2013年3月アーカイブ

今月の扶桑社ロマンス新刊は、棚卸しの関係で繰り上がり、
3月27日(水曜日)に発売となります。
今月は、扶桑社の看板作家さんの揃い踏み。
女王ノーラ・ロバーツのトリロジー第二弾と、
コニー・メイスン本領発揮の自国ものです。


ノーラ・ロバーツ 木咲なな/訳
『最初で最後の恋人』
(原題 The Last Boyfriend)定価1050円(税込)

町でイタリアンレストランを経営するエイヴリーはある日、改修工事中のホテルでキスをしてしまいます。相手はモンゴメリ家の次男で、幼なじみのオーウェン。じつはオーウェンはエイヴリーにとって初恋の人で、幼いころ結婚の約束をかわし、おもちゃの指輪をもらった仲だったのです。急速に意識しあいながらも、なかなか次の一歩を踏み出せない二人は……待望のシリーズ第二巻!


コニー・メイスン 野崎莉紗/訳
『コロラドの風に呼ばれて』
(原題 The Outlaws: Rafe)定価980円(税込)

無実の罪で処刑される寸前だったレイフは、偶然通りかかった美しい金髪と天使のような歌声を持つシスター・アンジェラに救われます。彼女は、亡き父の金山を相続すべくコロラドに向かう旅の途上にありながら、彼を救うために自分の婚約者だと主張したのです。ところが成り行きで、その場で結婚させられるはめになって……危険な男が彼女の欲望に火をつける。これぞコニーの真骨頂!


ぜひ、お楽しみに!

2013年3月23日 22:07 | | コメント(0)

今月のもう一冊は、熱狂的なファンの皆様に支えられていよいよ第6弾にまでこぎつけました、ナリーニ・シンの〈サイ=チェンジリング〉シリーズ最新刊、『燃える刻印を押されて』
今回の主人公は、ついにそうきたか! の「女豹」と「雄狼」の組み合わせでございます。

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あらすじはこんな感じです。


AAR(オールアバウトロマンス)ベスト・パラノーマル賞受賞!
大人気パラノーマル・ロマンス〈超能力者(サイ)=動物に変身する種族(チェンジリング)〉シリーズ第6弾! 
豹チェンジリング〈ダークリバー〉の近衛マーシーは、次々と仲間が“伴侶”を見つけてゆくことにあせりを感じていた。
しかし、支配的で強いタイプの女性であるマーシーにとって、男性に屈服するような恋愛などできるはずもない。
それなのに今、彼女を熱く惹きつけてやまないのは、保護欲の塊のような男ライリー。しかもよりによって彼は狼チェンジリング〈スノーダンサー〉の副官なのだ……
巻末には特別短編を収録!


皆様、お読みになって、どう思われました?
個人的な好みでいえば、シリーズ中でも屈指の良作ではないかと。
なんとなく、いつも以上に「王道のロマンス」を標榜して書かれてる感じがしたんですよね。
ラブ・ロマンスとしての、ストレートな高揚感があって。

それと、ナリーニ・シンらしい個性の裏打ちはありながらも、いつもよりすらっと頭に入ってくる、読者をあまり選ばないタイプの作品に思えました。

まずは、ヒーローとヒロインの設定がシンプルだってのがあると思います。
SFやファンタジーの素養がなくても、行動原理や思考回路がわかりやすいカップルなんですね。

それからシリーズで初めて、どっちも燃え上がるタイプってのがあります。
なにせ、満を持しての初「チェンジリングとチェンジリング」ですから。
〈サイ=チェンジリング〉シリーズの場合、種族上の生得的な問題や過去のトラウマが原因で、「人を愛することにそもそも極端な困難を抱えている」ヒロイン、もしくはヒーローが登場し、その超克がテーマとなることが多いわけですが、本作の場合、珍しく二人はそういった問題を抱えていません。

だから、開幕から両者は結構フル・スロットル。
むしろ二人を邪魔するのは、おたがいの支配欲であり、プライドであり、群れへの帰属意識なのですね。そこをどう乗り越えてゆくかの部分で、二人は絆の強さをはかられることになります。
(そういや、一番気になる子供の問題については、なんか「さらっと」説明がありましたね・・・笑)

まあ、さすがはナリーニ・シン。「まっとうなツンデレ」を描かせても、やっぱりべらぼうにうまかったといったところでしょうか。
そんなマーシーの上手をいつもいく、保護欲むき出しのライリーもじつに魅力的に描かれていました。

今回のカバー写真で、マーシーのほうは比較的すんなり「これだ」ってのにたどり着いたんですね。
ところが、とにかくライリー(というか、ライリーの変身した狼)のほうに納得がいかなくて。
だって、いくら「狼」で写真を調べても、やたら凶暴そうなのか、逆にワンコっぽい可愛いのしかないんですよ!
編集者は、どうしても「壁男」と異名をとるようなライリーの、どっしりした、ゆるぎない恰幅の良さと深みのある風格がちゃんと出てる「狼」が欲しかった。
で、探しに探した結果・・・いままで借りたことのないエージェンシーと初めて取引してしまいました。
そんな感じで、今回の表紙はできております。気に入っていいただけたなら、幸いです。

そしていよいよ、シリーズのメインディッシュとおぼしき、ホークの物語もついに動き出したようで・・・・・・これは、楽しみすぎる!

なお次回作は、鋭意翻訳中でございます。今のペースでいきますと、今年の晩夏ごろになりそうな感じがしておりますが、いつもながら予定は未定ですみません。
また、めどがついたらお知らせいたしますね。
全巻が無事紹介できますよう頑張ってまいりたいと考えておりますので、今後ともご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします! (編集J)

2013年3月21日 20:32 | | コメント(4)

毎度更新が遅くて申し訳ありません。
今月の新刊、もうお読みいただけたでしょうか?
まずは、ヴィッキー・ルイス・トンプスン『ブロンドは黒猫がお好き』のご紹介から。
ベテラン作家ではありますが、扶桑社では初登場。
しかも、かなり毛色の変わったキュートなパラノーマルです。


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あらすじはこんな感じです。

アニカ・リビアは最近知り合ったセクシーな美青年ジャスパー・デインズに心をときめかしていた。
ある晩、いよいよ今夜という雰囲気になったものの、図らずも彼の軽薄で女たらしの一面を知ってしまう。アニカは思わずかっとなり手持ちの杖を一振り。直後、ジャスパーは黒猫に変身していた。
彼女は現代に生きる魔女のひとりなのだ。
だが、肝心の彼を元に戻す方法がわからない。困った彼女は密かに魔術の解除法を探し回るが……。
都会の片隅で展開されるコミカルでエロティックなラブ・ロマンス!


そういえば、同月刊のナリーニ・シン作品でも、猫科に変身できるかっこいいヒーローがいっぱい出てきますけど、こっちはちょっと勝手がちがいます。
「変身できる」というより、「変身させられちゃう」。
しかも、一章も終わらないうちに、不意打ちで強制的に猫にされちゃうので、かなりかわいそうです。
37頁では、最初に会ったヒロインの友人エドナに、さっそく去勢を勧められてます(笑)。
しかも、アニカは一生懸命ジャスパーをもとに戻そうとするのですが、
「変だわ」
「さあ、ここからが本番よ」
「やっぱり杖のせいだわ」
「なんだかいやな予感がするわ」・・・ひ、ひどい。横でこれを聞かされる絶望感といったら!(笑)。

その後、尻尾を振るのは楽しいとか、タオルで体を拭かれると喉が鳴るのをとめられないとか、だんだん猫であることに順応してしまうジャスパーは結構かわいかったり(必死でパソコンで打つ言葉が「といれ ふた あげとけ」なのは笑いました。たしかに!)。

さて、ここで問題です。
なぜこんな状態なのに、本作はジャンル・ロマンスとして成立しているのでしょうか??
実は、こんな設定なのに、本作はとてもHOTなのです・・・・。
さすがは、ヴィッキー・ルイス・トンプソン。
巧く設定をいかして、後半をきわめて情熱的に仕上げております。
「ヴィッキーには当たり外れがあるけど、これは『大当たり』」とは、ハーレクインをよく読んでおられる知り合いの弁。

皆様もそのあたり、ぜひご自分の目でお確かめ下さい。

この本がそこそこ売れてくれれば、本作に登場する妹のリリーが主役を務める続編がご紹介できるのですが・・・・なんとかよろしくお願いします! (編集J)

2013年3月21日 20:24 | | コメント(1)

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