もう一点は、『罪なき嘘の罪』『許されざる契り』の既刊があるソフィー・ジョーダンの『あなたと過ごす一夜を』です。


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あらすじはこんな感じです。

ジェーンは未亡人になってから一年以上も、義弟夫妻によって使用人のように家に縛り付けられて生きてきた。
そんななか慰めを求めて出かけた仮面舞踏会で、ジェーンは初恋の人セスと再会する。
兄の死によってセント・クレア伯爵位を継承したセスは、結婚相手を探しにロンドンに出てきていたのだ。
仮面に正体を隠したジェーンがかつての幼馴染とも知らず、その強烈な魅力に欲望を抑え切れないセス。数日後外出先で偶然、再会を果たした二人は……


ソフィー・ジョーダンの特徴としては、かなり性格のきっついヒロインと、激しく上から目線のヒーローが丁々発止のやり合いを繰り広げるイメージが強いですが、今回のヒロインは内気で控えめ。でも抑圧されたなかでの冒険心はちゃんとあって、仮面舞踏会の場に舞い降りては、かつて愛した人とのラブゲームを展開します。
ヒーローのほうも、目の不自由な妹のために頑張る“できた”側面が強調されていますが、俺様キャラなのはいつもどおり。
仮面舞踏会の麗人の正体を知らないセス(「ああ、オーロラ!」とか勝手にあだ名をつけてて笑えます)と、正体が自分であることを隠したいジェーンのあいだでの濃密なかけひきは、ロマンスらしい心理描写にみちあふれています。
もちろん、設定からもわかりますとおり、HOTな描写にもことかきません。

このあと、本作にもちょっと出てきたアストリッドがヒロインをはる、本国では大変評判のいい次作も控えておりますので、そちらもいつか紹介できるとうれしいです(本作の売れ行きしだいですが……)。
ちなみに、ソフィー・ジョーダンの近年の動向ですが、ヤングアダルトの『Firelight』シリーズを大きく当てまして、気づくと本国では大作家の仲間入りを果たしてしまいました。ちゃんとロマンスも継続的に書いてくれるといいですね。

最後に、担当編集として気づいていただけないと悲しいので、一言。
カバーの写真につかっている花、これりんごの花なんですよ。(編集J)

2011年11月17日 22:53

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