2015年3月アーカイブ

今月の扶桑社ロマンス新刊は、年度末の棚卸しの関係もありまして、ふだんより繰り上がって

3月27日に発売となります。

間にロマンティック・サスペンスをはさみましたので、若干お待たせしましたが、

女王ノーラ・ロバーツ〈オドワイヤー家トリロジー〉の第二弾をお届けします!

 

『心惑わせる影』ノーラ・ロバーツ(原題Shadow Spell)

鮎川由美/訳 本体価格980円

鷹狩り学校で働くオドワイヤー家の長男コナーは、森の中で悪の妖術師キャヴァンと遭遇し、襲われていた少年を助ける。その子どもこそ、コナーの先祖ソーカの息子エイモンが次元のはざまに落とされ現代に現れたものだった。

一方、コナーの幼なじみミーラは、優しくてハンサムなコナーに対して淡い恋心を抱きながら、彼に心を動かされないよう自分を戒めてきた。しかしキャヴァンとの本格的な戦いが迫る中、ふたりは急速に男女の関係を意識するようになり......愛と魔術の三部作、待望の第二弾!

 

合わせて、ノーラ・ロバーツ ベスト・セレクションの第二回配本といたしまして、

『リバーズ・エンド』(上・下)、〈シーサイド・トリロジー〉の第一作『海辺の誓い』新装改訂版で復刊いたします。

 

まだお読みでない方は、この機会に世界ナンバーワン・ロマンス作家であるノーラの代表作を、ぜひご堪能くださいね!

お楽しみに!

 

 

2015年3月24日 21:08 | | コメント(0)

今月のもう一冊は、レニー・ベルナード『誘惑と情熱のゲーム』

『誘惑の仮面舞踏会』『誘惑と戯れの館』に続く、官能ヒストリカルです。

 

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 あらすじはこんな感じです。

 

銃創を負って療養していた放蕩者の伯爵ジュリアンは、傷も癒えてようやくロンドンに帰ってきた。

偶然出かけたパーティーで、彼は社交界にデビューしたての令嬢イブに目を奪われる。

彼女がカードゲームで初心者を装いながら勝ちを拾っていることに強い興味を覚えたジュリアンは、猛烈な勢いで誘惑を仕掛ける。

一方その素姓に秘密を抱えるイブは、何とか伯爵のよこしまな欲望から逃れようとするが、身体は相手の性的な魅力に抗えず......

めくるめく官能シーンに酔いしれる興奮必至のヒストリカル!

 

第一作の『誘惑の仮面舞踏会』で悪役を務めたジュリアンが、今回はヒーローとして登場。

対するヒロインのイブは、ギャンブラーの父を持ち、天才的な賭博の才に恵まれた女性。おじの命令でやむなく貴族を詐称して、カードゲームで利益をあげています。

そんな彼女を、どうやってジュリアンが救ってみせるか、が話の本筋となっています。

 

本作の見どころは、なんといってもベルナードらしい濃厚でアイディアに富んだラブ・シーンの数々でしょう。『誘惑の仮面舞踏会』で編集者を虜にした良い意味でのバカっぽさも、しっかり残っています。

 

 (p184)

ボタンは何の抵抗もなく外れていき、イブの指は内面の嵐とは裏腹に優雅に動いた。

「袖の中にカードを隠していないことを見せるのに......これ以上いい方法を思いつけないの」

 

いやいや、それは無理があるだろっ(笑)

 

ただ、ほんとに今回のヒーローはとても魅力的ですよ。最初から最後までずっと一途で、諦めることなくヒロインを追い続けるあたりにはけっこうしびれまし、ラストに至って、それまでのジュリアンの不可解な言動にすべて説明がつき、意外なほどきれいに大団円を迎えるのにも感心しました。

なんだ、ジュリアン、すごく良いやつじゃないですか......。

 

 ヒストリカルの好きな方なら、どなたでも楽しんでいただける作品だと思います。ぜひご一読ください!(編集J)

2015年3月24日 19:58 | | コメント(0)

今月の扶桑社ロマンスの新刊は、もうお読みいただけたでしょうか?

一冊目は、弊社の看板作家コニー・メイスンのウェスタン・ロマンス三部作の最終巻『愛は裏切りを超えて』です。

 

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 あらすじは、こんな感じです。

 

無実の罪を着せられ逃亡中のサムは、酒場で知り合った牧場責任者に誘われるまま、彼のもとで働くべく牧場に出向く。

ところがそこで経営者として現れたのは、6年の間音信不通だった妻のレイシーだった。

結婚直後さまざまな災難が降りかかり、二人は別れ別れになったまま現在に至っていたのだ。

レイシーは経営難を克服するため、やむなく資産家の牧場主との結婚を受け入れたところだった。レイシーとやり直したいサムは何とか彼女の心を取り戻そうとするが......

波瀾万丈の物語が幕を開ける!

 

(p80)

レイシーの言葉には恐怖がにじんでいた。「なにをするつもり?」

「おれたちの関係を確かめるんだ」サムは叫んだ。

「放して!」

「放すよ。やることをやったらな。おれがほしくないと言ってみろ」

レイシーが挑みかかるように胸を張った。「あなたなんかほしくないわ」

「キスしたあとで言ってみろ」

サムの唇がレイシーの唇をとらえた。やさしいキスではないが乱暴なキスでもなかった。説得力があって心から求めていると思わせるようなキス。・・・(後略)

 

前作『大平原の嵐のように』では、男まさりの女ガンマンが登場するいっぽうで、ヒーローのジェスはなかなかにジェントルなタイプでしたが、今回のサムは押せ押せで迫る男臭いタイプ。生き別れた妻をあの手この手で籠絡にかかります。

かつて婚姻関係にありながら離れ離れになった二人が、改めてパートナーへの愛情にきづくという展開、お互いが相手の行動を裏切りと誤解してすれ違うようすなど、舞台と時代はちがっても、コニー・メイスンの得意なヒストリカルのフォーマットが用いられ、旧来のファンは、じゅうぶん楽しくお読みいただけると思います。

敵役のテイラー・クレイマーのえげつない悪役ぶりもさることながら、コニー作品ではおなじみのライバルキャラとして登場する「イエローバード」という女性が、ウェスタン・ロマンスならではのキャラ設定で強烈な印象を残します。未読の方はぜひご期待ください。

日本では、ウェスタン・ロマンスは売りにくいとされ、なかなかご紹介の機会がありませんでしたが、コニーにとっては最も得意とするジャンルでもあり、こうして三部作を三年かけてお届けした次第です。

 

次回のコニーは、現在のところ夏ごろに『放蕩者』シリーズの最終巻をお届けするつもりです。

引き続き、お楽しみに!(編集J)

 

 

 

 

 

2015年3月24日 17:29 | | コメント(0)

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