2009年4月アーカイブ

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大(?)昔のアメリカ映画に『山河遥かなり』(フレッド・ジンネマン監督、モンゴメリー・クリフト出演)というのがありました。
第二次大戦直後、ナチス・ドイツに酷い目にあい失語症になった少年が登場してましたが、本書のヒロインであるリースも突然大量殺人事件に巻き込まれて、心身に大きな傷を負ってしまいます。
身体の傷は時の経過と伴い癒えたのですが、心の傷の方は入院治療を受けてもなかなか癒えず、「フラッシュバックに夜驚症。夢遊病にヒステリーの発作、そして無気力……」が不意に襲ってくる不安な日々を送っています。
そしてある日、そんな状態の自分を解放させようと大都会のボストンから、西へ向かってあてのない旅に出ます。
途中、ワイオミングの小さな町を通りかかったとき、乗っていた車の調子がおかしくなり、小休止のつもりでその町に立ち寄るのですが、コック募集の広告を目にして町の食堂の職に就きます。
本書の自然描写にもあるのですが、その辺りの風光はとびきり素晴らしいようです。有名な写真家アンセル・アダムスの作品に、そびえ立つテトン山脈と雄大に蛇行するスネーク川をと撮ったものがありますが、この物語の舞台がちょうどその辺りなのです。
ヒロインのリースにとってまさに、山河間近なり、です。風光明媚なその地で、リースはまたしても、殺人事件を目撃し、運命の人と出会うのですが……。(編集部・N)

2009年4月28日 18:07 | | コメント(0)

4月の新刊ロマンスは二点、三冊。まずは、「リーヴスにおまかせ」二部作で評判を呼んだカレン・ホーキンスによる、新シリーズのご紹介です。

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先に言っておきますと、社内でも散々間違われてましたが、今回さらわれるのは花嫁ではなく、花婿ですので念のため。というか、そこがキモなんですね。
あらすじはこんな感じです。

スコットランドの貴族、ジャック・キンケイドは、酒とギャンブルと女にまみれた放蕩三昧の暮らしを送っていた。
ロンドンに向かって馬を飛ばしていたとき、突然の雷雨に遭って落馬し、意識を失ったまま教会まで連れていかれ、朦朧としている間に無理やり結婚させられてしまう。
かつて恋人だったマクリーン家の令嬢フィオナのしわざだった。
愕然とするジャックに告げられた、結婚の真相とは……。

最近のロマンス文庫としてはちょっと短めですが、カレン・ホーキンスらしい魅力のぎゅっとつまったとても愛らしい作品だと思います。
便宜結婚もののカテゴリーに属するお話で、かなり特異な事情で夫婦になってしまった二人が、主導権(イニシアチブ)を争う心理戦と、それに伴う恋愛感情のゆくえが読みどころとなります。二人とも意固地でなかなか認めませんけど、結構ラブラブです。

カレン・ホーキンスの特徴であるユーモアの要素もふんだんにあって、冒頭からジャックのやられ放題ぶりには笑わされます。二人の掛け合いも絶妙。いろいろといらぬちょっかいを出してくるヒロインの美貌の兄たちや、彼らの嵐を呼ぶ不思議な力が、作品に愉快な彩りを与えています。あと、ジャックは微妙に●●フェチだったり(笑)。

マクレーン家の兄弟を主人公としたシリーズは、このあともご紹介していく予定ですので、ぜひご期待くださいね。

2009年4月24日 18:43 | | コメント(0)

 ノーラ・ロバーツの新作サスペンスと、カレン・ホーキンスの歴史ロマンスです。

ノーラ・ロバーツ 佐藤知津子/訳
『羽根をなくした天使』(上・下)定価各890円(税込)

 シェフを目指して働いていたボストンのレストランで無差別殺人に巻きこまれたヒロインのリース。
 心に負った傷を乗りこえ、ワイオミングの自然豊かな町で、コックの職を見つけて再出発をはじめますが、トレッキングの最中に、女性の首を絞めている男を目撃してしまいます。
 ところが、事件の痕跡はなく、傷ついた精神のせいだとされてリースは窮地に。
 そんななか、運命の男性が現われ……
 待望のロマンティック・サスペンスです。


カレン・ホーキンス 伊勢由比子/訳
『さらわれた花婿』定価800円(税込)

 大好評の『海から来た伯爵』『黒衣をまとった子爵』2部作のカレン・ホーキンスが贈る新シリーズです。
 スコットランドからロンドンへ向かう途中、雷雨で落馬し、意識不明におちいったジャック。彼を助けたのは、かつて愛しながら別れてしまった娘フィオナでした。
 フィオナは、意識朦朧としたジャックと無理やり結婚してしまうのですが、その陰には、ジャックのキンケイド家とフィオナのマクリーン家の確執が……
 不思議な力を持つマクリーン家の恋愛模様を描くシリーズ開幕編です。

2009年4月16日 16:51 | | コメント(2)

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1258年、北東ウェールズ。
イングランド王国エドワード王子の直臣ライオネル・ド・クールは一騎当千の戦士、通称ライオンハートとしてその名を王国全土に轟かせていた。
そのライオンハートが、イングランド王国支配下のウェールズは、グィネズ王国国王ルウェリン・アプ・グフィズの拠点であるクラグドン城内に乗込むところから、この物語の幕が開きます。
ちなみに、このあいだ来日した歌姫ダフィー(Duffy)は、現在のグィネズ地方出身だそうです。
それはともかくこのあいだ、弊社編集部の某と話していて判明したことなのですが、コニー・メイスンが描くところのヒーロー、ヒロインは、「お風呂好き」が多いということでした。西洋人にしては、ということですが。
ということで、本書のヒーローであるライオンハートも「お風呂好き」なのです。加うるに、強固な父権制が支配的であった東洋の彼の国・日本の典型的なオヤジ像「飯、風呂、寝る」三拍子なんですね、吐くセリフが。まあ順序としては、「風呂、飯、寝る」ですが。
この三語、どれもエロティックなイメージを秘めていますが、そちらの方は読んでのお楽しみということで……。(編集部・N)

2009年4月 8日 19:24 | | コメント(2)

ちょっと遅くなってしまい申し訳ありません!
3月末のロマンス新刊は二点。まずは、ソフィー・ジョーダンの『許されざる契り』のご紹介です。

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あらすじはこんな感じです。

デリング公爵家の令嬢ポーシャは、破産に瀕した一家の窮状を救うべく、いやいやながらも新たな花婿候補にあうためにヨークシャーへと向かっていた。
荒野のただ中で激しい嵐に遭遇した彼女は、折しも馬を駆ってやって来た男に助けられる。
彼の名はヒース。その名の通り、野性的で手に負えない危険な魅力を放つ男。
そのときポーシャはまだ知らなかった。彼こそが自らを待ち受ける縁談相手の伯爵であることを……。
USAトゥデイ紙ベストセラー作家が贈る、情熱と官能のヒストリカル・ロマンス!

前作『罪なき嘘の罪』を読まれた方は、後半に登場する17歳のおませな文学少女、公爵家令嬢ポーシャをご記憶でしょうか。あの物語から5年後。ポーシャが大人の女性へと成長を遂げ、ヒロインとして帰ってきました。
とにかく、冒頭の嵐のシーンから引き込まれます。
馬車が動かなくなり、徒歩で助けを呼びに出たポーシャは、荒れ狂う風雨のなか爆走してくる馬とニアミスして、ぬかるみにつんのめってしまいます。ところが馬上から降り立った危険な風貌の男は彼女を指して命名するわけです。「ミス・泥んこパイ」と。
こんなドラマティックな出逢いから始まる、二人の愛の物語。
ソフィー・ジョーダンの特徴である、猛烈に気の強いヒロイン/ヒーローのヒートアップする丁丁発止のやりとりや、くせの強いサブキャラクターによる波状攻撃的なえげつない策略の数々(笑)などは本作でも十分堪能できます。HOTな官能描写も健在です。
なお、著者サイトによれば、ポーシャはマデリーン・ストウ、ヒースはオリヴィエ・マルティネスがモデルなんだそうですよ。ぜひ当て役で読んでみてはいかがでしょうか。
また、本作は一応スピンオフ作ではありますが、前作との話のつながりはほとんどないので、この作品から手にとっても十分お楽しみいただけると思います。
きっと読んで損はさせません。ああ、エイプリルフールじゃないですよ!

2009年4月 2日 14:47 | | コメント(0)

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