以前、「カバー作りはむずかしい」という打ち明け話をしました。

 そのなかでもお話ししましたが、心配なのは、他社さんとおなじ写真を選んでいないか、ということなんですよ。

 と思っていたら、海外にこんなサイトが。

 おなじ素材を使った本の表紙を集めてならべたんですね。
 これだけの数をそろえたのにも感心しますが、そもそも、よく気づいたなあと感心します。

 このサイトはもともと歴史小説を扱っているところなので、使われている素材もファイン・アートが多くて、しかたないかなとも思います。

 それでもこれ↓なんか、びっくりしますよね。

danegeld.jpg

 まさか、イラストも再使用するとは!

 それにしても、おなじ絵画や写真を使っていても、逆版(写真を裏返す)にしたり、トリミングを変えたり、色調を調整したり、ほかの要素を合成をしたりと、どこのデザイナーさん&編集さんも苦労はおなじなんだなあと、ため息が出ます。

 上のイラストなども、色あいを変えているだけじゃなく、よく見ると、髪型も背景も小道具もちがっています。
 これは、別の絵といってもいいのかも...(?)

 けっきょく、偶然おなじ素材を選んでしまったとしても、これだけ多様な仕上がりになる、ということですよね。
 ならべられると、かえって個々のちがいが際だちます。
 内容にあわせて、どのような印象に作りあげるか。
 そこが、この作業のおもしろいところでもあるのです。

2010年8月 4日 11:23

コメント(4)

Comment

  • 苦労は世界各国皆同じ?
    扶桑社さんの担当の方もご苦労さまですm(_ _)m
    わたしはどちらかというと扶桑社さんのカバー好きなのが多いです。
    女性の写真が多い中、たまに男性の写真も使いますよね?
    ストーリーによって色々工夫してるんだなと感じます。
    これからも、魅力ある表紙作り頑張って下さい!
    もちろん内容もですけどね(^_^;)

    ちなみにサイシリーズの表紙好きです♪
    あのシリーズの次作は、いつ頃の出版なんですかー?
    楽しみにしてますので、早めの出版お願いしますm(_ _)m



    |ろんすきー|2010年8月 5日 00:48

  • ろんすきー様、コメントありがとうございます。
    ナリーニ・シンの次回作ですが、
    現時点では本年12月ごろの発売の予定で進行中です。
    ただ流動的な部分もございますのでご了承ください。
    訳者さんが鋭意頑張って訳出しておられる最中なので、
    ゆったりお待ちいただけると幸いです。
    何とぞよろしくお願い申し上げます。



    |扶桑社 編集J|2010年8月 5日 12:18

  • 「こんなサイト」見てみました。おもしろかったです。私はけっこう表紙に影響されるので…。作家買いするとき気に入った表紙だとすごくうれしいです。扶桑社さんはカバー作り頑張ってるとロマンス通信でも書かれているだけあってすごくすてきな表紙が多いです。私もナリーニ・シンの表紙は2冊とも大好きです。3冊目ももう翻訳中なのですね。すごくうれしい情報でした。発売されるまで楽しみに待ってますのでよろしくお願いします。カバーも楽しみです。今までのような雰囲気がいいです…。



    |megu|2010年8月 6日 14:33

  • いつも楽しく読ませていただいています。表紙作り、確かに大変でしょうねぇ・・・まぁ、私も、タイトルや作者以上に、まず目に入る表紙で読んだ本どうかを判断することがあるので、新しく出たはずの本に見覚えがあると、機微を傾げつつも、手を出さないようなことも・・・かといって、ヒロインイメージとまったく合わない表紙というのも困りもんだしねぇ・・・ほんと、ご苦労様です。



    |momo|2010年10月15日 14:07

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