頂!
ぜひ、お楽しみに!
投稿者romance: 22:07 | コメント(0) | トラックバック(0)
| 2013年03月21日 |
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燃える刻印を押されて
今月のもう一冊は、熱狂的なファンの皆様に支えられていよいよ第6弾にまでこぎつけました、ナリーニ・シンの〈サイ=チェンジリング〉シリーズ最新刊、『燃える刻印を押されて』。
今回の主人公は、ついにそうきたか! の「女豹」と「雄狼」の組み合わせでございます。
■オンライン書店で購入する
amazon/7&Y/楽天/ブックサービス/bk1/
あらすじはこんな感じです。
AAR(オールアバウトロマンス)ベスト・パラノーマル賞受賞!
大人気パラノーマル・ロマンス〈超能力者(サイ)=動物に変身する種族(チェンジリング)〉シリーズ第6弾!
豹チェンジリング〈ダークリバー〉の近衛マーシーは、次々と仲間が“伴侶”を見つけてゆくことにあせりを感じていた。
しかし、支配的で強いタイプの女性であるマーシーにとって、男性に屈服するような恋愛などできるはずもない。
それなのに今、彼女を熱く惹きつけてやまないのは、保護欲の塊のような男ライリー。しかもよりによって彼は狼チェンジリング〈スノーダンサー〉の副官なのだ……
巻末には特別短編を収録!
皆様、お読みになって、どう思われました?
個人的な好みでいえば、シリーズ中でも屈指の良作ではないかと。
なんとなく、いつも以上に「王道のロマンス」を標榜して書かれてる感じがしたんですよね。
ラブ・ロマンスとしての、ストレートな高揚感があって。
それと、ナリーニ・シンらしい個性の裏打ちはありながらも、いつもよりすらっと頭に入ってくる、読者をあまり選ばないタイプの作品に思えました。
まずは、ヒーローとヒロインの設定がシンプルだってのがあると思います。
SFやファンタジーの素養がなくても、行動原理や思考回路がわかりやすいカップルなんですね。
それからシリーズで初めて、どっちも燃え上がるタイプってのがあります。
なにせ、満を持しての初「チェンジリングとチェンジリング」ですから。
〈サイ=チェンジリング〉シリーズの場合、種族上の生得的な問題や過去のトラウマが原因で、「人を愛することにそもそも極端な困難を抱えている」ヒロイン、もしくはヒーローが登場し、その超克がテーマとなることが多いわけですが、本作の場合、珍しく二人はそういった問題を抱えていません。
だから、開幕から両者は結構フル・スロットル。
むしろ二人を邪魔するのは、おたがいの支配欲であり、プライドであり、群れへの帰属意識なのですね。そこをどう乗り越えてゆくかの部分で、二人は絆の強さをはかられることになります。
(そういや、一番気になる子供の問題については、なんか「さらっと」説明がありましたね・・・笑)
まあ、さすがはナリーニ・シン。「まっとうなツンデレ」を描かせても、やっぱりべらぼうにうまかったといったところでしょうか。
そんなマーシーの上手をいつもいく、保護欲むき出しのライリーもじつに魅力的に描かれていました。
今回のカバー写真で、マーシーのほうは比較的すんなり「これだ」ってのにたどり着いたんですね。
ところが、とにかくライリー(というか、ライリーの変身した狼)のほうに納得がいかなくて。
だって、いくら「狼」で写真を調べても、やたら凶暴そうなのか、逆にワンコっぽい可愛いのしかないんですよ!
編集者は、どうしても「壁男」と異名をとるようなライリーの、どっしりした、ゆるぎない恰幅の良さと深みのある風格がちゃんと出てる「狼」が欲しかった。
で、探しに探した結果・・・いままで借りたことのないエージェンシーと初めて取引してしまいました。
そんな感じで、今回の表紙はできております。気に入っていいただけたなら、幸いです。
そしていよいよ、シリーズのメインディッシュとおぼしき、ホークの物語もついに動き出したようで・・・・・・これは、楽しみすぎる!
なお次回作は、鋭意翻訳中でございます。今のペースでいきますと、今年の晩夏ごろになりそうな感じがしておりますが、いつもながら予定は未定ですみません。
また、めどがついたらお知らせいたしますね。
全巻が無事紹介できますよう頑張ってまいりたいと考えておりますので、今後ともご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします! (編集J)
投稿者romance: 20:32 | コメント(4) | トラックバック(0)
| 2013年03月21日 |
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ブロンドは黒猫がお好き
毎度更新が遅くて申し訳ありません。
今月の新刊、もうお読みいただけたでしょうか?
まずは、ヴィッキー・ルイス・トンプスンの『ブロンドは黒猫がお好き』のご紹介から。
ベテラン作家ではありますが、扶桑社では初登場。
しかも、かなり毛色の変わったキュートなパラノーマルです。

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あらすじはこんな感じです。
アニカ・リビアは最近知り合ったセクシーな美青年ジャスパー・デインズに心をときめかしていた。
ある晩、いよいよ今夜という雰囲気になったものの、図らずも彼の軽薄で女たらしの一面を知ってしまう。アニカは思わずかっとなり手持ちの杖を一振り。直後、ジャスパーは黒猫に変身していた。
彼女は現代に生きる魔女のひとりなのだ。
だが、肝心の彼を元に戻す方法がわからない。困った彼女は密かに魔術の解除法を探し回るが……。
都会の片隅で展開されるコミカルでエロティックなラブ・ロマンス!
そういえば、同月刊のナリーニ・シン作品でも、猫科に変身できるかっこいいヒーローがいっぱい出てきますけど、こっちはちょっと勝手がちがいます。
「変身できる」というより、「変身させられちゃう」。
しかも、一章も終わらないうちに、不意打ちで強制的に猫にされちゃうので、かなりかわいそうです。
37頁では、最初に会ったヒロインの友人エドナに、さっそく去勢を勧められてます(笑)。
しかも、アニカは一生懸命ジャスパーをもとに戻そうとするのですが、
「変だわ」
「さあ、ここからが本番よ」
「やっぱり杖のせいだわ」
「なんだかいやな予感がするわ」・・・ひ、ひどい。横でこれを聞かされる絶望感といったら!(笑)。
その後、尻尾を振るのは楽しいとか、タオルで体を拭かれると喉が鳴るのをとめられないとか、だんだん猫であることに順応してしまうジャスパーは結構かわいかったり(必死でパソコンで打つ言葉が「といれ ふた あげとけ」なのは笑いました。たしかに!)。
さて、ここで問題です。
なぜこんな状態なのに、本作はジャンル・ロマンスとして成立しているのでしょうか??
実は、こんな設定なのに、本作はとてもHOTなのです・・・・。
さすがは、ヴィッキー・ルイス・トンプソン。
巧く設定をいかして、後半をきわめて情熱的に仕上げております。
「ヴィッキーには当たり外れがあるけど、これは『大当たり』」とは、ハーレクインをよく読んでおられる知り合いの弁。
皆様もそのあたり、ぜひご自分の目でお確かめ下さい。
この本がそこそこ売れてくれれば、本作に登場する妹のリリーが主役を務める続編がご紹介できるのですが・・・・なんとかよろしくお願いします! (編集J)
投稿者romance: 20:24 | コメント(1) | トラックバック(0)
| 2013年02月27日 |
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扶桑社ロマンス新刊のお知らせ
扶桑社ロマンスの新刊が、3月2日(土曜日)に発売となります。
今月は、傾向の異なるパラノーマル・ロマンスが二本。
熱狂的なファンを持つ人気シリーズの最新刊と、
ベテラン作家のキュートでHOTな初登場作です。
ナリーニ・シン 河井直子/訳
『燃える刻印を押されて』(原題Branded by Fire)定価1150円(税込)
お待たせいたしました。大人気パラノーマル〈サイ=チェンジリング〉シリーズ第6弾の登場です! 今回のヒロインは豹チェンジリング〈ダークリバー〉の近衛マーシー。彼女を何かと怒らせる嫌な奴なのに、熱く惹きつけてやまないライリー。彼はよりによって狼チェンジリング〈スノーダンサー〉の副官……AARベスト・パラノーマル賞受賞の中期代表作。巻末には今回も特別短編を収録!
ヴィッキー・ルイス・トンプソン 霜月桂/訳
『ブロンドは黒猫がお好き』(原題Blonde with a Wand)定価1000円(税込)
喫茶店を営むアニカは、セクシーな青年ジャスパーといい雰囲気になりますが、ひょんなことから喧嘩に。思わず彼女が手持ちの杖を一振りすると、ジャスパーはなんと黒猫に変身! アニカは現代に生きる魔女のひとりなのです。ところが、肝心の彼を元に戻す方法がわからず奔走するはめに……。都会の片隅で展開される、コミカルでエロティックなお伽話のようなラブ・ロマンス!
ぜひ、お楽しみに!
投稿者romance: 23:06 | コメント(13) | トラックバック(0)
| 2013年02月26日 |
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雪降る夜をあなたと
今月のもう一作は、〈淑女たちの修養学校〉シリーズの中編集最終編、『雪降る夜をあなたと』です。著者は、ジェーン・フェザー、サブリナ・ジェフリーズ、ジュリア・ロンドンと、ポケット・ブックスの擁するNYタイムズベストセラー作家が名を連ねています。

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「聖夜のギャンブル」 ジェーン・フェザー
大雪の中、旅行中だったアレントン子爵のネッドは、追い剥ぎに襲われたあげく放り出され、近くのシェルビー屋敷に救いを求める。快く受け入れてくれたシェルビーだが、クリスマスを祝うために集まっている仲間たちは、なぜか怪しげな連中ばかり。その中でひときわ輝く赤毛の女性ジョージーに、心惹かれたネッドは・・・・。
「火花散るとき」 サブリナ・ジェフリーズ
エリナー・バンクロフトは、叔母やいとこたちとクリスマス帰省に向かう道中、馬車の事故に遭う。足を折った叔母を救ってくれたのは、煤まみれで粗暴な巨漢。彼こそは、世間で「黒男爵」と畏れられるソーンクリフ卿だった。一行で屋敷に避難したのちも、最初は彼に威圧感をおぼえていたエリナーだったが、彼の意外な一面を目にして・・・・。
「雪降る夜をハイランダーと」 ジュリア・ロンドン
放蕩のすえ、行方をくらました兄を追ってスコットランドの故郷に帰ってきたフィオナは、途中メイドに逃亡されて宿屋で途方にくれる。そこに現われた顔に傷をもつ謎のハイランダー、ダンカンが護衛を引き受けてくれたのだが・・・・。
いずれも、主人公が旅の途中で事故に遭って途方にくれているなか、運命の出逢いを果たすというシチュエイションで統一がとられています。クリスマスから新年にかけての時期を舞台に、同じ設定で競作させるという出版社サイドの意図がうかがえますね。
個人的な好みでいえば、ジェフリーズの作品がヒロイン、ヒーローともとてもキュートでよろしいかと。史実(導火線の発明)をうまくフィクションにはめこんだ彼女らしいつくりで、意外な歴史的有名人が、意外な役回りで登場しています。
ジュリア・ロンドン作も、ひねりのきいたハイランダー物でお楽しみいただけると思います。見知らぬ危険な男との二人旅、次第に高まる信頼と欲望。前巻の某ヒロインは両天秤のいやなタイプで、正直担当していてかなりいらっときたのですが、今作はヒーロー、ヒロインともまっすぐな性格でとてもすがすがしく読めました。
ジェーン・フェザー作は・・・まあ、ヒーローはいいやつだよなあ(遠い目)。雪に閉ざされた奇妙な屋敷で、奇妙な連中が繰り広げる奇妙な儀式。お屋敷ミステリーかブラックウッドか、みたいな独特のねばっこい空気感が面白い作品です。
これで、中編集のご紹介は終了。
いよいよ残すは、あと一作。ヒロインはシリーズ全作でお手紙を書きまくっていた、あの校長先生。ええ、実は結構若くてぴちぴち(死語)なんですよ!
お相手はもちろん、謎のマイケルさま。
ぜひ、発刊までにもう一度シリーズを読み返して、誰がマイケルさまか推理してみてはいかがでしょうか?
うーん。カバーのあらすじとか、登場人物表とか、どう書くといいのか今から悩むなあ。(編集J)
投稿者romance: 22:13 | コメント(0) | トラックバック(0)
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