2009年7月アーカイブ

近年珍しい「ゴシック・ロマンス」の系譜に属するシリーズとしてたいへんなご好評をいただきました〈キルダレン〉シリーズも、本書で一応の大団円を迎えます。
前作から10カ月、愛読者の皆様、お待たせいたしました。
「だれ、セント・ジャイルズ?」という方、はじめまして。
シリーズ第三弾『海を渡る呼び声の秘密』のご紹介です。

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今回のヒロインは、アンドリュース姉妹の三女ジェミナイ。トリロジーの宿命として姉たちがつぎつぎと片付いていくなかで若干のあせりを覚えつつ(笑)、姉の結婚式で出会った魅惑の船長にひたすら恋心を捧げる、一途で可愛い19歳のヒロインです。
明るく猪突猛進の彼女ですが、陽気な外見の裏で、幽霊を見て話すことのできる自らの能力への不安と使命感に心揺れています。
対するヒーローは、こちらも前作ですでに顔みせをすませているデヴラル・ジャンセン船長。「悪魔(デヴィル)船長」との異名をとる凄腕の船乗りで、野性的な大人の魅力を発散させる黒髪の居丈夫ですが、実は暗い過去を背負っています(ついでに二人の幽霊も背負ってますが……)。
このふたりが、船長と密航者として船内で再会して……恋あり、冒険あり、サスペンスあり、HOT度も満点の盛りだくさんの内容になっております。あとは、ぜひ本編をお楽しみください。

若干付記すると、前作同様、「幽霊が見える、話せる」というパラノーマル要素が、ミステリー部分で生かされているのも、感心させられるところです。おちゃらけ要員に見えるデイビーとピエールの幽霊コンビにも、幽霊ならではの活躍の機会がちゃんと用意されていますしね。
巻を追うごとにグレードアップしてきた官能度も、今回は前半が船旅メインということもあって最高潮に。シリーズ読者にとってはお馴染みの、キルダレン家特製ワインやら翡翠の何とかやらも、満を持して再登場いたします(笑)。ぜひお楽しみに!

なお、本作の内容は「殺人鬼がいた」ということさえ前提として分かっていれば、この巻からでもじゅうぶんお読みいただけると思います。ただそうすると前作の犯人が分かっちゃうので、もったいないとも思います。ぜひ、この機会に三冊まとめて一気読みされてみてはいかがでしょうか。
(編集J)

2009年7月27日 19:40 | | コメント(0)

 7月の扶桑社ロマンスは、注目のヒストリカル・ロマンスを2作お届けします。

バーバラ・ピアス 文月 郁/訳
『汚れなき悪女』定価940円(税込)

 好評をいただいた『汚された令嬢』につづく〈カーライル家〉シリーズ第2作。
「ロマンティック・タイムズ」誌の2007年度ベスト官能歴史ロマンスに選ばれた、折り紙つきの作品です。
 女性関係に奔放な公爵が急死します――しかも、ロンドンに最近出てきたばかりの若いレディ・キルビーの屋敷で。公爵の長男フェインは、キルビーが父の愛人だったと思いこみますが、じっさいのキルビーは、純真無垢な美女。彼女を落とそうと懸命になるフェイン。悪女と思った彼女が汚れなき女性だと知ったフェインは……
 情熱あふれる物語をご堪能ください。

ジェニファー・セント・ジャイルズ 上中 京/訳
『海を渡る呼び声の秘密』定価940円(税込)

 ゴシック・ロマンス〈キルダレン〉シリーズの完結編です。
 海の向こうの町で、死んだはずの殺人鬼が復活したかのような事件が勃発。幽霊を見て会話を交わす能力を使って真相を解明するため、隠れて船に乗りこみます。船長は、心を寄せる相手デヴラル。見つかってしまったジェミナイは、船内で魔女だとの噂がたち、彼女を守るため、デヴラルは船上で結婚式を挙げようという、驚きの提案を!
『禁じられた城の秘密』『竜ひそむ入り江の秘密』につづく3部作の大団円です。

2009年7月10日 11:29 | | コメント(0)

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