2011年4月アーカイブ

最後は、カレン・ホーキンス『恋の勝負に勝つ方法』のご紹介です。
〈マクリーンの呪い〉シリーズも、ついに三作目までたどりつきました。
本作は、シリーズ中でも特に評判の高い一作です。

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あらすじはこんな感じです。

ソフィアは、ギャンブラーである父親が賭で失った家の権利を取り返すため、新しい所有者が現れるのを待ち受けていた。家を価値のないものに見せかけて、もう一度賭の対象にし、今度は自分が父親譲りの技で勝って取り戻そうというのだ。
やがて洒落者の貴族ドゥーガルが到着し、ソフィアは計画どおりに作戦を進めようとする。話を偶然立ち聞きしたドゥーガルが策略に感づいていることも知らず……
白熱のカード勝負はいつしか恋のさや当てへ。
軽やかなユーモアと甘い官能に彩られた魅惑の逸品!


私事ですが、編集者はカレン・ホーキンスという作家が本当に大好きで、特に『黒衣をまとった子爵』は、担当したなかでも指折りの偏愛作だったりします。
こういうさらっと読める、嫌味のない、楽しくて軽やかな恋の物語こそが、ジャンル・ロマンスの本分ではないかと思ったりするんですよね。
気持ちの落ち込みやすい大変な時期ですが、こんなときこそホーキンスのさわやかなユーモアにふれて元気を取り戻してほしいと心から思います。

2011年4月27日 22:52 | | コメント(0)

続いて、大人気作家ルーシー・モンローによる『切ない想いが伝わらなくて』のご紹介です。

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激しい情熱を秘めたレディと「聖人」(セイント)と呼ばれる伯爵

『心のベールに触れられて』に続く〈ラングリー伯爵家三部作〉の第二作目の作品です。
 
ヒロインはラングリー家の次女アイリーサです。前作『心のベールに触れられて』では十六歳のなんの屈託もない令嬢として登場していた彼女も、間もなく二十一歳を迎える悩み多き女性になっています。
最大の悩みは、アイリーサが生まれたときに父母は正式に結婚していなかったという事実です。
ある夜会で出会い、交際を続けてきた聖人ことアシュトン伯爵ルーカスとの結婚を強く望みながらも、自分が私生子として生まれたことが、結婚生活に大きな支障をきたすのではないかと気を病んでいます。
一方、奔放な母親の振る舞いに常日ごろ悩まされていたルーカスは、母のような女性とは結婚するまいと心に決めていました。そのルーカスが見染めたのが、常に模範的な行動をとるアイリーサです。
そして、ふたりは婚約します。
ところが、それからふたりの気持ちがなかなか噛み合いません。ふたりの心の動きと行動のギャップがそうさせています。
このあたりのふたりの心情のていねいな描写が、著者ルーシー・モンローの大きな持ち味といえるでしょう。
また、後半になるとミステリーの要素も加わり物語の動きが加速されていきます。(CN)

2011年4月27日 22:39 | | コメント(8) | トラックバック(1)

まずは、今のぼり調子の作家、メアリー・ワイン『見知らぬ人のベッドで』のご紹介です。

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本邦初紹介作家による逸品ヒストリカル

メアリー・ワインは、これまでに、ヒストリカル、ウエスタン、ロマンティック・サスペンス、ファンタジーなど20作を超える作品を発表していますが、本邦では、この作品が初めての紹介となる作家です。

ヒロインのアンは伯爵の実娘でありながら母親が正妻でなかったために、幼いころからメイドとしての扱いをされてきました。
一方、正妻のフィリッパにはアンよりも二歳上の娘メアリーがいます。メアリーは現在、宮廷勤めをしています。
ある日、帰宅した伯爵がフィリッパに言います。メアリーを、スコットランドの若い伯爵ブロディックと結婚させた。近々、彼がメアリーを迎えにくるので、一緒にスコットランドへ旅立たせるように、と。
だが、花嫁であるメアリーは、あんな野蛮な土地には行きたくないと、母親のフィリッパに泣きつきます。
娘に泣きつかれたフィリッパは策略をめぐらします。結婚式は代理人をたてただけなので、ブロディックはメアリーと顔を合わせていない。ならば、アンをメアリーに仕立ててスコットランドへやってもブロディックは気付かないだろう、と。
フィリッパに脅されていやいや伯爵の領地にやって来たアンは、あにはからんや、「夫」はやさしく、周囲の人々は、自由で活気に満ちあふれていたのです。
アンは日を追うごとに「夫」を好きになっていきます。
でも、どうしても、あのことを「夫」に言い出せません。

巧みなストーリーテリングと活き活きとした描写が印象的な、お薦め作品です。(CN)

2011年4月27日 22:33 | | コメント(0)

大変近々のアップになってしまい、申し訳ありませんが、
扶桑社ロマンスの新刊が二か月ぶり、4月28日(木)に発売となります。
先月刊行予定だったものも含め、計3冊のラインナップです。
今、一番本国で勢いのある作家さんのヒストリカル。
お待たせしただけのことはある、粒揃いの作品群となっています。

メアリー・ワイン 篠山しのぶ/訳
『見知らぬ人のベッドで』
定価980円(税込)

17世紀初頭。伯爵令嬢メアリーの身代わりとなって、スコットランドの若き伯爵ブロディックのもとに異母妹で庶子のアンがやってきます。先入観に反して夫は優しく土地は活気に満ち、次第にアンはブロディックに惹かれていきますが……。扶桑社ロマンス期待の大型作家の登場です。

カレン・ホーキンス 伊勢由比子/訳
『恋の勝負に勝つ方法』
定価960円(税込)

ギャンブラーの父親が賭けで失った家を取り返すため、洒落ものの貴族ドゥーガル・マクリーンに勝負を挑むソフィア。我が身を賭けた息詰まるラブ・ゲームのゆくえとは? 明るくてチャーミングでセクシー。軽やかな筆致で大人気のホーキンスが贈る、極上のヒストリカルです。

ルーシー・モンロー 岡田葉子/訳
『切ない想いが伝わらなくて』
定価1000円(税込)

伯爵令嬢のアイリーサは、アシュトン伯爵ルーカスとの結婚を切望していましたが、「聖人(セイント)」の通称をもつ品行方正なルーカスに、自分の出生の秘密をどうしてもいいだせなくて……。心情描写にたけたモンローの面目躍如といってよい、読み応え十分の一作です。

2011年4月27日 21:21 | | コメント(0)

 ロマンス作家ビヴァリー(ビバリー)・バートンさんが亡くなりました。
 64歳。心臓疾患とのことで、若すぎる急死でした。

 海軍勤務の夫と各地を点々とし、アラバマに帰ってからは、息子さんと娘さんを育てられ、お孫さんにも恵まれて、幸せな家庭を築いていらっしゃったとのこと。
 1990年に作家デビューされ、最近は新作が出るたびにベストセラー・リスト入りする人気を確立されていました。
 ハーレクインさんの〈狼たちの休息〉シリーズをはじめ、生まれ育ったアメリカ南部や西部を舞台にしたロマンティック・サスペンスの印象が強いですね。

 残念ながら、扶桑社ロマンスではご一緒できませんでしたが、ご冥福をお祈りします。

2011年4月26日 10:17 | | コメント(2) | トラックバック(1)

弊社で20年近くにわたって、途切れなく売れ続けている隠れたベストセラー、『ファントム』(スーザン・ケイ著 北條元子訳)をご存じでしょうか?
誰もが知っている『オペラ座の怪人』――ガストン・ルルー原作で、何度も映画化され、ミュージカルとしても有名なあの物語です――の前日譚にあたるお話。これがついに初舞台化されることとなりました!


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本作を舞台化するのは劇団スタジオライフ(6月11日~27日 新宿・シアターサンモール)。

演出家、倉田淳さんによる独特の世界観に染め上げられた、
熱狂的なファンも多数いらっしゃる有名な劇団です。
萩尾望都作品やシェイクスピア、文芸耽美作品など、さまざまなジャンルの舞台化で大きな評判を呼んできた彼らが、ついに本作を日本で初めて舞台化することになりました。
詳細は劇団さんのHPでじっくりご覧ください。

また、名古屋にひきつづき、京都で劇団四季さんの『オペラ座の怪人』も始まっております。
そんなこともあってか最近、弊社の『ファントム』もよく売れておりまして、しばらく品切れとなってしまったことをお詫びいたします。
で、さっそく重版をかけました。4月20日以降に出来上がりますので、今月の終わりにはまたご購入いただけるかと存じます。

2011年4月12日 15:46 | | コメント(0)

 いまの時期、ロンドンでは国際的なブックフェアがひらかれるんですが、現地からの報告を聞くと、今年はウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式をひかえて、盛りあがっているみたいです。
 日本の状況からは、実感がわきませんけども。

 そんななか、ハーレクイン社が特別企画を発表しました。
 ロイヤル・カップルのロマンスを描く書きおろし中編、合計7本を電子書籍でリリースするというのです。

 このシリーズに登場するカップルは、以下のとおり(【 】のなかは、執筆する作家さんです)。

  ノルマンディー公アンリ(ヘンリー2世)とエレアノール【テリー・ブリズビン】
  リチャード獅子心王とベレンガリア【ミシェル・ウィリンガム】
  ジョージ2世とキャロライン【ブロンウィン・スコット】
  ジョージ4世とキャロライン【エリザベス・ロールズ】
  レオポルド(ベルギー王)とシャーロット【アン・レスブリッジ】
  ヴィクトリア女王とアルバート公【メアリー・ニコルズ】
  ナポレオンとマリー・ルイーズ【ルーシー・アシュフォード】

 最初の2作が12世紀、次の2作が18世紀、あとの3本が19世紀を舞台にしています。

 ロマンス小説の世界において、英国王子をヒーローに据えるケースは、なかなか考えられません。
 実在の人物だと、歴史的な制約に縛られて、想像をひろげることがむずかしいからでしょうか。


 けれど、王室を題材にしたヒストリカル・ロマンスだなんて、すてきです。
 翻訳されて、日本でも読めるようになるといいですね。

2011年4月 4日 12:55 | | コメント(0)

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