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 前作、〈光の輪トリロジー〉の第一巻『魔女と魔術師』では12世紀のアイルランドから現代にやってきたホイトと現代の魔女グレンナのロマンスが中心でしたが、シリーズ第二巻目の本作『女狩人と竜の戦士』では、女ヴァンパイア・ハンターのブレアと、変幻自在に姿を変えられるという特殊能力を持つラーキンが中心となって物語が進められていきます。
 このブレアというのが、そんじょそこいらの男などひとひねりしてしまいそうなアマゾネス戦士であり、タフでクールな態度を装いながら、ひと一倍傷つきやすい繊細な心を内に秘めているという複雑な性格の持ち主です。
 そんな屈折した彼女の心を、ラーキンは鷹揚に(確かに彼は鷹にも変身します)受けとめだんだん溶かしていくところが、本書の読みどころのひとつになっています。
 また、母をヴァンパイアに殺されて、キアンに反感を抱いていたモアラが、思わず知らず彼に惹きつけられていくという、もうひとつの秘められたロマンスも進行します。
 そしてさらに、前作ではまだ明かされなかったヴァンパイアの女神リリス側の内情もくわしく語られます。
 恋人のローラや、〈息子〉のデイヴィーがおりなすいびつな疑似家族ぶりが、淫靡な雰囲気を漂わせながら描かれているのも読みどころといえましょう。(編集部・N)

2008年4月 4日 17:04

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