皆様、もう今月の新刊はお読みいただけたでしょうか?

ナリーニ・シンの大人気パラノーマル・ロマンス〈サイ=チェンジリング〉シリーズの第十弾、『雪の狼と紅蓮の宝玉』(上・下)でございます。おお、並べるとなかなかに良い装丁ではないですか(自賛)。

 

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あらすじは、こんな感じです。

 

狼チェンジリング〈スノーダンサー〉のアルファ、ホークにとって、サイの見習い戦士シェンナの存在はもはや無視できないものだった。

幼い日いずれ"伴侶"となるはずだった少女を喪ったときから、ずっと特定の女性と関係を結ぶことを拒んできた。しかも相手はまだ19歳だ。群れを統べる立場の自分には若すぎる。

しかし、ホークの中で紅玉色の髪をもつ魅力的なシェンナに惹かれる想いは抑えきれないほど強まっていく。 

一方、シェンナもまた〈サイネット〉から離脱して〈スノーダンサー〉の群れに亡命したその瞬間から、ホークにどうしようもなく魅了されてきた。

胸を焦がす一途な想いがようやく成就したそのとき、彼女は冷たい炎を操るXサイとしての自らの宿命と直面することに。

しかも〈純粋なるサイ〉による大規模な軍事攻撃計画が発覚、群れは最大の危機にみまわれる。

彼らを待ち受ける過酷な試練とは? 

 

登場時から、いつか訪れる当番回をずっと期待されてきたホークとシェンナの物語が、ついに解禁です!

シリーズ第一巻が、豹チェンジリング〈ダークリバー〉のアルファ、ルーカスと、サイのサッシャの物語に始まったことを考えると、「チェンジリングのアルファとサイの女性」という取り合わせは、まさに本シリーズの原点ともいうべきもの。

その意味では、ずっと第十巻のキリ番まで温めていたんでしょうね。

というわけで、ようやっと、狼チェンジリング〈スノーダンサー〉側のアルファ、ホークにもロマンスが訪れることになりました。お相手のシェンナはすでにご存知の通り、亡命者のサイ。まだ19歳の若い戦士見習いです。

毎回、なんらかの乗り越えるべき「障壁」がカップルの前途に仕込まれているのが本シリーズの特徴ですが、今回は、「種族の差」「立場の差」に加えて、「歳の差」が二人の行く手を阻みます。さらには、作品の世界観では絶対的な意義をもって語られる「"伴侶"の絆」という側面でも、二人は大きな問題を抱えています。

もうひとつのポイントは、シェンナがXサイという、冷たい炎を操る特殊な能力者だということでしょう。『ファイアースターター』に代表される、パイロキネシス系の能力者なわけですね。

これまで、本シリーズでサイがヒロインを務める巻では、ヒロインの能力としては、共感や予知、研究、調査、癒やしといった「誰かの救いとなりうる力」「女性性の強い力」が概ね割り当てられてきた感があります。

ところが、今回のヒロインは、まさに生体破壊兵器。世界を滅ぼしかねない過剰な能力を、必死で制御して抑えこんでいる女性です。能力の強さゆえに自壊の危機に瀕して、ヒーローの助けを必要とする部分では他作と共通しますが、少なくとも彼女はヒーローに守られるだけの無力なサイではない。

彼女は、挑み、行動し、歳上のアルファとすら対等な関係を結んで、全てを勝ち取ろうとする究極の「戦うヒロイン」なのです。

アルファの"伴侶"像として、すべてを癒し包み込んでゆく女性的なサッシャとは、まったく逆のキャラクター付けになっていることがわかるかと思います。

 

一方、本書ではシリーズ初の試みとして、ホークとシェンナの物語と並行して、ウォーカーとラーラのラブストーリーも同時に展開します。こちらはサイとチェンジリングの性別が逆転しているだけでなく、「戦士と治療師」、無骨な堅物ヒーローと女性的なヒロインと、メインのカップルとはまったく味わいの異なる恋愛模様が楽しめるよう、巧みに配されています。

 

とにかく、シリーズ最大規模のヴォリュームを誇る、質量共に文句なしの傑作。ちなみに、HOTなラブ・シーンも、シリーズ最大規模でございます! 派手なアクションや、手に汗握るサスペンスも大増量。二人の燃え盛る愛と合わせて、ぜひご堪能ください。

そういやしばらく買ってなかったな、というご無沙汰組の皆様も、決して後悔はさせませんので、ぜひ〈サイ=チェンジリング〉の世界を再訪いただければ嬉しく思います。

 

さて、気の早い話ですが、次回作、シリーズ第十一弾『Tangle of Need』も、同じくらいのヴォリュームはありそうなので、おそらくは上下巻になっちゃうかと思います(すでに権利は押さえました)。

現時点では、来年初頭ごろのご紹介を目指しておりますが、まあ予定は未定です(笑)。それまでは、他の扶桑社ロマンスをお読みいただきつつ、気長にお待ちくださいませ。(編集J)

 

 

 

 

2015年5月31日 21:47

コメント(2)

Comment

  • 次回作が気になってのぞいてみたならば!!
    来年かぁ~ できれば年末に発売して頂いて、寝正月になるであろう冬休みを有意義に過ごしたいなぁ(笑)
    上下巻になるのが嫌な方々もいらっしゃいますが、今回のはいい感じで上下に別れてて
    上巻を読み終わる頃には下巻に対する期待感が溢れまくってました
    ちょっと文才がないもんで上手く言えませんけど、
    上下巻になるのはウェルカムです
    あと半年、楽しみに楽しみに楽しみにしています!!



    |ひっさん|2015年6月 1日 15:19

  • 次回作の予定がもうあるのですね!
    うれしい~
    私は上下巻より1冊でまとまっている方が好きですが・・・。
    でも〈サイ=チェンジリング〉シリーズは上下巻になっても買います!

    他の扶桑社ロマンスも楽しみにしていますが、そのなかに、
    エリザベス・ノートン(Stolenシリーズ)
    ロクサナ・セントクレア(ガーディアン・アンジェリーノシリーズ)
    カレン・ローズ
    などの続編は含まれてないでしょうか?
    パラノーマルも好きですがロマサスも好きなので続編お願いします!



    |読者・K|2015年6月 6日 14:33

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