2014年6月アーカイブ

扶桑社ロマンスの新刊が、7月2日(水)に発売となります。

今月は、期待の新人によるセクシー・リージェンシーの第二弾と、ベテランによるエロティックなヒストリカル・ロマンスの計2点をお届けします。

 

ヘザー・スノウ 高里ひろ/訳『甘美なる嘘』

(原題 Sweet Deception)本体1000円+税

 

エマはここ何年も、身体の悪い兄にかわってダービーシャーの治安判事の職務を代行してきました。彼女の指揮のもと失踪した召使の捜索が行われるなか、隣領の子爵デリクが帰郷します。初恋の相手との再会に秘かに胸踊らせつつも、彼のまとう放蕩者の雰囲気にとまどうエマ。しかしデリクには実は秘められた任務があって......嘘と嘘とで固められた仮面の下、二人の心と身体は熱く燃え上がる。セクシーでミステリアスなリージェンシー!

 

ジェス・マイケルズ 河村恵/訳『悦びの手ほどき』

(原題 An Introduction to Pleasure)本体900円+税

 

父は他界し病身の母を抱えたうえにメイドの仕事を断たれたリサンドラ。彼女が窮余の策として選んだのが貴族の愛人になる道でした。そして訪ねたのが貴族に愛人を斡旋している元高級娼婦ヴィヴィアン。ヴィヴィアンは子爵のアンドリューを紹介してくれます。心に闇を抱えひっそりと暮らす彼でしたが、リサンドラを気に入り期間限定で愛の秘技を伝授することになり......。練達の筆が奏でる濃密なエロティックヒストリカル!

 

 ぜひ、お楽しみに!

2014年6月29日 23:10 | | コメント(0)

今月のもう一点は、セクシー・リージェンシーの女王、サブリナ・ジェフリーズが贈る

〈ヘリオン〉シリーズ第三弾、『求婚の極意』です。

今回のヒロインは、ジェフリーズ自身とも重なるゴチック小説家。

渾身の一作に仕上がっています。

 

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あらすじは、こんな感じです。

 

ストーンヴィル侯爵家の長女ミネルバは、ゴシック小説家として生きる自由を満喫するため生涯独身を貫く決意だった。

しかし祖母のヘティは相続条件をたてに結婚を強要してくる。

そこでミネルバは、雑誌広告で花婿を募集して祖母を怒らせ条件を撤回させようと計画するが、現われたのはジャイルズ・マスターズただ一人だった。

凄腕の弁護士。謎を秘めた放蕩貴族。幼い日に恋に落ちた相手。

だけど十九の時に手ひどくふられて以来許せない男......。

一体、彼の目的は何? 絶好調のシリーズ第三弾! 

 

全米で大人気のジェフリーズ。

本作も、ニューヨーク・タイムズとパブリッシャーズ・ウィークリーのベストセラーリストで、最高4位、一ヶ月以上リスト入りしたヒット作です。

 

今回のヒロイン、ミネルバは、実名でゴシック小説を公表している作家で、独身生活を満喫しています。

でも、実際には、心のなかにずっと憧れてきた男性がいるのです。

彼の名は、ジャイルズ・マスターズ。前シリーズ最終巻『淑女の心得』に登場した、ヒーロー、デイビッドの弟です。

前回登場時には、なんだかボンボンの次男坊で、メイドとやっちゃって迷惑かけて、みたいなキャラだったのですが、年月が流れて(その反省もあって)、切れ者の弁護士へと成長を遂げています。

しかも表面上は放蕩貴族を装いながら、じつは・・・という、最近はやりのプロット立てになっていますが、

気はものすごく強いけどとことん一途なヒロインと、やんちゃな貴族の仮面の下で孤独をかかえるヒーローという、ジェフリーズの定型がもっともうまくハマった作品ではないかと思います。

 

やはり、ジェフリーズ自身の体験が活かせているからでしょうが、作家であるミネルバの物の考え方や取材のし方、作品への反映のさせ方が実にリアル。

実在の知り合いに、「あなた、私を作品に登場させたでしょう」って言われることは、ご本人もしょっちゅうあるんでしょうね。

前作までに登場したヒーローたちのわからずやっぷり(シスコンっぷり)や、新婚そうそう、さっそく探偵を雇って身元調査させてるミネルバなど、多少ツッコミたい部分もありますが、「愛する人に嘘をつかない」のは当然として、「隠し事はありか、なしか」というのは、常にジェフリーズが追求しているテーマでもあります。

 

それと、今回は、契約結婚系のお話なので、ふだんのジェフリーズ作品より早めに官能的なラブシーンがさまざまなヴァリエーションで楽しめるという特典つき。

この人のラブシーンは、最近はやりのえげつない感じはまったくないのに、とてもセクシーで絵画的。これぞヒストリカルの本道と呼びたくなります。

 

次作は、翻訳者さんに別の(リサ・マリー・ライスですが)ロマサスをお願いしているので、

いったん間を置いて、それでも年内にはご紹介できればいいな、と思っております。

馬車競走に明け暮れるデスウィッシュ、ゲイブと、それに挑むヒロインの物語。どうぞお楽しみに。(編集J)

 

2014年6月29日 22:12 | | コメント(0)

今月の新刊は、もう読んでいただけたでしょうか?

まず一冊目は、リンダ・ウィンステッド・ジョーンズ『ためらいの媚薬』

お伽噺ふうの設定を採用した、RITA賞作家による、

官能度高めのヒストリカル・ロマンスです。

 

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あらすじは、こんな感じです。

 

南北戦争終結から十年後のミシシッピー州の小さな町。

マチルダは町外れの森の中でひとり暮しをしていた。

彼女を"魔女"呼ばわりする人もいたが気にはならなかった。

栽培した花や薬草、自ら焼いたパンなどを町で売り生計を立てる気ままな日々。

そんなある日、逞しい身体をしたハンサムな実業家デクランが彼女を訪ねて来る。

彼は遠回しに"惚れ薬"を作って欲しいと言ってきた。マチルダは一旦断るのだが......。

 

リンダ・ウィンステッド・ジョーンズは、本国では20年に及ぶキャリアをもつベテランで、

リンダ・ウィンステッド、リンダ・ジョーンズ、リンダ・ファロンなど、似通った(笑)ペンネームを使い分けて、数多くの作品を送りだしています。

本作も、メルヘンチックな舞台立てと、ドニゼッティを「愛の妙薬」を思わせる題材、

エロイザ・ジェームズをほうふつさせる雰囲気など、ベテランの力量が存分に発揮されています。

 

今回、本が完成したので本国にお送りしたら、エージェントを通じて著者からご連絡をいただき、

「すばらしい装丁だ」ということで、おほめの言葉をちょうだいしました。

スタッフ一同感激しております。

ただ、そのとき「ただ、左下に入ってるのは一体何?」と訊かれて、こちらもちょっと苦笑ぎみに。

中にクッキーを焼く描写が出てきて、担当デザイナーはそれを森での生活とかけて、

あえて動物クッキーの画像をあしらったらしいんですけど、

そういや、たしか自分も、色校正のとき、直の担当者に、

「この、たべっ子どうぶつみたいなの、何ですか?」って訊いたんだった・・・(笑)。

 

リンダ・ウィンステッド・ジョーンズのお伽噺シリーズは、本作以外にも

7作品ほどありまして、元ネタも含めて、なかなかに興味深いラインナップになっております。

『Big Bad Wolf』は、「あかずきんちゃん」でしょう。

『De Buty & The Beast』 は「美女と野獣」。

『Let Down Your Hair』は、「ラプンツェル」でしょうね。

『Someone's Been Sleeping In My Bed 』は、「眠れる森の美女」と見せかけて「三匹のくま」らしいです。

問題は、『Cinderfella 』でしょうね・・・・

いや、題材がじゃなくて、いいんだろうか、こんなタイトル・・・(笑)。なんか、わたしが勘違いしているのか?

 

もし、本作の売れ行きが良好なようなら、また続編をご紹介する機会もあるかと存じますので、

ぜひふるってご購入いただければ、幸いです。(編集J)

2014年6月29日 21:36 | | コメント(0)

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