2013年03月21日
新刊案内

燃える刻印を押されて

今月のもう一冊は、熱狂的なファンの皆様に支えられていよいよ第6弾にまでこぎつけました、ナリーニ・シンの〈サイ=チェンジリング〉シリーズ最新刊、『燃える刻印を押されて』
今回の主人公は、ついにそうきたか! の「女豹」と「雄狼」の組み合わせでございます。

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あらすじはこんな感じです。


AAR(オールアバウトロマンス)ベスト・パラノーマル賞受賞!
大人気パラノーマル・ロマンス〈超能力者(サイ)=動物に変身する種族(チェンジリング)〉シリーズ第6弾! 
豹チェンジリング〈ダークリバー〉の近衛マーシーは、次々と仲間が“伴侶”を見つけてゆくことにあせりを感じていた。
しかし、支配的で強いタイプの女性であるマーシーにとって、男性に屈服するような恋愛などできるはずもない。
それなのに今、彼女を熱く惹きつけてやまないのは、保護欲の塊のような男ライリー。しかもよりによって彼は狼チェンジリング〈スノーダンサー〉の副官なのだ……
巻末には特別短編を収録!


皆様、お読みになって、どう思われました?
個人的な好みでいえば、シリーズ中でも屈指の良作ではないかと。
なんとなく、いつも以上に「王道のロマンス」を標榜して書かれてる感じがしたんですよね。
ラブ・ロマンスとしての、ストレートな高揚感があって。

それと、ナリーニ・シンらしい個性の裏打ちはありながらも、いつもよりすらっと頭に入ってくる、読者をあまり選ばないタイプの作品に思えました。

まずは、ヒーローとヒロインの設定がシンプルだってのがあると思います。
SFやファンタジーの素養がなくても、行動原理や思考回路がわかりやすいカップルなんですね。

それからシリーズで初めて、どっちも燃え上がるタイプってのがあります。
なにせ、満を持しての初「チェンジリングとチェンジリング」ですから。
〈サイ=チェンジリング〉シリーズの場合、種族上の生得的な問題や過去のトラウマが原因で、「人を愛することにそもそも極端な困難を抱えている」ヒロイン、もしくはヒーローが登場し、その超克がテーマとなることが多いわけですが、本作の場合、珍しく二人はそういった問題を抱えていません。

だから、開幕から両者は結構フル・スロットル。
むしろ二人を邪魔するのは、おたがいの支配欲であり、プライドであり、群れへの帰属意識なのですね。そこをどう乗り越えてゆくかの部分で、二人は絆の強さをはかられることになります。
(そういや、一番気になる子供の問題については、なんか「さらっと」説明がありましたね・・・笑)

まあ、さすがはナリーニ・シン。「まっとうなツンデレ」を描かせても、やっぱりべらぼうにうまかったといったところでしょうか。
そんなマーシーの上手をいつもいく、保護欲むき出しのライリーもじつに魅力的に描かれていました。

今回のカバー写真で、マーシーのほうは比較的すんなり「これだ」ってのにたどり着いたんですね。
ところが、とにかくライリー(というか、ライリーの変身した狼)のほうに納得がいかなくて。
だって、いくら「狼」で写真を調べても、やたら凶暴そうなのか、逆にワンコっぽい可愛いのしかないんですよ!
編集者は、どうしても「壁男」と異名をとるようなライリーの、どっしりした、ゆるぎない恰幅の良さと深みのある風格がちゃんと出てる「狼」が欲しかった。
で、探しに探した結果・・・いままで借りたことのないエージェンシーと初めて取引してしまいました。
そんな感じで、今回の表紙はできております。気に入っていいただけたなら、幸いです。

そしていよいよ、シリーズのメインディッシュとおぼしき、ホークの物語もついに動き出したようで・・・・・・これは、楽しみすぎる!

なお次回作は、鋭意翻訳中でございます。今のペースでいきますと、今年の晩夏ごろになりそうな感じがしておりますが、いつもながら予定は未定ですみません。
また、めどがついたらお知らせいたしますね。
全巻が無事紹介できますよう頑張ってまいりたいと考えておりますので、今後ともご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします! (編集J)


投稿者romance: 20:32

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コメント

ロマンス小説の表紙は、にこやかに笑ってる女性が多いのですが、サイ=チェンジリングシリーズにはちゃんと内容に合った、ヒロインのイメージ通りの表紙でいつも感心してます。
そういえば、今までの表紙の女性はだれも笑ってない、クールビューティーばかり、でもそれがビッタリなんですよね。
表紙のイメージのまま読むので、ちょっと描写が違うときも、頭の中では表紙のイメージを優先してます(笑)
そしてライリーにはそんなに苦労されたかと思うと、頭が下がる思いです。

そして、評議会の動きもすごいことに。
彼らも色々仕掛けてきますね、徐々にヒューマンも存在感を増してきて、一度読んだだけでは理解できなかったところもあるけれど、何度読んでも面白い小説だと思います。

7巻が今年中に読めるのは嬉しいです、全巻翻訳目指してるという言葉も、待ちわびてる読者としては頼もしく嬉しいです!
短編集の翻訳も気長に待ちますので、編集様よろしくお願いします。

投稿者 Jun :2013年03月23日 23:00

チェンジリングVSチェンジリング
シリーズの中でもお気に入り!
再読してます。
お互い頑固なところもありながら、相手を思いやりゆずることもできる大人な二人でした。
カバー写真も妥協せずに探しているのですね。
今後も狼が多々主役を張っていますが、表紙も楽しみに待っています。
次作のヒーローはどうなるんでしょうか?気長に待ってます。
追試:勢いにのって「Wild Invitation」の原書を購入してしまいました(笑)
世界観わかるし、短編だし、がんばって読みたいと思います。

投稿者 読者・K :2013年03月25日 12:46

マーシーとライリーとてもよかったです。
新刊がでるたびにシリーズの最初から再読するのですが何度読んでもあきません。
軽くスルーしてしまった大切な文章に気がついたり…。
私にとっては本当に大事なシリーズなので順調に発刊されてることがすごくすごくうれしいです。
表紙やはり苦労されてるのですね…。
ヒロインかと思えば…まさかの狼…!
今後の狼さがしも大変かと思いますが期待してます。
シリーズ全巻ヒロインは100点満点です。

投稿者 megu :2013年03月25日 20:22

表紙の狼、素敵でした! 次作も楽しみにお待ちしています。

投稿者 a :2013年03月28日 19:23




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