2010年1月アーカイブ

大変長らくお待たせいたしました!!
『青銅の騎士』を、日本の読者の皆様にお届けできる日が、ついにやってまいりました。
ブログや各誌の“隠し球”情報で「年内」発売と宣言してから、1年……。ひと月遅れてしまいましたが、なんとか「年度内」には発刊することができそうです(ごめんなさい)。
ある意味、訳者の富永和子さんも、担当編集である私も、この日をずっと待ちつづけてきたような気もしますね……。こうやって完成してあがってきた本を見ると、感慨もひとしおです。

文庫にして1600ページにおよぶヴォリュームゆえ、まずは前半分、『レニングラード』編を上下巻に分けてお届けいたします。
来月末にでる後編、『黄金の扉』編の上下巻と合わせて、全四巻となりますのでご注意ください。

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出だしは、こういう感じではじまります。

1941年6月22日。ドイツが不可侵条約を破りソヴィエト連邦への侵攻を開始した日。
レニングラードで暮らす、まもなく17歳となるタチアナにとってもそれは運命の日となった。
保存食の買いだしに出かけたタチアナは、バス停で赤軍の若き将校アレクサンドルと出逢う。
初めて感じる激しいときめき。彼女は荷物を一緒に運んでくれたアレクサンドルを家に連れ帰るが、そこで彼が姉のダーシャの想い人であることを知る……。

戦時下のレニングラードを舞台に、究極の愛を描き出す感動巨編。
かねてより、原書読みの皆さんのあいだでは、感涙ロマンスの筆頭にあげられてきた、ある意味、伝説のロマンスといってもいい作品です。
英米のアマゾンを見ても、250人以上の方がコメントを残し、8割の方が5つ星をつけるという破格の作品でして、正直、うちなんかでだしてよいのだろうか、と……(笑)。

でも、富永さんの訳文があがってきて、不安も吹っ飛びました。
原書の文章の持つ、独特のきらめきと詩情が、そのまま美しい日本語へと置き換えられていたのです。

とにかく、言葉の美しい小説です。
そして、魂をわしづかみにする小説です。
富永さんは、訳していて、何度も泣けて作業が滞ったとおっしゃっていました。
不肖、編集者もゲラをチェックするたびに、いくつか特定のポイントで思わずぽたぽたと……。正直、こういうことあんまりないんですけどね。
アオリすぎてがっかりされても申し訳ないんですが、少なくとも「根こそぎ」持っていってくれる小説であることはお約束いたします。

2010年1月29日 20:25 | | コメント(6)

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