先月のもう一本は、日本では初紹介となるミシェル・ビーティーの海賊もの『愛と復讐のカリブ海』です。

 

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あらすじはこんな感じです。

 

17世紀、カリブ海沿岸。牢獄で絞首刑を待つばかりだった隻眼の海賊ルークは、謎の官能的な美女サマンサの手引きで脱獄に成功する。
ルークは旧知の海賊ダーヴィッシュを見つける手助けを依頼され、彼女こそが名高い海賊サム・スティールの正体であることを知り大いに驚く。
サマンサは両親の仇であるダーヴィッシュへの復讐を遂げるため、ずっと彼を追い続けてきたのだ。
しかしルークは圧倒的な魅力を発しながら逃げ場のない船上でサマンサに誘いかけてきて......
愛憎渦巻く官能の海洋冒険絵巻!

 

著者本人も映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」を意識しているとおっしゃっているとおり、隻眼の海賊と復讐に燃える女海賊のHOTなやりとりが存分に堪能できます。

特徴としては、まずヒロインの設定にかなり「アク」の強いところがある点があげられるでしょうか。過去に家族を惨殺されているのみならず、本人も結構ひどい目にあっており、いっぽう現時点では、荒くれどもも率いて海賊行為の中心にいるといった具合。著者の考える「海賊もの」の空気感が伝わってきます。

 

ずっと彼女を庇護してきた一等航海士のジョーや、主役のふたりを気にかけるルークの妹ジャクリーンなど、サブキャラクターも魅力的。

偏執的にヒロインを追い続けるプランテーション主が奥さんに対しては優しい旦那さんだったり、復讐相手のダーヴィッシュが出会ってみたら腐臭を放つような零落ぶりを見せたりと、悪役のキャラクターづけにおいて陰影が濃い点も、海洋冒険絵巻としての味わいを深めています。

HOTな描写も新人らしからぬ筆力で、これからも期待できる作家さんではないかと思っております。

 

あと、カバーの折り返しに、弊社の誇る「海賊もの」をピックアップして載せておきましたので、本書が気に入ってもらえたら、ぜひそちらもお楽しみいただければ。(編集J)

 

 

2014年12月 7日 20:46

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