2008年8月アーカイブ

今月の新刊ロマンスもう一点は、ジェニファー・セント・ジャイルズの『禁じられた城の秘密』でございます。これぞ、ゴシック・ロマンス!!

kinjiraretashiro.jpg

■オンライン書店で購入する
amazon7&Y楽天ブックサービスbk1
あらすじはこんな感じです。

夢で不幸を予知する能力をもつキャシーは、従姉のメアリーの身に災いが起きたことを察知し住み込み先の海辺の城へと駆けつけるが、はたして彼女は謎の失踪を遂げていた。
事件の真相を調べるべく、キャシーはメイドに身をやつして城に潜入することに。
不吉な城内でも、伯爵家次男の城主ショーンは日中いっさい姿を見せないとりわけ謎めいた存在だった。しかしある夜偶然出逢った彼の暗く危険な魅力に、キャシーは身も心もわしづかみにされて……。
幻想味と官能に満ちた傑作ゴシック・ロマンス !

ゴシック小説といっても、人によって思い出す作品はいろいろかもしれません。王道の純正ゴシックとしては、『ドラキュラ』とか『フランケンシュタイン』とか。ゴシック・ロマンスの枠組みでいえば、『ジェーン・エア』とか『レベッカ』あたりが代表作でしょうか。
本作は、そんなゴシック・テイストへの憧れに満ちあふれた、極上のロマンス小説です。
謎を秘めた城、いわくつきのアンティーク、怪しげな召使、危険な魅力を発散する「暗闇に生きる」城主、そして特殊な力をもつヒロイン……。いやあ、わくわくしてきますよね!
新人作家さんではありますが、筆力は十分。本国でも評価が高いのがよくわかります。
謎が謎を呼ぶミステリー要素の驚くべき充実ぶりと、寸止め連打のHOTな描写の数々、何よりも、なんともいえない怪しげな雰囲気の盛り上げ方がとにかくうまい。
従姉失踪の謎に立ち向かう気丈なヒロイン、カシオペア(キャシー)の奮闘ぶりや、神出鬼没の黒髪のお館さま、ショーン・キルダレンのセクシーさも、きっとお気にめしていたただけると思います。ぜひ、ご一読たまわれば幸いです!

なお先に申し上げておきますと、本作は恋愛譚としてはちゃんと完結するのですが、いくつかの謎が次作へと持ちこされます。たぶん、読み終わった瞬間に続きが気になって気になって……ということになりかねません(編集者がそうだった)。
そこで! 続篇『Darkest Dreams』(邦題未定)を急遽10月に刊行するはこびとなりました! 本作の熱の醒めぬうちに、ぜひ合わせてお楽しみいただければと思います!

2008年8月31日 20:14 | | コメント(0)

ケイ・フーパーといえば、超能力者が活躍するサイキック・サスペンスで人気のある作家ですが、本書は彼女の初期のロマンス作品。
1984年にアメリカで出版された後、しばらくのあいだ品切れ状態が続いていましたがファンの要望に応えて、出版社が最近復刊したものです。

koibito_gerende.JPG

■オンライン書店で購入する
amazon7&Y楽天ブックサービスbk1

図書館勤務の学術研究員CJ・アダムスは26歳。
歴史書を読むのが唯一無二の趣味で、恋愛への関心は全くなしという至ってサッパリした日々を送っています。
友人たちはCJにお似合いの相手を見つけようと世話を焼いてくるのですが、それがCJにとっては煩わしくて仕方がありません。
そこで彼女は、スキー場で出会ったイケメン独身弁護士を、とっさに恋人と偽ってしまい……
さて、この偽の恋愛関係の結末は?
ロマンス小説で作家デビューしたケイ・フーパーの、若かりし頃の初々しさが伝わってくる作品です。

ちなみに本書に登場するイケメン弁護士の名前ですが、フェイト・ウェストン。CJはフェイト(運命)と出会った、と洒落たわけですが、昨年、弊社ロマンス文庫で刊行されたケイ・フーパー作『ラプンツェルの秘密』にもサイラス・フォーチュン(運命、幸運)なる人物が出てきます。
このフォーチュン氏の容貌はサンタクロースそっくりだと書かれています。未読の方はぜひご一読を。
こちらの方は、どんでん返しの連続で、キックのある読み心地が楽しめます。

2008年8月28日 16:28 | | コメント(0)

ページの先頭へ