2013年8月アーカイブ

扶桑社ロマンスの新刊が9月2日(月)に発売となります。
今月は、女王ノーラ・ロバーツの大作ロマンティック・サスペンスと、気鋭の新人によるヒストリカルの計2点をお届けします。

ノーラ・ロバーツ 越本和花/訳
『孤独な瞳の目撃者』(上・下)
(原題 The Witness)定価各890円(税込)
16歳のエリザベスは、母親に反抗してナイトクラブに出かけた夜、湖畔の邸宅で殺人を目撃してしまいます。組織の魔手を逃れての長く孤独な逃亡生活の始まり。そして12年後、美しい自然に囲まれた小さな町で正体を隠して生きる彼女は、地元の警察署長ブルックスと出逢います。気さくで温和だが粘り強い彼に、いつしか心の隙間を埋められて……ノーラにとって200冊目のメモリアル本、堂々登場!


マンダ・コリンズ 文月郁/訳
『公爵と愛のワルツを』
(原題 How to Dance with a Duke)定価1050円(税込)

19世紀初頭のロンドン。〈エジプトクラブ〉は会員の妻以外は女人禁制、創設者の娘で象形文字の専門家であるセシリーですら門前払いを食わされてしまいます。しかし父にかけられた疑いを晴らすためにどうしてもクラブに入る必要のあるセシリーは、利害の一致するウィンターソン公爵と手を組み、会員の男性との便宜結婚を推し進めようとするのですが……王道感溢れるリージェンシーの新星現わる!


ぜひ、お楽しみに!

2013年8月31日 20:37 | | コメント(0)

もう一点は、熱狂的なファンの皆様に支えられてきましたナリーニ・シン〈サイ=チェンジリング〉シリーズ第7弾『遠き記憶が輝くとき』です。コメント欄などにもいつもいつも、熱い声援をいただき、誠にありがとうございます。

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あらすじは、こんな感じです。

胸ふるえる感動。パラノーマル・ロマンスの到達点!

傷だらけの魂、ひきさかれた心。
運命(さだめ)に抗うは鋼の愛。
記憶を喪った美しきサイ。愛する女を救うため男は全てを懸ける!


〈シャイン財団〉理事長のデヴラジ・サントスは、家の前に放り出されていた傷ついた女性を保護する。
素性はサイの元研究者とすぐに判明したものの、本人は拷問と薬物投与のせいで記憶を喪っていた。
カーチャと呼ばれることになった彼女と回復までの時間を過ごすなか、すべてはサイの仕掛けた罠ではないかとの疑念を覚えつつも、いつしか惹かれてゆくデヴ。
二人を待ち受ける苛烈な運命とは? 
巻末には特別短編を収録!


今回のヒーローは、第4巻以降、すでに登場していたデヴラジ・サントス。
ヒューマンではありますが、サイの血をひく〈忘れられた民〉たちのひとりです。その組織の長として、子供たちを守るのが仕事でして、彼もまた「鋼」にまつわる若干の超能力が使えます。

そんな彼の家の前に遺棄された、ぼろぼろに傷めつけられたサイの女性。
彼は、記憶を喪ったよるべない美しきサイを救うべく全力を尽くしますが、一方で、彼女がわざとサイの組織から送り込まれた潜在的なスパイである可能性も捨て切れません。

ヒロインのほうは、ごく前のほうでアシャヤの助手だったエカテリーナであることが明らかになりますが、彼女は「エカテリーナは死んだ」と主張し、別の名前で呼ばれることを望みます。

疑心暗鬼のなかで、「カーチャ」と呼ばれることになった彼女に強く惹かれていくデヴラジ。
少しずつ記憶を取り戻すなか、やはり自分が「あやつり人形」なのではないかとの恐怖をつのらせるカーチャ。物語は緊迫感をもって終盤へと入っていきます。

初のヒューマンのヒーローということで、デヴラジの扱いをどうしてくるかと思いましたが、サイっぽいクールさとチェンジリングっぽいアルファぶりを兼ねそなえたキャラとして、うまく落とし所を設定している印象でした。
一方で、カーチャは歴代ヒロインのなかでも、群を抜いてぼろぼろの状態で登場します。
肉体的にも、精神的にも破壊されつくし、あらゆるものとの関係性を断ち切られ、サイも、ヒューマンも、自分自身ですら信じられない状態のなかで、デヴラジとのあいだで築かれた、ただひとつの絆を彼女は深めていくのです。

さて、本書の終盤は、ナリーニ・シンの新境地といってもいいのではないでしょうか。

とにかく、めちゃくちゃ涙腺にきます。
少なくとも、編集者は少し泣きました。

詳しく書くと興ざめなので書きませんが、カーチャを見守るしかないデヴラジの苦悩と、それでも凛とふるまおうとするカーチャの気高さは、読む人すべての胸を打つことでしょう。
苦しい試練の先にふたりを待ち受ける運命とは? 
それはぜひご自身で読んで、お確かめ下さい。

さて、次巻となる第8巻『Bonds of Justice』ですが、鋭意翻訳中でございます。
年内希望との声も頂戴しておりますが、順調にいって年明けくらいかなあ、と思っております。
ヒーローは、第4巻で登場済みの刑事マックス。
「シリーズ全体を通しての物語の大きなターニングポイント」(翻訳者あとがき)とのこと。
大いにご期待ください!(編集J)

2013年8月31日 20:37 | | コメント(5)

ご紹介がたいへん遅くなってしまって、申し訳ありません。
この自転車操業状態、ホントになんとかせねば・・・・

今月の新刊、もう読んでいただけましたか?
まずは、弊社看板作家のひとり、コニー・メイスンお得意の海洋冒険&中世もの『ヴァイキングに愛を誓って』のご紹介です。

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あらすじはこんな感じです。

その娘はケルトの末裔、心優しき癒やし人。
水浴びをする娘を一目みた瞬間から、海の戦士は彼女の虜になった!

ヴァイキングの首領ソーンは勇猛果敢な戦士として広くその名を知られていた。
その彼がある日、何かに導かれるようにマン島に立ち寄った。そこでソーンは月の光が降り注ぐ下で水浴びをする娘を目にし、一目で彼女の虜になってしまう。
娘の名はフィオナ。島民からは癒やし人と呼ばれている医術を操る美しい娘。
それからのソーンは、フィオナを忘れられない日々が続いた。まるで魔女にとりつかれたかのように。たまらずソーンは再び島に上陸し、フィオナを拉致して自らのものにしてしまうが……。


これは、かつて前任者がフランクフルトのブックフェアで、コニーのエージェントさんと会ったとき、「やるなら『Viking!』よ!」と大いに薦められた一冊とうかがっております。

ヴァイキングとコニー。なんだかとっても相性のよい感じがしませんか?

じっさい、ゲラで読んでみて大興奮。
最近出したコニー作のなかでは出色の出来だったのではないでしょうか!

男性的で高圧的だが、ウルトラお馬鹿なヒーロー、ソーンと、
知恵の回る、高潔でへこたれない不屈のヒロイン、フィオナ。
コニーによくあるおてんばで言うことをまるで聞かないタイプとはことなり、今回は実に感情移入できるヒロイン像です。

ヴァイキングの首領ソーンは、神秘の島マン島でフィオナが裸で水浴びをしているところを目撃し、一目で恋に落ちるのですが、本人はかなり後半になるまで、それにまったく気づきません。

悪い魔法をかけられたと信じ込んでいるのです。

「女に会ってこんな気持ちになったのははじめてだ。あの夜あの霧深い島で出会った魔女に魂を吸い取られて、忘れられなくなってしまったのだ」(p15)

おいおい。

で、一年間にわたって他の女を見ても何もできない身体にされたソーン(笑)は、その悪辣な呪いをとくため、なんとマン島からフィオナを拉致してくるのです。しかも、父親も弟も婚約者も、みんなソーンを信じて、フィオナを魔女呼ばわりして、迫害・・・・ひどい話です。
本書は、フィオナの誠実さと愛情深さが、ヴァイキングの頑なな思い込みと信心を打ち破っていく過程といってもかまいません。
おばかといえば、おばかですが、ソーンは、コニー・ヒーローのなかでも、メロメロ度の高さは指折り。きっとご満足いただけるものと思います。

それから、ソーンの婚約者とその兄貴が、まあいつもながらひどい連中でして(笑)。
悪漢を描かせれば天下無双のコニー。彼らのたどる末路にもぜひご注目ください。(編集J)

2013年8月31日 20:22 | | コメント(0)

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