皆様ご存じのことかとは思いますが、先般、第四回勝手にロマンス大賞が発表されました。

 

第四回勝手にロマンス大賞 ご案内ページ

で、弊社作品でございますが・・・

 

【エロティックロマンス部門】

1位 リサ・マリー・ライス「
真夜中の秘密
2位 リサ・マリー・ライス「
真夜中の炎
3位 カレン・ラニー「
伯爵とキスのつづきを

3位まで独占でした!(爆笑)

 

え、そういう出版社だっけ、うち? マヤ・バンクスとか流行りのエロティカとか出したことないんですけど!

カレン・ラニーって、編集者のなかでは可憐ラニー?ってくらいソフトなときめき路線のつもりだったんですけど!

などと思いつつも、超嬉しいです!

さすがは、リサ・マリー・ライス先生だなあ・・・。

 

ちなみに、

【パラノーマル・ロマンス部門】でも、

2位 ナリーニ・シン「黒曜石の心と真夜中の瞳
3位 ナリーニ・シン「
金眼の黒狼と月下の戦姫
5位 ノーラ・ロバーツ「
ささやく海に抱かれて

 

で、こちらも健闘いたしました!

 

『勝手にロマンス』管理人様宛に、プレゼント用の書籍を新刊・旧刊取り揃えて、(半ば強制的に)大量に送りつけておきましたので、皆様にうまくあたってくれることをお祈りいたします。


今後共、扶桑社ロマンスにご愛顧賜りますよう、心からお願い申し上げます。

 

次の新刊は、4月末搬入、5月2日発売予定のサブリナ・ジェフリーズ、〈公爵の探偵団(デュークズ・マン)〉シリーズ第二弾、『When the Rogue Returns』。おそらく邦題は『輝く宝石は愛の言葉』になるかと思います。近頃はやりのシークレット・ベビーものの絶品。乞うご期待、お楽しみに!(編集J)

 

 

 

 

 

 


 

2017年4月 5日 21:29 | | コメント(0)

またもや更新が遅れてしまってすみません。

今やっている某書の編集作業であっぷあっぷの状態でございまして・・・・。

 

先月の新刊、もうお読みいただけましたでしょうか?

リサ・マリー・ライス『真夜中の探訪』〈ミッドナイト〉シリーズ初の番外編二本を収録したスピンオフです!

Midnight Quest Blog.jpg

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あらすじはこんな感じです。

 

 愛するローレンと満ち足りた生活を送っていたジャッコ。

しかし、ローレンから妊娠を知らされた彼は、激しく動揺し家を飛び出してしまう。

薬物中毒者の息子である自分に、子どもを持つことは許されるのか。

ジャッコは改めて自らの出生の真実と向き合うため、探訪の旅に出ることを決意する。

表題作の他、ダグラス・コワルスキとアレグラ夫婦が訪れたギリシャのリゾート島で

体験する事件を描く『真夜中の影』を併録。

二組のカップルのその後を切なく描くファン待望の〈真夜中〉シリーズ、スピンオフ!

 

リサ・マリー・ライスが、自らの作品に登場したキャラクターの後日譚を発表したのは、この本が初めてではないかと思います。

実際には、本書の後半に収録されている「真夜中の影」のほうが、電子書籍として先に発表されており(2013年)、こちらは、第三作『真夜中の天使』のスピンオフです。

分量的には短いものなので、弊社では『シチリアの獅子に抱かれて』とでもセットにして出そうかな、ともともとは思っていたわけです。

ところが著者サイドから、もう一本〈ミッドナイト〉シリーズのスピンオフとして、ノヴェッラ(中編)を書く予定があるから、それまでしばし待て とのお達しがあり、結局『シチリア』は単品で出して、「真夜中の影」は(すでに翻訳も終わった状態で)発表できるタイミングをずっと待っていたのでした。

で、ようやく原稿が届いて、いざ訳して出そうかと思ったら、すぐには出せないことがわかってびっくり。

作品としてはたしかに『真夜中の復讐』の続編なのですが、いざ読んでみたら、時系列的にはその後の『真夜中の約束』『真夜中の秘密』『真夜中の炎』を経過した「後」のお話だったのです。

という感じでいろいろありましたが、〈ミッドナイト〉シリーズも前作『真夜中の炎』で一段落を迎え、ようやく皆様にこの愛すべき二作品をお披露目することができました! お楽しみいただけたなら幸いです。

 

表題作「真夜中の探訪」は、L・M・ライスとしては異色作と言っていいでしょう。

いままで示してきた彼女の芸風では、余り強調されてこなかった、「ヒーローサイドの苦悩」を前面に押し出したお話で、作者の新たな一面をきっと楽しんでいただけることと思います。

まあ個人的には、ここまでどツボにはまるものなのか、とか、最後くらいはもう少し下手に出てもいいんじゃないの(笑)、とか思わないでもなかったのですが、久々にキャラクターの心情の奥底まで深く沈潜し、キャラに寄り添って心理を描き出す、著者の凄みを堪能できたように思います。

悪夢のシーンで示した、スリラー寄りの筆致の冴えにも、思わず唸らされました。

それと、姿を消したまま帰ってこないジャッコを敢えて追わず、心痛に耐えながらも、ただじっと黙って待つローレンの「菩薩力」の高さにも、素直に胸を打たれます。

ここでは、単に都合のいい女、というより、いまジャッコにとって必要な手助けが何かを直感的にわかっている「聡明な女性」としてのイメージが強く感じ取れます。この手の「母性」の強調も、リサ・マリー・ライスとしては新境地といっていいのではないでしょうか。

 

「真夜中の影」のほうは短いお話ですが、ラブ分たっぷり、アクション満載でLMRワールドを堪能していただけるはず。

新シリーズになっていきなり陽気な姉御キャラに変貌して登場、旧来のファンを唖然とさせたアレグラでしたが、気弱で繊細なタイプだった彼女が明るく前向きな性格へと変化してゆく過程が、まさに本作では描かれます。ぶ男代表コワルスキさんの包容力、安定感もじつに魅力的! ぜひ「真夜中の探訪」と合わせてお楽しみください。

 

あとですね。これはこの機会にぜひ申し上げておきたかったんですが・・・(笑)

今回の装丁では、ヒロインの写真に、ちゃんと『真夜中の復讐』と同じモデルさんのアザーカットをわざわざ選んで使ってるんですよ・・・。

しかもよく観ていただければ、彼女、右手に携帯を持ってるんですね。

で、帯をとったら、車が走ってるんですよ。 ね? いい感じじゃないですか?(押し付け)

もしかすると気づいていただけないかもしれないので、みっともなくも自分から言ってみました!

 

さて、リサ・マリー・ライスの次回作ですが、今年に入ってエージェントから連絡があり、2017年度にもMidnightシリーズを二作ほど執筆する予定が立っているそうです。まだまだ彼らの物語が楽しめる、ということですね! ホントによかったです。

今後とも、真夜中の男と愉快な仲間たちの活躍を、皆様にご紹介していけると嬉しく思います。

なお今年度に関しましては、リサ・マリーの未訳の二長編を順にご紹介してゆく予定でございます(たぶん、これでLMR作品はすべて邦訳が出ることに)。

乞うご期待!

 

それと、3/2にノーラ・ロバーツ〈星の守り人〉トリロジーの最終話『光の戦士にくちづけを』(原題 Island of Glass)が発売されました! (メルマガでお送りした仮タイトルから邦題が変わってしまい、申し訳ありません)。いよいよ六人の守り人たちの物語も大団円。悪しき女神との戦いのゆくえは? そして、それぞれの愛は成就するのか?

こちらのほうも、ぜひお楽しいただければ幸いです!(編集J)

 

 

 

 

 

 

2017年3月 3日 23:51 | | コメント(0)

あけましておめでとうございます(おそい!)。
ノーラ・ロバーツの最新長篇『ひそやかな悪夢』、お楽しみいただけましたでしょうか。
お久しぶりの上下巻は、息を呑むラブサスペンスに仕上がっております。

 

NORA blog.jpg

 

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内容はこんな感じです。


12歳の時、父親が連続強姦殺人犯として逮捕されて以来、名前を変え、人目を避けるように各地を転々としながら暮らしてきたナオミ。事件から18年が経ち、カメラマンとして成功した彼女は、港町のはずれに建つ古い屋敷を購入し、孤独だが満たされた日々を送っていた。魅惑的な瞳をした整備士の青年・サンダーと出会うまでは......。仕事熱心で少し強引な彼に反発しながらも惹かれるナオミ。捨て犬タグとの新生活も始まり、彼女の凍てついた心は次第に溶かされてゆくかのように思えたが――。

主人公のナオミは、才能豊かなカメラマンにして、類まれなる美貌と約180㎝(!)のスレンダーボディを備えたハイスペック女子。おまけに、ふらりと訪れた旅先で巨大な屋敷をぽんと購入できてしまう経済力ときたら、もう女でも惚れ惚れしてしまいます。
ちなみに彼女が撮影した写真のポストカードはネットでバカ売れ。「出せば売れるのよ」と時折ちらつかせる富豪感がまばゆいのですが、あくまでさりげなく......決してドヤ顔で主張することなどありません。
大人の余裕ってこういうことなんですね。

 

そんな彼女の前に現れたのは伊達男サンダー。出会った瞬間からまるで雷に打たれたように、ナオミの心はサンダーに囚われてゆきます。(そう、サンダーだけに)
しかし、ナオミは孤高の女でした。殺人者の娘に生まれてしまったが故に、大切な人を失い、ずっと自分の欲望を押し殺しながら生きてきたのだから。「私なんて一生幸せになっちゃいけない」とばかりに、サンダーの熱視線を蹴散らし、「これは単なるセフレよ」と強がり、心の鎧を脱ぎ捨てることができないのです。

 

しかしそこで諦めないのがサンダー。
暇さえあればナオミの前をうろつき、悪夢を見た日にはよしよしと甘い言葉で寝かしつけ、ピンチの時には一目散に駆けつけてくれる甲斐甲斐しさ(しかし到着する前にナオミが対処していることが多い)で、魅力は大爆発。ナオミの心は滑落寸前まで追い込まれてゆきます。
ふたりで拾った犬の存在も潤滑油となり、トキメキ指数はぐんぐん加速。ギターボーカルで熱唱し始めた日にはロマンティックがとまらない状態になってしまいました。
そりゃ恋もはかどるわ! あーあ! オレもロックンロールの調べにのせてイケメンと酔いしれてえなぁ!

 

ふたりがそんなアツアツぶりを繰り広げているあいだ、周囲では不可解な殺人事件が発生していました。
被害者はナオミと同じブロンドで長身の女性。犯行はまるでナオミが訪れた場所を狙うかのように立て続けに起こり、しかもそれは幼い頃に目撃した父親による殺しの手口とそっくりという、なにやら不穏な事件だったのです。
どこまで逃げても切り離すことのできない父親の幻影に打ちのめされるナオミ。やがて命を狙われ始めた彼女は、己の忌まわしい過去に隠された、ひとつの恐ろしい真実へと辿りつくことになるのですが――。

 

事件の結末やナオミ姐さんたちのロマンスも必見ですが、個人的には、屋敷の改修を手伝ってくれる友人夫婦の距離感がすきでした。
付き合いの浅いカップルには到達できない、絶妙なコンビネーション。皮肉ったり愚痴を言っていても、どこか愛情がこもっている理想の間柄。
夫はナオミにふらついていたような気もするけれど。(大丈夫かな)

 

あとは、
犬、めっちゃ活躍してる!!
シスコンのFBIが登場!!
......とか、読みどころはまだあるのですが、ひとまずこのへんで。

 

寒い冬を熱くする乙女なサスペンス、この機会にいかがでしょうか。
ひたすらに孤独を抱えながら生きてゆくだけの人生に、やわらかい光が差す――。 
そんな恋の素晴らしさを、ぜひ堪能してみてください。(編集K2)

 

2017年2月 4日 12:53 | | コメント(1)

メリークリスマス!(遅い)

もう今月の新刊はお読みいただけましたでしょうか?

リサ・マリー・ライス『真夜中の炎』真夜中シリーズの第7弾、新章に入ってからだと4冊目の長編となります。昨年2冊(ジャッコ&ローレン、メタル&フェリシティ)今年2冊(ジョー&イザベル、本書)と発売された形です。

 

真夜中の炎帯なし小.jpg

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 あらすじはこんな感じです。

 

気鋭の政治ブロガー、サマー・レディングは、上院議員の不審死を探ろうとその葬儀に出席したところ、死んだはずのジャック・デルヴォーを見かけて驚いた。

彼は半年前に起きたテロ事件で、家族ごと殺されたはずのセレブ一家の長男。

幼馴染で初恋の人。

大学に入ってやっと恋人になれたものの、当たり前のように捨てられた。

なぜ彼は生きて、いや、死んだことになっているのか。危険な戦士へと変貌したジャックとの再会を機に、彼女は巨大な陰謀へと巻き込まれてゆく......。

 

今回は、前作『真夜中の秘密』で実質、主人公ジョーよりずっとちゃんと活躍していた感のある(笑)元CIA捜査官ジャック・デルヴォー(前作のヒロイン、イザベルのお兄さんですね)がヒーローをつとめます。

対するヒロインは、前作でもすでに若干の言及があった気鋭のジャーナリスト、サマー・レディング。

背景となるのは、米大統領選と軍事テロ、そして某国の軍事的脅威・・・アップトゥデートな話題ばかりですね。終盤は漫画チックなくらいに派手に米国に危機が訪れ、読み物としてもじゅうぶん楽しめます。

 

一方で、今回のロマンスとしてのキモは、なんといっても、「初恋の人との再会」。

ミッドナイト・シリーズで、ヒロインとヒーローがもともと顔見知りというのは、初めてのパターンです。ヒーローがまともにモテる美男子で、かつては名うての女たらしというのも、このシリーズにおいては変化球といっていいでしょう。

サマーはハーバード大学に入ってすぐに、上級生にいた幼馴染のジャックに熱をあげ、初めてを捧げるのですが、さくっと捨てられてしまいます。

それから年月が流れて、元CIA捜査官として両親・親族全員を皆殺しにした仇である巨悪の謎を負うジャック。その潜入捜査中にサマーに正体を見破られ、ジャックは接触せざるを得なくなり......。

 

かつてすれ違った想いは成就するのか。二人の身の上に訪れた大きな変化は、彼ら自身をどう変え、お互いの関係をどう変えていくのか。その辺が読みどころとなってきます。

リサ・マリー・ライス作品のプロットの特徴として、「逃げる女」/「守られる弱い女」がヒーローの庇護のもと成長し、いつしか本当の強さに目覚めるという点が指摘できるかと思いますが、今回のヒロインは「強い女」として登場しながら、敵の圧倒的な脅威の前に次第に弱さを見せていき、それをヒーローが支えるという展開をとります。

今までになく「まっとう」なヒーロー像を演じるジャックですが、全体の仕上がりはちゃんと、いかにもミッドナイト・シリーズらしいものとなっています。

 

なお、来年度のリサ・マリー・ライス新刊ですが、いったん真夜中シリーズを離れ、スタンドアローンのロマンティック・サスペンスをご紹介する予定です。

ただ、すでに来年に向けて著者は真夜中シリーズの新作を鋭意執筆中との情報も入ってきておりますので、安心してお待ちいただければと思います!

 

なお、本日ノーラ・ロバーツの最新ロマンティック・サスペンス『ひそやかな悪夢』(上・下)も発売されました。

 

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 年末年始の都合で、12月は二回も発刊があってすみません。

こちらも、年越しのお休みを利用してぜひお読みいただければ!

よろしくお願いいたします。(編集J)

 

 

2016年12月27日 03:00 | | コメント(0)

更新がまたも遅くなって相済みません・・・。

もう、今月の新刊はお読みいただけたでしょうか?

 

米国を代表するパラノーマル・ロマンス作家、ナリーニ・シンによる〈サイ=チェンジリング〉シリーズ第12弾、『黒曜石の心と真夜中の瞳』(上・下)。

熱烈な読者の皆様のご支持を賜り、ついになんとかここまでやってまいりました!

本国ではシリーズ屈指の傑作との呼び声も高い大人気作です。

 

サイ12上下帯なし.jpg

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出だしはこんな感じで始まります。

 

カーディナル(特級能力者)の念動力者であり〈サイ評議会〉のメンバーでもあったケイレブ・クライチェックは、7年の長きにわたって行方を追いつづけてきた人物をようやく敵から奪い返し、手にいれたところだ。
サハラ。運命の女性。若き日に出逢い、ずっと寄り添って生きてきた彼にとっての唯一の光。
しかしあの日ふたりの深い絆は無残に引き裂かれた。
拉致されたサハラを待っていたのは、檻に囚われ拷問を受ける地獄のような毎日だった。
凄絶な監禁生活のなか、自ら心に迷路を作って閉じこもり何とか生きぬいてきたサハラ。

ケイレブは、救い出しはしたものの、記憶まで喪った彼女を献身的に支えるが・・・。

 

本来、この本の原書では、発売日まで主人公の正体を隠しきり、カバー周りにも一切名前を出さなかったという話でしたので、われも試さんといろいろ頑張ってみたのですが・・・無理でした。

さすがに、上下巻の裏のあらすじコーナーは結構なボリュームで、ふたりの名前を出さないともちませんで・・・。

それと、上巻のあらすじで、よりによってケイレブの苗字を、本来「クライチェック」と表記すべきところを「クラチェック」としてしまいました。完全に編集者の見落としであり、穴があったら入りたい気分です。大変申し訳ありませんでした。この場を借りて陳謝いたします。

 

で、本書の内容ですが、とにもかくにも

主人公のケイレブがかっこいい。

結局のところ、それに尽きるのではないかと。

 

よく宣伝文句などで、「最強のヒーロー」とか「究極のヒーロー」といった言い回しが使われますよね。かくいう編集者も、何かにつけ、ついついそういう言い方をしてしまうのですが、「ホントに最強で究極なのか」と言われると、まあ実際は、そんな感じで描かれてるだけってのがほとんどなわけです。

 

ところが、本作の我らがヒーロー、ケイレブは違います。

文字通りの「最強」。リタラリー「究極」の能力者。

まずスペックが桁違いです。

彼は、もし望むなら、地球を壊すことすらできる最強の念動力者であり、地球上のありとあらゆる場所へと瞬時に移動できるテレポーターでもあります。

しかも世界の支配的地位にあるサイの、最高意思決定機関であるサイ評議会のメンバーであり、評議会崩壊後は、サイ社会の中枢を実質ひとりでとりしきっています。

能力においても、地位においても、そのへんのロマンスに出てくるギリシャの富豪や剣の達人や一介の伯爵とは、まるで「モノ」が違う。

要するに、このヒーローは、世界の命運を文字通り握っている。

本作は「セカイ系」のパラノーマル・ロマンスなのです!

 

単に強くて地位が高いから、ケイレブは最強・究極のヒーローというわけではありません。

彼は、ロマンス小説における究極のヒーロー像を具現化するために設定を与えられたキャラクターです。だからこそ、彼のことを「最強・究極」と呼びうるのです。

 

たとえば、ロマンス小説のお約束として、「ヒーローはヒロインのピンチに必ずかけつける」「ヒーローはヒロインが今いて欲しいと願うときに姿を現す」というのがあると思います。

通例、それは偶然の成り行きや、ヒーローの深謀遠慮によって、かなりご都合主義的に実現される「お約束」なわけですが、本書ではこれが「必然」として成立しています。

なにせ、ケイレブはテレパシーでいつもサハラの状況を知ることができるうえ、彼女がピンチだと思ったらテレポートで瞬速で現れるのです。さらには、ヒロインが行きたいといえば、その数行後には海にも山にもアラスカにもアフリカにも一瞬で飛べてしまう。敵に立ち向かえば無敵。災害救助でも異次元の力で町をまるごと救ってしまいます。

守護天使としてのヒーロー像。願望充足器としてのヒーロー像。

ケイレブほどに、完璧にそれをこなしてくれるロマンス・ヒーローはそうはいません。

 

もっと重要なのは、ケイレブが「ただサハラのためだけに」生きているということです。

彼が世界を滅ぼそうというとき、それはサハラが滅びを願うからです。

彼が世界を救おうというとき、それはサハラがその存続を願うからです。

彼が評議員に上り詰め、世界の変革に乗り出したのも、サハラを救うためでした。

幼き日に悪の手から救えなかった彼女を、もう一度取り戻す。そのためだけに、彼は7年の歳月を費やして、戦い、自らの力を伸ばし、激動の世界を独り生き抜いてきたのです。

そして、彼女を手許に取り戻した今、彼は、彼女の担う苦難も喜びも弱さも正しさも、すべてを受け入れ、彼女にひたすら尽くそうとします。

 

よくロマンスの決まり文句で「君のためならなんだってできる」「なんなら世界を敵に回したっていい」などといいますよね。

ケイレブの場合、それはガチです(笑)。

本当に、ヒロインのためならなんだってするし、世界を滅ぼそうとすらします。逆にヒロインが願えば、新たなる世界の救世主に祀り上げられることすらいとわない。

「すべては君のために」

このロマンスにおける究極の標語を、全編を通じてその身をもって体現しつづけるからこそ、彼は「最強・究極のヒーロー」と呼びうる存在なのです。

 

リサ・マリー・ライス作品に出てくるヒーローに、ヒロインに対する性的興奮を抑えきれず、思わずレンガを握りつぶした人外めいたパワーの持ち主がいたのはつとに知られるところですが、ケイレブの場合は、それどころではありません。

なんてったって、彼が興奮したら、地平線まで地割れが出来るんですよ!!(マジ)

二人で住むための大邸宅(これもヒロインのために彼がせっせと建てた)の前にも、一大渓谷が出来ちゃう。

テラフォーミングしちゃうんですね(笑)。ちょっと油断すると愛が漏れ出して。

幼い日からヒロインが好きすぎて、これまで女を知らずに生きて来たというだけでもポイントはえらく高いのですが、そんなヒーローが、愛を交わすたびに文字通り地殻変動を引き起こすのです。なんて力強い愛の告白なのでしょうか。

いつもヒロインへのあたりはキツいですが、ケイレブのあらゆる行動、あらゆる発言はすべて彼女のためになされるものです。彼は、セカイ系のヒーローであると同時に、究極のツンデレヒーローでもあるのです。

 

ケイレブの愛は重い。だって、その愛の重さは地球の重さだから。世界の重さだから。

 

通常なら、こういうヒーロー像はさすがにやりすぎで、漫画チックで、ギャグめいた印象を与えかねません。しかし、実際にお読みいただければ(ここでは紹介なので面白おかしく書いてはいますが)、きわめてすんなりと彼の究極のヒーローぶりは受け入れられるでしょうし、貴方の胸を熱く躍らせてくれるはずです。

壊れかけ、スクラップも同然の心を抱えたヒロインを、おずおずと、しかし力強く庇護し、忍耐ぶかく見守りつづける彼の姿には、誰しも胸がきゅんとなること請け合いです。

そのためにこそ・・・この究極のヒーロー像を受容可能な形で描くためにこそ、ナリーニ・シンは12巻に及ぶ長いシリーズを書き継いできたのだ、・・・そう思えてなりません。

読者がケイレブの存在を、単なる絵空事ではないリアルなキャラとして素直に受け入れられるようになるまで、著者は、これまで入念な準備を積み重ねてきました。長い巻数をかけて膨大な規模の世界観を構築し、サイ特有の思考と能力を読者に入念に刷り込み、ケイレブのキャラクターを醸成してきた。

それでも、彼がヒーローをはるまでには、12巻の積み重ねが必要だったのです。

 

そして、ついに満を持してケイレブの物語が、こうやって語られました。

その完成度、興奮度の高さは、すでに読まれた方がいちばんご存じでしょう。

 

一人でも多くの方が、この「究極のロマンス」を楽しんでくださることを願ってやみません。

 

なお今のところ、シリーズ13弾は来年の夏ごろにお届けできればなあ、と考えております。結構ぎりぎりのところでやっておりますので、ぜひこれまでどおり買い支えていただけると助かります。

そして、みんなで力を合わせてなんとか最終巻までたどり着きましょうね!(編集J) 

 

 

 

 

 

 

 

2016年11月26日 04:05 | | コメント(4)

続いて、今月の新刊のご紹介をば。

他社さんでも続々紹介の続いている人気作家カレン・ラニー(本当の発音はカレン・レイニーだそうですが、今作に関しては他社さんの先例に従いました。ご理解のほどを)の、扶桑社初登場となる『伯爵とキスのつづきを』をご紹介します。

 

伯爵とキスのつづきをblog画像.jpg

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 あらすじはこんな感じです。

 

ロンドンの貴族に稀覯本を売りに来ていたマーガレットは、訪れた屋敷の仮面舞踏会でモントレイン伯爵マイケルと出会う。

お互い名前も知らないまま月の下でダンスする二人。キスする直前でマーガレットは逃げ出すが、マイケルは彼女の面影がどうしても忘れられない。

やがて再会の機会を得たマイケルは、彼女にただ一度だけのキスを要求する。しかし強く惹かれ合う二人がキスだけで終われるはずもなく......。

繊細な心理描写と美しく官能的なラブシーン。大人の恋愛を描く極上のリージェンシー!

 

ぶっちゃけ、傑作だと思います。

 

翻訳者さんは、昔からこの小説が本当に好きで好きでたまらなかったそうで、自分にとっては宝物のような作品で、何度も何度も読み返してきた「とっておき」だとのお話でした。

 

ゲラを読んだ上司の出版局長(女性)も、「なにこれ、すごく面白いんだけど」と一言。大変めずらしいことに(笑)、本が出来たら持って帰ってもう一回読むと申しておりました。

 

お話自体は実にオーソドックスなヒストリカルです。そこにエキセントリックなところは何もない。

だから、あらすじを書いてみても、どこがどう本作は素晴らしいのかという大切な部分を、うまく皆様にお伝えできていないもどかしさがあります。

でも実際読んでいただければ、すぐわかります。ああ、これは、ものが違うな、と。

 

世間的にはカレン・ラニーはスコティッシュものの作家だと思われているかもしれませんが、そこは先入観を持たずに、ぜひ本書を手にとっていただきたい。

なぜなら本書には、読者がヒストリカルに求めるすべてが、ぎゅっと凝縮された形で詰まっているからです。

 

とにかく、まず文章が美しい。ヒストリカルには珍しい、磨き抜かれた短文を積み重ねてゆく、詩的な文体。会話の応酬もしっかり練り込まれ、無駄なく切り詰められています。

それから、ヒロインとヒーローの二人――マーガレットとマイケルが、じつに愛おしい。

本書の主人公は双方、最近のロマンスでは珍しいほどに、奇矯なところのない、ごくふつうで奥ゆかしく、ただひたすら真摯に生きる地に足のついた人物です。そんな、知的で良識的で我慢強く一途な二人の、不器用でせつない大人の恋模様が、ベテラン作家の手慣れた筆致でしっとりと展開するわけです。

しかも、本作ではキャラクターが必要最小限まで絞り込まれ、実際、多くのシーンがマーガレットとマイケルのやりとりだけで成立しています。だからこそ、ふたりが近づき、結ばれ、それでも離れようと決意し、なお離れがたく、しだいに胸を焦がしてゆく過程が、どこまでも生き生きと伝わってきて、読む私たちの胸を切々と打つのです。

後半で展開される濃密でピクチャレスクなラブ・シーンの数々(いちおう、表紙にはメイン・アイテムのリボンをちゃんと入れてみました!)も、エロティックでありながら実にセンシティブで、読んでいると温かい情感で心が満たされていくかのようです。

若干、終盤の締めに関しては、甘いというか足早なところもありますが、二人が巻き込まれる事件の首謀者像の造形もよくできていると感心しました。

いわば、『伯爵とキスのつづきを』は「ロマンス小説そのもの」――どこまでも無駄を削ぎ落とし、リージェンシー・ロマンスのエッセンスだけで構成したうえで、さらにすみずみまでじっくり磨き抜いたような、まさに王道をゆく逸品なのです(いわゆる「劇的な部分」は少ないかもしれませんが、そこを売りにしないこぢんまりしたつくり自体が、リージェンシー・ロマンスの本道ともいえるでしょう)。

 

最近、いいヒストリカルにめぐりあっていないとお嘆きの皆様、ぜひ本書を読んでその渇を癒やしていただければ、と願ってやみません。

出来栄えはこちらが保証いたします。ぜひご一読のほどを!(編集J)

2016年10月22日 05:37 | | コメント(0)

またまた更新を滞ってしまって申し訳ありません。

まず先月発売したリサ・マリー・ライス『真夜中の秘密』のご紹介から!

 

真夜中の秘密ブログ用画像.jpg

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あらすじはこんな感じです。

 

 元SEALのジョーは任務中の大怪我から回復し、意気軒高。

軍隊仲間たちが待つASI社で働ける日を待ち焦がれていた。

一方、彼の隣人のイザベルは大きなトラウマを抱えたままのようだ。

何が原因なのかは謎だ。

家の修理のお礼に料理をそっと届けてくれる彼女への想いを募らせながら、

ジョーはただ彼女を見守っていた。

ところがある日、ジョーの元に「イザベルを守れ!」と書かれた謎のメールが届く。

メールの主は、敵か味方か、そもそも彼女は何者なのか?

大人気シリーズ新章もいよいよ佳境に!

 

いったん整理しますと、〈真夜中〉シリーズは、まず『真夜中の男』、『真夜中の誘惑』、『真夜中の天使』という三部作がありまして、昨年お届けした『真夜中の復讐』、『真夜中の約束』、そして本作とつづくわけです。

初期三部作は、〈ミッドナイト・マン〉ジョン・ハンティントンが、命を狙われたインテリア・デザイナー、スザンヌをガードマンとして守り抜き、やがて恋に落ちる『真夜中の男』から始まります(当時インターネットでは、ジョンがとある理由で壁のレンガを握りつぶす衝撃シーンから広く「レンガ社長」と呼称されており、本当に読者の皆様から愛されているなあと嬉しく思ったものでした......)。

彼の友人で刑事のバドが主役を張る『真夜中の誘惑』が第二作。彼女が素晴らしすぎてすぐに果ててしまうので、そうならないようにポーの『大鴉』と野球の散文詩を、行為のあいだじゅうヒーローが暗唱し続けるという前代未聞の長大なラブシーンは、猛烈にエロティックでありながら、ユーモアもたっぷり。LMR(リサ・マリー・ライス)史上最高のラブシーンだと、編集者は今も信じてやみません。

第三作『真夜中の天使』は、ジョンの盟友コワルスキが、盲目の歌姫アレグラのボディガードとして戦う物語。まさに「美女と野獣」の古典的設定に、「盲目」というファクターを絡めたアイディアは秀逸で、ヒロインがついに光を取り戻そうというなかで、自分の面相が受け入れられるか不安にかられるこわもてのコワルスキ、というラストのシチュエイションも、じつにロマンティックでした。

 

で、このジョンとコワルスキの会社が順調に軌道にのって、部下たちも増えた現状をふまえて展開しているのが、昨年新たに開幕した新章というわけです。カップルも部下の世代へと移行しています。

 

前の三部作はエローラ・ブックスというセンシュアルなロマンスをメインにした電子専門の出版社から発売されていましたが、『真夜中の復讐』からは版元をハーレクイン系列の電子出版社カリーナ・プレスへと変えています。他社さんの別シリーズではエイヴォンを版元にしていたので、この版元選択にはちょっと驚きましたが、結果的には引き続き弊社から新章をご紹介できるかたちになって、本当に良かったと思っております。

ちなみに余談ですが、アメリカでは、Amazonの読み放題スタートの煽りを受け、多くの電子出版社が大変な損失をこうむり、会社をおおいに傾かせました(ちゃんとお金を出して買っていた多くのロマンス・ファンが、みなさん定額に移行して、出版社の収入が激減してしまった)。エローラ・ブックスも同様で、編集者やデザイナーを放出し会社規模を縮小せざるを得ない状況に陥り、どうやら噂にきくところでは今後の展開もなかなかに厳しいようです(本当に残念な話です)。

おそらく、そういうこともあっての移籍なんでしょうね・・・なんかせつないですが。

 

さて新章に関してはみなさんご存じのとおり、『真夜中の復讐』と『真夜中の約束』の二作は、登場人物(ジャッコとメタル)がほぼセットで扱われているうえラストでつながっているので、明らかにひとかたまりのお話と考えてよいでしょう。

今作『真夜中の秘密』では、心機一転、新たなる展開を迎えます。

 

ヒロイン、イザベルは現代のケネディ家と称される名家の令嬢(このパターンはLMRでは初めて)でありながら、一族郎党数千人皆殺しという恐ろしいテロの悪夢を経て、今は傷ついた心と身体を抱えたまま、ようやっとその日の暮らしをやり過ごしています。彼女の隣人であるジョーも、戦地で簡易爆弾にやられて九死に一生を得たものの、大怪我を負ってのリハビリには時間がかかり、なんとかようやくもうすぐ社会復帰できそうといった状況。

この二人が、お互いを求め、癒やしを得ていく過程が本書の読みどころとなっています。

正直をいえば、LMRには今までにも似たプロットをとるスタンドアローンの長編があったかとは思いますが、キャラが変わればずいぶんお話の雰囲気も変わりますし、何より、ぼろぼろの「要介護ヒロイン」状態から脱したイザベルの、目の覚めるような「闘うヒロイン」への変貌ぶりは驚くばかりです。おそらくLMR史上、もっとも振り幅の大きいヒロインといえるのではないでしょうか(笑)。

一方でサスペンス小説としては、本書だけでは大統領候補爆殺テロの全貌はいまだ明らかにならず、ラストシーンで次回に続く、という構成。主人公カップルも、ちょっと意外な二人が務めることになっております。

というわけで、なるべく早めに続編をお届けしたいということで、『真夜中の炎(仮)』は12月2日に発売の予定でございます。こちらもぜひお楽しみに。(編集J)

2016年10月22日 02:25 | | コメント(2)

先月発売の新刊、もう読んでいただけたでしょうか?

 

ロマンスの女王、ノーラ・ロバーツが贈る『ささやく海に抱かれて』

超人的な能力を持った6人の勇者が、幸運の三つ星を守るため悪の女王との闘いに挑む、

<星の守り人トリロジー>第二弾です!

 

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■オンライン書店で購入する
amazonセブンネットショッピング楽天ブックサービスhonto

 

 

(あらすじ)

月の女神たちが生みだした幸運の三つ星を、闇の女・ネレイザの手から守るという使命を負った人魚のアニカ、時空旅行者のソーヤー、先見者のサーシャ、魔術師のブラン、人狼のライリー、不死の戦士ドイル。コルフ島で<炎の星>を発見した六人が次に向かった先は、イタリア屈指の観光地、カプリ島だった。神秘的な青の洞窟を擁し、古くはローマ皇帝にも愛された風光明媚な島で、彼らはふたつ目の星である<水の星>を探すことになる。

そんな中、人魚のアニカはソーヤーへの恋心に身を焦がしていた。一方ソーヤーも、美しい彼女に対して淡い想いを抱きながら、心を動かされないよう自分を戒めてしまう。

アニカが陸に留まることができるのはあと3か月。タイムリミットが刻々と迫るなか、ふたりの距離は少しずつ近づいていく。

 

 

本作のヒロインは人魚のアニカ。人間のルールや言葉を知らない彼女は、突然人魚の姿に変身したり、開けっぴろげなガールズトークでソーヤーをどぎまぎさせたりと絶好調です。

一方、前作『幸運の星の守り人』で思わぬ敗北を喫したネレイザは、新たな"武器"として、極悪非道な悪党で、ソーヤーの大敵でもあるマルモンを味方に引き入れることに。

六人は仲間と三つ星を守るため、訓練を重ね、武器を強化してさらなる闘いに挑んでいくのですが......。

 

美しき青の洞窟。煌めく海で繰り広げられる愛の駆け引き。宿敵ネレイザが企む新たな陰謀――<星のアベンジャーズ>たちは運命を切り拓くことができるのか?

夏にぴったりの一冊です!

 

シリーズ最終巻に関してましては、いったん12月に、年に一度のお楽しみであります上下巻のロマンティック・サスペンス『Obsession』(邦題未定)をはさませていただき、そのあと来年の年度内にお送りしたいと考えております(というか本国の発売がおそらくその頃なので、先に出すわけにもいかないんですね)。

期待してお待ちいただけると幸いです!(編集K2)

 

2016年9月 2日 14:40 | | コメント(0)

ご存じ、ノーラ・ロバーツの名作『モンタナ・スカイ』が、今回はじめて電子書籍になりました。
 
モンタナの大牧場主が死去し、それぞれ母親がちがう娘3人が集まります。
ハリウッドの脚本家で勝ち気な長女テス、DV夫から逃げだしてきた内気な次女リリー、そして父の牧場を継いで奮闘する芯の強い末娘ウィラ。
ところが父の遺言のために、タイプが異なるこの3人が、牧場でいっしょに1年をすごすことになります。
ときにぶつかりあい、ときにわかりあいながら、絆を深めていく3姉妹。
そして、彼女たちが見つける、それぞれの愛の形。
しかし、危険な殺人者が大牧場の闇に潜み、3人を狙っていたのです...
 
きびしい大自然にいだかれたモンタナの美しい四季の風景のなかで展開する、恋とサスペンスの物語。
作品数でも人気の点でも世界一のロマンス作家ノーラ・ロバーツの作品のなかで、読者投票で堂々第1位に輝いた長編であり、扶桑社海外文庫が出版した彼女の記念すべき第1作が、この『モンタナ・スカイ』です。
 
世界中で愛される名作が、読みやすい電子書籍になりました。
ノーラの作品を知らなかったというかたも、あるいはもう一度読みなおしたいという長年のファンのかたも、ぜひチェックしてみてください。
 
 
 

2016年7月15日 17:46 | | コメント(0)

先月、扶桑社ロマンスから新刊が出なくて、「すわ、ここも廃業か」とか思っておられるロマンス愛好者の方もいらっしゃるかもしれません。実は、今月末搬入の7月2日配本の海外文庫でも扶桑社ロマンスは出ないのです。

 

え、まさか?・・・・・いえいえ。

 

ご安心ください!! 扶桑社ロマンスは終わりません!(少なくともまだ)

 

実は、5月はもともと空いてしまう予定だったんですが、6月刊予定までスケジュールから飛んじゃったのでこんなことになってしまいまして。ご心配をおかけして(誰も心配なんてしてない?)本当に申し訳ありません!

 

これについては、別段内緒にするようなことでもないので書いちゃいますが、もともとはリサ・マリー・ライスの中篇を7月2日で出す予定でいたんです。

昨年『シチリアの獅子に抱かれて』を出版いたしましたが、本当はあの作品と、シリーズ第三作『真夜中の天使』の主人公カップル(アレグラ&コワルスキ)の後日譚である短篇『Midnight Shadow』をセットにして出そうと思っていたわけです。ところが権利元から、短篇を出すのならどうしても、今リサが書いている最中の中篇とのセットにしてほしいという強いご要望がありまして、では書きあがり次第そうしましょう、ということで契約を交わしたのでした。

 

その後、第四作『真夜中の復讐』、第五作『真夜中の約束』を昨年中に出しまして、それから本国で第六作『Midnight Secret』と第七作『Midnight Fire』も出たので、そちらの版権も押さえたうえで、中篇の完成をずっと待っていました。

 

で、今年に入ってようやく本国から送られてきた、完成ほやほやの中篇『Midnight Quest』のデータ原稿!

ようやく来たか、これで短篇ともどもやっと世に出せるぜ、と胸をなでおろしたのもつかのま・・・・翻訳者さんからまさかのご連絡!

 

「これ『Midnight Fire』のあとの話ですよ」

 

お、おふう!? ぎゃふん!

 

要するに、ずっと『真夜中の約束』に続く5.5弾だと思って待っていた中篇は、実は7.5弾だったんですね...だって、中篇の主人公が『真夜中の約束』の二人だっていうからてっきり・・・・。

 

まあ、書いてる順番を考えれば、編集者にも容易に予測のついたオチなわけで、ホント思い込みっていうのはこわいもんです。

 

というわけで、先に長篇二本を出してからでないと出せない作品であることが確定し、もともとかつかつの冊数で組んでいた年間スケジュールはあえなく崩壊したのでした・・・・。今後、気をつけます。

 

で、ご報告がてら、今年の扶桑社ロマンスの予定をご報告しておきます。

ええ、ちゃあんと出しますとも。

 

まず直近では、7月末搬入(8月1日発売)予定で、ノーラ・ロバーツ〈星の守り人〉トリロジーの第二弾『Bay of Sighs』が発売されます。

その後は、上述のリサ・マリー・ライスの〈真夜中〉シリーズの長篇第六弾、第七弾と、中篇+短篇という三冊を隔月くらいのペースで出しつつ、年内の予定として、

最近矢継ぎ早に各社から絶賛紹介中のヒストリカル作家カレン・ラニーの代表作『After the Kiss』(訳者さんいわく、宝物のような小説とのこと)

そして皆様お待ちかね、ナリーニ・シンの現時点での最高傑作とも目される、「あの人」がヒーローを務める〈サイ=チェンジリング〉シリーズ第12弾の刊行を予定しております。

ノーラ・ロバーツの長篇ロマンティック・サスペンス『Obsession』も、ほかとの兼ね合いもありますが、もしかすると年内にもお届け出来る予定です。

その他、サブリナ・ジェフリーズ〈公爵の探偵団〉シリーズ第二弾、ノーラのトリロジー最終作、期待の新人によるコンテンポラリーの傑作などが来年前半のタマとして控えております。

 

予定は未定ではございますが、これからも良質なロマンスの火を守り続けるべく、扶桑社は頑張ってまいります。

今後とも扶桑社ロマンスにご愛顧を賜りますよう、平にお願い申し上げます。

 

残念ながら来月末まで扶桑社ロマンスの新刊は出ませんが、そのあいだは、読者の皆様におかれましては、買い逃していた既刊でもご購入いただきまして、ぜひとも肩をあっためておいていただければと思います!(編集J)

 

 

 

 

2016年6月22日 19:44 | | コメント(7)

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