今月の扶桑社ロマンス、もうお読みいただけましたでしょうか。

まず一冊目は、エリン・ナイトリーの『別れの手紙に愛をこめて』。

期待の新人が贈るリージェンシーの快作です。

 

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あらすじはこんな感じです。

 

エヴリンは兄のイートン校進学に伴い兄の学友ヘイスティングズと
手紙を通して知り合う。その後、気が合った二人は
文通を重ねて親密さを増していった。
一度も会わずに二人だけの時間を共有して五年になろうという頃、
彼からエヴリンの許に心ない言葉を書き連ねた絶縁状が届く。
失意のどん底に落とされるエヴリン。しかしそれから七年後、
ヘイスティングズは名前を隠し、兄と共にエヴリンの前に姿を現わして......。

 

弊社といたしましては、ヒストリカル・ロマンスを出版するにあたって、

なるべく、チャーミングでキュートな系統の作品と、

HOTでセクシーな系統の作品をバランスよくご紹介していこうと

考えております。

本作は、前者の路線に属する、ういういしくも情感ゆたかな、美しいリージェンシーです。

 

若い日の文通が話の核となってくるのですが、

その手紙が各章の冒頭に置かれ、往復書簡のように扱われる仕掛けは、

弊社ロマンスの愛読者の方なら、サブリナ・ジェフリーズの

『淑女のための修養学校』シリーズですでにおなじみの趣向でしょう。

冒頭の謝辞からもわかるとおり、弊社でご紹介しているサブリナ・ジェフリーズと

ヘザー・スノウは、同じ創作グループに属しているようす。

自然と、内容上お互い影響を受け合っているのだと思います。

 

アメリカでは、作家たちがデビュー前からそれぞれワークショップを

組んで、お互いの原稿を批評しあいながら腕を磨いてゆくのは、

ロマンス・ファンの方ならよくご存じのことかと存じます。

アメリカのロマンス作家クラブでは、アマチュアの読者が作家を目指し、

地方支部で研鑽を重ね、新人賞を経てプロ・デビューするシステムが

確立しているのですね。

 

ヒロインのキュートなキャラ立てや、かなり気のきつい性格付け、

謎解き要素のある複雑なプロット、など、三人に共通する部分は

多い気がします。

それに実は、ちょうど来月がジェフリーズのシリーズ第三弾、

再来月がヘザー・スノウの第二作と三人の作品が期せずして

続くのですが、それぞれ結構、ネタがかぶり気味のような・・・(笑)。

まったくこちらが意図したことではなく、出版期限や原稿の上がり順で

こんなことになってしまい、申し訳ない気もする反面、

同じチームの作家たちが、どう影響を与え合っているかを

見るにはうってつけの機会かと思います。

ぜひ、来月も再来月も弊社ロマンスをお楽しみに!(編集J)

 

 

2014年5月30日 22:10

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