今月のもう一点は、『恋に落ちた悪魔』サブリナ・ジェフリーズの『淑女たちの修養学校(スクール・フォア・エアレシズ)』シリーズの第五弾です。


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あらすじはこんな感じです。

クラスのリーダーとして修養学校では怖いもの知らずのルーシーだったが、社交界デビューと同時に現実の厳しさを知る。失恋した上、誰にも求婚してもらえない。理由は直情的な性格と……出生の秘密。
校長のはからいで臨時の美術教師となったルーシーの前に、ハーレム物語のスルタンのような男性ディエゴが現われる。
ルーシーは惹かれながらも、彼が学校の隣に遊興場建設を計画する魔術師だと聞いて敵視するが、彼の真の目的は彼女の出生の秘密と深く関わるものだった。
情熱のリージェンシー!


日本では、今でも寄席芸のイメージが根強いのか、マジックというとちょっと地味好みの印象かも知れません。
しかし、欧米ではマジシャンはエンターテインメント界の超花形。ラスベガスでも最も人気のあるショーマンです。デイヴィッド・カッパーフィールドなど、全米長者番付のトップ10に入っていたくらいでして。
かつて一世を風靡したランス・バートンとか、ブリちゃんと付き合ってたクリス・エンジェルとか、基本ステージ・マジシャンには「セクシー」なイメージがあります。
今回のヒーローは、異国から来た「悪魔」と呼ばれる天才マジシャン。しかも、(ままあることですが)爵位持ちです(笑)。

桜の園での美しい出会いのシーンから始まる、
出生に秘密のある令嬢と魔術師の物語。その結末やいかに……。

いつも、歴史ネタをうまく絡めてくるサブリナ・ジェフリーズが今回、目をつけたのは、スペイン独立戦争。当時のイギリス軍の行軍などを、うまくヒーロー、ヒロインの出自に絡ませています。
そして中盤以降、ついに舞台はイギリスからスペインへ。
これまでリージェンシーらしいセッティングで押してきた本シリーズに、エキゾティックなテイストを付加しています。

さらに、ジェフリーズらしい気の強いヒロインに、強引なヒーロー像も健在。
HOTなシーンもいつもどおり充実。ジェフリーズの魅力にあふれた一冊となっています。

なお、この先の展開ですが、いよいよ長編はあと一作、最終作を残すのみとなりました。もう版権は押さえましたので、売れようが売れまいが(もちろん売れてもらわないと困りますが)ちゃんと最後までご紹介できます。
ただ、その前に、一冊に三話掲載のアンソロジーが二本ありまして、そちらを先にご紹介する予定です。
サブリナ・ジェフリーズに加え、リズ・カーライル、ジュリア・ロンドン、レニー・ベルナードら、いまが旬の作家さんによる、学園を舞台とした競作。もちろん、単品で読んでいただいても大丈夫ですので、シリーズを読んだことのない方もぜひお手に取ってください。予定は未定ですが、今年中にはご紹介できると思います。

お楽しみに!(編集J)

2012年5月23日 17:58

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