2014年9月アーカイブ

今月の新刊は、棚卸しの関係で発売日が繰り上がり、9月29日(月)の発売となっております。何卒ご了承ください。

今月は、大人気作家による本格的なロマンティック・サスペンス巨編と、期待の新星が贈る、濃密なゴシック・テイストただようヴィクトリアン・ロマンスの計2本です!

 

リサ・マリー・ライス 上中京/訳『夜明けを信じて』

(原題 Darkness at Dawn)本体980円+税

 

ヒマラヤ山地のとある王国に潜入していた諜報員が、エボラ出血熱にも似た恐るべき症状を示して死を遂げます。兵器化されたウィルスによるバイオテロが計画中との情報を得たCIAは、その国の王宮で少女時代を過ごした古文書学者のルーシーにテロ計画の全貌を探らせる役目を依頼、陸軍山岳部隊のエリート戦士を護衛につけることに。婚約中のカップルをよそおった二人は、やがて真の信頼関係で結ばれていきますが、世界規模のテロ計画は、二人の命も脅かし......
大人気作家が贈る本格派ラブ・サスペンス!

 

 

モイラ・クレアモント 文月郁/訳『愛と悲しみの貴婦人』

(原題 The Dark Lady)本体1000円+税

 

 幼い頃に両親を亡くしたイアンは、父の友人カリン伯爵に引き取られます。その家にはイアンと同じく両親を亡くして引き取られてきたエヴァがいました。ふたりは成長するにつれ惹かれ合うようになりますが、エヴァは伯爵の遺言に従い別の男性と結婚。イアンは軍人としてインドへ旅立ちます。
それから三年後、帰国したイアンはエヴァを訪ねますが、なんと彼女は病院に幽閉され、アヘン中毒になっていました......。
ヴィクトリア朝期の暗部を背景に、狂おしいばかりの情熱が交錯するゴシック風味満点のヒストリカル・ロマンス!

 


 

2014年9月28日 16:41 | | コメント(1)

きのういったんブログを書いたのですが、「もどる」ボタンを余分にクリックしたせいで、書きあげた記事をまるごとすっ飛ばしてしまい、ふてくされて一日だらけてた編集Jです。

がんばって、もう一回思い出しながら書きました!

 

ナリーニ・シンの大人気パラノーマル・ロマンス、〈サイ=チェンジリング〉シリーズの最新刊『藍色の瞳の女神と戯れて』のご紹介です。

皆様の熱いご声援に支えられて、ついに第九弾までたどり着きました!

 

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あらすじは、こんな感じです。

 

狼チェンジリング〈スノーダンサー〉の副官インディゴは、4歳年下の仲間で群れの"追跡者"であるアンドリューから、熱い求愛を受けてとまどう。

群れで上位に属する支配的なタイプの自分が、彼と付き合ってもうまくいくはずがない。だが拒絶されてなお、インディゴを伴侶として求めるアンドリューの想いは変わらなかった。

魅力あふれる情熱的な求愛はいつしか気高い女狼の心をとらえ......巻末には特別短編を収録!

 

このところ二作、サイのヒロインとヒューマンの男性という取り合わせで進んできたシリーズですが、今回は第六弾以来のチェンジリング・カップル。同じ群れ内の同種族どうしも初めてなら、年上ヒロインのパターンも初めてです。

これまでのシリーズでは、異種族間の『差異』が、恋愛における乗り越えなければならない壁となる ことが多かったわけですが、チェンジリング同士のカップルである今回は、二人の『同質性』が、逆に恋愛対象としてのお互いをしばる枷となります。

ヒロインとヒーローは、群れの同僚として力量を比較される立場。しかも、ヒロインは年上で、役職も上。なんか、お勤めをされている読者にとっては、けっこう身近なシチュエイションだったりするのではないでしょうか。

ヒロインのインディゴは、自分が支配される側に回るのには耐えられないタイプであることを自覚していて、年下のアンドリューを「伴侶」の対象にできるとは思えず、彼の熱烈な求愛をそでにし続けます。しかし、アンドリューはへこたれず、何度も言い寄ってきて・・・・・・。

このへんの「主導権争い」のつばぜり合いを、男女間の恋愛要素と絡ませるのが、ナリーニ・シンは本当にじょうずだなあ、といつも思います。

 

本作の最大の読みどころは、いかにしてアンドリューが、頑ななインディゴの心を開かせ、伴侶として自分を認めさせるかにあるわけですが、そのプロセスはそのまま、われわれ読者がアンドリューというキャラクターをより深く理解し、「ヒーロー」たりうる存在として認識していく過程と同期しているといえます。

既刊で登場したときには、堅物の兄貴に庇護された、若干甘えん坊の陽気な青年といったイメージだったアンドリュー。しかし、本書のなかでわれわれは、アンドリューの隠された能力と職分を知り、彼の活躍ぶりを目の当たりにし、彼の笑顔の裏にある悲しみと決意を知ることになります。

 

インディゴがアンドリューを受け入れるそのとき。

読んでいる貴方もまた、アンドリューという愛嬌あふれる狼のことが、大好きになっているにちがいありません。

 

それから、巻末には訳者の藤井さん渾身の作である、主要キャラクター一覧が掲載されています。ぜひ、お読みになるときのご参考になさってくださいね。

 

さて次回作『Kiss of Snow』では、いよいよ満を持して、スノーダンサーのアルファ、ホークがヒーローとして登場します。

ここ何巻も引きずってきた、あの女性との関係はいったいどうなるのでしょう?

シリーズ自体もあらたなる局面に突入。いよいよ物語から目を離せません。

ただ 原書で見る限り、これがけっこうなボリュームがありまして、もしかすると、ついに一冊では収めきれないなんてことになるやもしれません。もしそうなったとしても、なんとかお見限りなきよう、心からお願い申しあげます。

 

それと、諸般の事情で(もちろん、量が多いってのもあるわけですが)、次作の発刊はいつものペースより少し遅れて、4月ごろになっちゃいそうな感じです。なるべく早くお届けできるようにがんばりますが、そのへんご了承いただければ幸いです。

 

それから、朗報です。

ようやく、〈サイ=チェンジリング〉シリーズの既刊1~8巻の電子書籍が完成し、この週末からKindle Store などでの販売が開始されました!

ずっと、第一巻の『黒き狩人と夜空の瞳』が在庫僅少で(返品頼りで倉庫に数冊しかないが、重版はとても無理)、出せたり出せなかったりという状況が続いていて心苦しかったのですが、もし書籍がどうしても見つからない場合は、今後、ぜひこちらもご活用いただければと思います。

また、既刊を読み直したいという方も、持ち運びが軽い電子は、いつでもどこでもサイ=チェンジリングの世界にひたるにはとても便利なツールかと。ぜひまとめてご購入くださいね!

(編集J)

2014年9月26日 21:24 | | コメント(6)

今月のロマンスはもうお読みいただけたでしょうか?

まずは、『ラスト・ヴァイキング』。ベテラン人気作家サンドラ・ヒルによる、HOTなシーンあり、笑いあり、のタイムトラベル・ロマンスです。

 

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あらすじはこんな感じです。

 

二十世紀末のメイン州。中世史を専攻する歴史学者メレディスは現在、中世のヴァイキング船を建造し、彼らの航海術を現代に再現する計画に取り組んでいた。

ある日の夜、帰宅した彼女は室内で男に襲われる。
男はヴァイキングの衣装をまとい、意味不明な言動でメレディスを混乱させたが、しばらく後に彼が正真正銘のヴァイキングであると判明。

乗っていた船が難破し、時空を超えて現代に迷い込んだというのだ......。

堅物な大学教授と野性味満点のヴァイキングが織りなす破天荒なラブストーリー!

 

タイムトラベル物は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』から、『戦国自衛隊』『夕ばえ作戦』『時をかける少女』までいろいろあるわけですが、海外ロマンスでも、タイムトラベル/タイムスリップをネタとしたものが、ジャンルとして確立されています。

いくつかのパターンがありますが、よくあるのがダイアナ・ガバルドンの『アウトランダー』シリーズや、カレン・マリー・モニングの作品のように、現代のヒロイン(もしくは、その魂)が過去にタイムスリップするというもの。

逆に、男のほうがやってくるパターンもありまして、このジャンルの古典ともいえるジュード・デヴローの『時のかなたの恋人』では、16世紀の英国からヒーローがやってきます(後半は逆にヒロインが過去に飛ぶ展開になりますが)。

今回の『ラスト・ヴァイキング』の場合は、過去からヴァイキングがタイムスリップしてくるパターン。

 

玄関開けたら、ヴァイキング(笑)。

それも、半裸のマッチョマンが兎の皮を剥いで、暖炉で焼いてるという笑撃のファースト・コンタクト。

挙句、「この国にいるあいだ、おれはおまえを寝床の相手と決めた」と宣言し、いきなり全裸になってせまってくる始末。

サンドラ・ヒルは、のっけから読者を笑かしにかかります。

タイムトラベル物では欠かせない、文化のギャップを用いたユーモアあふれるシーン(ちょっと『クロコダイル・ダンディー』みたいなかんじ)のてんこもり。

セクシーなシーンにも事欠きません。それこそ、次から次へと手を替え、品を替え。

いい意味で「破廉恥」な感じのおおらかさが、本作の魅力といっていいでしょう。

とにかく、ヴァイキングの適応力が尋常じゃなく、ぐいぐい話をひっぱる、ひっぱる。

しかも、後半にはちょっとせつないシーンなんかもあり、ロマンスとしても十分きゅんとさせてくれます。

 

ちなみに、続編では、今回のヒーローのお兄さんも、弟も、現代にタイムスリップしてきてることが判明。どうなってんすか・・・ww

 

笑って、燃えて、やがてぐっとくる、時空を超えた愛の物語。

最近、似たようなロマンスが多いなあという方に、ぜひおすすめしたい逸品です!

(編集J)

2014年9月26日 19:19 | | コメント(0)

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