弊社で20年近くにわたって、途切れなく売れ続けている隠れたベストセラー、『ファントム』(スーザン・ケイ著 北條元子訳)をご存じでしょうか?
誰もが知っている『オペラ座の怪人』――ガストン・ルルー原作で、何度も映画化され、ミュージカルとしても有名なあの物語です――の前日譚にあたるお話。これがついに初舞台化されることとなりました!


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本作を舞台化するのは劇団スタジオライフ(6月11日~27日 新宿・シアターサンモール)。

演出家、倉田淳さんによる独特の世界観に染め上げられた、
熱狂的なファンも多数いらっしゃる有名な劇団です。
萩尾望都作品やシェイクスピア、文芸耽美作品など、さまざまなジャンルの舞台化で大きな評判を呼んできた彼らが、ついに本作を日本で初めて舞台化することになりました。
詳細は劇団さんのHPでじっくりご覧ください。

また、名古屋にひきつづき、京都で劇団四季さんの『オペラ座の怪人』も始まっております。
そんなこともあってか最近、弊社の『ファントム』もよく売れておりまして、しばらく品切れとなってしまったことをお詫びいたします。
で、さっそく重版をかけました。4月20日以降に出来上がりますので、今月の終わりにはまたご購入いただけるかと存じます。

『ファントム』の著者スーザン・ケイは実力派の女流作家で、本国での発売は1991年。
内容は、のちに〈ファントム〉となるエリックが誕生してから、オペラ座へとたどりつくまでの過去譚です。
ある種のファン・ノベルじゃないかと思われる向きもあるかもしれません。
しかし、さにあらず。
文学として第一級の魅力を持ち、読む者誰もを虜にする圧倒的なゴシック・ロマン。それが『ファントム』なのです。
実際、『オペラ座の怪人』を観劇されてから、本書を読まれる方も大勢いらっしゃるのですが、正直、悪口を言われているのをきいたことがありません(同様に後日譚として書かれたフォーサイス版はクソミソに言われる方も多いのに・・・)。
あふれる原作への情熱と、徹底的な理解と再解釈。
その果てには、二次創作の範疇をはるかに超えて紡がれた、もうひとつの正編、悲しい運命を背負って生きる人々の壮絶な物語があります。
舞台化前に、ぜひご一読いただけると幸いです。

2011年4月12日 15:46

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