今月の新刊、もう一点は、サブリナ・ジェフリーズ〈淑女たちの修養学校(スクール・フォア・エアレシズ)〉シリーズ初となる中編集、『結婚をめぐる十箇条 修養学校の秋』。収録作は、ジェフリーズのものが一作、もう一点はリズ・カーライルです。

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あらすじはこんな感じです。

インドで軍人として名を馳せたあと、平穏さを求めて英国の伯爵位を継いだコリン。厩舎に忍び込んだ美女をとらえたときから、穏やかな生活は夢と消える。
愛に気づいた彼が挙げる結婚をめぐる十箇条とは(『結婚をめぐる十箇条』)

出自に劣等感を持つ令嬢マルティニクと、スキャンダルまみれの放蕩貴族ジャスティンは、運命のいたずらで、ともに自分たちに背を向ける世間と対峙することに(『真夜中過ぎに』)。

“淑女たちの修養学校”の世界観を当代きっての人気作家たちが描く珠玉の競作集、第一弾!


この本、実は原書では“The School for Heiresses”の名で出た四編入りの中編集でした。
ジェフリーズの人気作、“修養学校”シリーズの枠組みで、当代の人気ロマンス作家たちががっぷり四つで競作する、という夢のような企画です。
ところが訳してみると余裕の700頁超え。さて、困りました。
弊社の場合、700頁を超えると上下巻に分けることにしてるんですね。
そういう事情で、やむなく二分冊としたしだいです。なにとぞご了承賜れば幸いです。

こちらの巻では、シリーズの生みの親であるサブリナ・ジェフリーズの作品と、他社さんでも人気シリーズが複数あるリズ・カーライルの作品を収録しています。

ジェフリーズ作品は、第二巻『公爵のお気に召すまま』でインドでのヒーローの副官として言及され、ラストで大きな役割を担ったコリン・ハントが主役をつとめます。ヒロインのイライザも、同じ作品で生徒として登場していた女性です。
厩に忍び込んできた曲者を捕まえてみたら、意に染まない結婚から逃れようと馬を借りに来た男装の令嬢だった……オーソドックスな発端から、ジェフリーズらしい男女の理詰めのやりとりが展開される好編です。

カーライル作品も、彼女のシリーズ作からのスピンオフですが、そちらのシリーズはまだ邦訳されていません。部屋を間違えて忍んできたプレイボーイと事に及んでしまってさあ大変、というこちらも王道のヒストリカル。トラウマヒーローの救済譚としても、魅力的なお話です。

なお、後編はこのあとすぐ、12月末の新作記事でご紹介いたします。
また分冊化のあおりをうけて、クリスマスを題材とした第二中編集、“Snowy Night with a Stranger”(邦題『雪降る夜をあなたと』)をドンピシャの12月に出すつもりが、1月にずれてしまいました。合わせてご了承ください。すべて、長編に比類する素晴らしい作品ばかりです。お楽しみに!(編集J)

2012年12月23日 10:39

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