2013年2月アーカイブ

扶桑社ロマンスの新刊が、3月2日(土曜日)に発売となります。
今月は、傾向の異なるパラノーマル・ロマンスが二本。
熱狂的なファンを持つ人気シリーズの最新刊と、
ベテラン作家のキュートでHOTな初登場作です。

ナリーニ・シン 河井直子/訳
『燃える刻印を押されて』
(原題Branded by Fire)定価1150円(税込)

お待たせいたしました。大人気パラノーマル〈サイ=チェンジリング〉シリーズ第6弾の登場です! 今回のヒロインは豹チェンジリング〈ダークリバー〉の近衛マーシー。彼女を何かと怒らせる嫌な奴なのに、熱く惹きつけてやまないライリー。彼はよりによって狼チェンジリング〈スノーダンサー〉の副官……AARベスト・パラノーマル賞受賞の中期代表作。巻末には今回も特別短編を収録!


ヴィッキー・ルイス・トンプソン 霜月桂/訳
『ブロンドは黒猫がお好き』
(原題Blonde with a Wand)定価1000円(税込)

喫茶店を営むアニカは、セクシーな青年ジャスパーといい雰囲気になりますが、ひょんなことから喧嘩に。思わず彼女が手持ちの杖を一振りすると、ジャスパーはなんと黒猫に変身! アニカは現代に生きる魔女のひとりなのです。ところが、肝心の彼を元に戻す方法がわからず奔走するはめに……。都会の片隅で展開される、コミカルでエロティックなお伽話のようなラブ・ロマンス!


ぜひ、お楽しみに!

2013年2月27日 23:06 | | コメント(13)

今月のもう一作は、〈淑女たちの修養学校〉シリーズの中編集最終編、『雪降る夜をあなたと』です。著者は、ジェーン・フェザー、サブリナ・ジェフリーズ、ジュリア・ロンドンと、ポケット・ブックスの擁するNYタイムズベストセラー作家が名を連ねています。

9784594067588.jpg


■オンライン書店で購入する
amazon7&Y楽天ブックサービスbk1


「聖夜のギャンブル」 ジェーン・フェザー
大雪の中、旅行中だったアレントン子爵のネッドは、追い剥ぎに襲われたあげく放り出され、近くのシェルビー屋敷に救いを求める。快く受け入れてくれたシェルビーだが、クリスマスを祝うために集まっている仲間たちは、なぜか怪しげな連中ばかり。その中でひときわ輝く赤毛の女性ジョージーに、心惹かれたネッドは・・・・。

「火花散るとき」 サブリナ・ジェフリーズ
エリナー・バンクロフトは、叔母やいとこたちとクリスマス帰省に向かう道中、馬車の事故に遭う。足を折った叔母を救ってくれたのは、煤まみれで粗暴な巨漢。彼こそは、世間で「黒男爵」と畏れられるソーンクリフ卿だった。一行で屋敷に避難したのちも、最初は彼に威圧感をおぼえていたエリナーだったが、彼の意外な一面を目にして・・・・。

「雪降る夜をハイランダーと」 ジュリア・ロンドン
放蕩のすえ、行方をくらました兄を追ってスコットランドの故郷に帰ってきたフィオナは、途中メイドに逃亡されて宿屋で途方にくれる。そこに現われた顔に傷をもつ謎のハイランダー、ダンカンが護衛を引き受けてくれたのだが・・・・。

いずれも、主人公が旅の途中で事故に遭って途方にくれているなか、運命の出逢いを果たすというシチュエイションで統一がとられています。クリスマスから新年にかけての時期を舞台に、同じ設定で競作させるという出版社サイドの意図がうかがえますね。

個人的な好みでいえば、ジェフリーズの作品がヒロイン、ヒーローともとてもキュートでよろしいかと。史実(導火線の発明)をうまくフィクションにはめこんだ彼女らしいつくりで、意外な歴史的有名人が、意外な役回りで登場しています。

ジュリア・ロンドン作も、ひねりのきいたハイランダー物でお楽しみいただけると思います。見知らぬ危険な男との二人旅、次第に高まる信頼と欲望。前巻の某ヒロインは両天秤のいやなタイプで、正直担当していてかなりいらっときたのですが、今作はヒーロー、ヒロインともまっすぐな性格でとてもすがすがしく読めました。

ジェーン・フェザー作は・・・まあ、ヒーローはいいやつだよなあ(遠い目)。雪に閉ざされた奇妙な屋敷で、奇妙な連中が繰り広げる奇妙な儀式。お屋敷ミステリーかブラックウッドか、みたいな独特のねばっこい空気感が面白い作品です。

これで、中編集のご紹介は終了。
いよいよ残すは、あと一作。ヒロインはシリーズ全作でお手紙を書きまくっていた、あの校長先生。ええ、実は結構若くてぴちぴち(死語)なんですよ! 
お相手はもちろん、謎のマイケルさま。
ぜひ、発刊までにもう一度シリーズを読み返して、誰がマイケルさまか推理してみてはいかがでしょうか?
うーん。カバーのあらすじとか、登場人物表とか、どう書くといいのか今から悩むなあ。(編集J)

2013年2月26日 22:13 | | コメント(0)

更新が遅くなって申し訳ありません。
今月の新刊はもうお楽しみいただけましたでしょうか。

まずは、『見知らぬ人のベッドで』で大きな評判を呼んだメアリー・ワインのシリーズ第三弾、『気高き騎士のベッドで』のご紹介です。

9784594067595.jpg


■オンライン書店で購入する
amazon7&Y楽天ブックサービスbk1


十七世紀初頭。今回のヒーローは、前作『猛き騎士のベッドで』でヒロインを務めたブロンウィンの兄である、キアー・マクウェイドです。
キアーはスコットランド人領主の三男でありながら、暴虐な父やふたりの兄が相次いで命を落としたことで、領主としてあとを継ぐことになります。
父たちのせいで地に落ちたマクウェイド一族の名誉を回復するには、ロンドンの宮廷で国王の拝謁を賜り、改めて忠誠の誓いを立てたうえで、地位に見合った花嫁を見つける必要があります。キアーはふたつの使命を胸にロンドンへと旅立ちます。
一方、イングランド人伯爵令嬢のヘレナ・ニヴェットは、幼い頃から夢見てきた宮廷勤めを始めますが、そこは陰謀渦巻く息のつまるような場所でした。ずる賢い兄に利用されつづける生活。そんななかで彼女はキアーと運命の出逢いを遂げるのです。
しかし、惹かれあう二人を、策略家の兄が黙認するはずはありませんでした……。

まあ、とにかくこの兄貴ってのが、正真正銘のろくでなしなんですよ。実の妹を殴るは、売り飛ばすは、年寄りと無理やり結婚させようとするは……
兄の奸計にはまって、幾度も窮地に陥るヒロイン。
そのたびに、知的でありつつ、戦士としても頼もしいキアーが立ち上がり、救っていきます。ヒーロー、ヒロインとも聡明でお馬鹿なことをしないってのは、結構ロマンスとしては新鮮です(笑)。ヘレナの友人レイラインも、本作では重要な役割を果たします。

ちなみに、ヒロインがうぶでヒーローは紳士なので、前半は概ね穏やかなノリで推移しますが、後半、結構ふたりともたががはずれますので、そちらのほうもお楽しみに。メアリー・ワインって向こうの人のわりに、シチュエイションに妙に凝るというか、ちょっと日本人みたいな描写感覚がある気がしますけど、どう思われますか?

一応、これで〈気高き花嫁〉シリーズは終了です。
現在は、スチームパンク・ロマンスのシリーズで一山当てた様子ですが、他にも歴史物の三部作がいくつかと、とてつもなくHOTなエローラのシリーズなど、未紹介作が結構ありますので、また機会があったらご紹介していきたいと考えております。(編集J)

2013年2月26日 22:08 | | コメント(0)

ページの先頭へ