今月の新刊は、もうお読みいただけたでしょうか?

長らく続いてきたサブリナ・ジェフリーズ〈ヘリオン〉シリーズも、この第五巻でついに完結。

最終巻『レディの本分』では、一家の末娘セリアと、敏腕捜査官ジャクソン・ピンターが、ヒロインとヒーローをつとめます。

 

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「男の本性がどんなものかぐらい、わかっているわ。見損なわないで」後ろに壁を感じて、レディ・セリアは足を止めた。「自分の身の安全ぐらい、自分で守れるわ」
「そうかな?」ジャクソンは彼女の体をはさむようにして、両手を壁に押しつけた。これで彼女は身動きできない。
(中略)
 体を倒して近づけながら、ジャクソンは低い声でささやいた。「あなたを傷つけようとする男を、自分の力で止められると本当に信じているのですか? その男は力があって、目的を果たそうという決意がどれだけ強いかもわからないのに?」
 彼女の瞳で、負けないわ、という炎が燃えた。「ええ、もちろん」
 自分がどれだけ傷つきやすい存在か、レディ・セリアも悟るべきだ。「では、証明してみるんだな」そう言うと、彼は彼女の唇を奪った。

 

きゃー、壁ドンですよ、壁ドン。 ドン! ドン!

ピンターのくせに!

 

あらすじはこんな感じです。

 

侯爵家の末娘セリアは、自分が女性らしくないことに人知れず劣等感を抱いてきた。
恋に臆病なのもそのためだが、彼女が結婚しなければきょうだい全員が財産を相続できない。
覚悟を決めて花婿候補三名を選び、腕利きの捜査官ジャクソン・ピンターに人物調査を依頼する。
一方、セリアに強く惹かる気持ちを身分違いと抑えてきたピンターにとって、候補の三人とも彼女にはふさわしいと思えない。
花婿候補を集めた舞踏会の夜に、ピンターは思わず......
ベストセラー作家の大人気シリーズ、感動の大団円!

 

射撃の名手の男まさりなヒロイン。でも、やたら気が強くて男に手厳しいジェフリーズ・ヒロインたちのなかでは、むしろ従順でうぶなタイプかもしれません。

お相手のピンター氏も、これまでの四作では捜査官としてシャープ家に出入りしていた平民であり、ジェフリーズとしては比較的珍しいキャラ付けです。二人の交わす丁々発止のやりとりを存分にお楽しみください。

また、シャープきょうだいの両親の死の真相が、ようやくピンター氏の活躍によって明らかにされます。

かぐや姫のような発端から、いつしかラピュタばりのサスペンスフルな展開へ(笑)。まさに大団円と呼ぶにふさわしい作品です。ぜひご一読ください。

 

なお、次のシリーズは、本書でも登場したライヨンズ公爵マクシミリアン・ケールを主役とした第一作『What the Duke Desires』を皮切りに、来年初めごろからスタートする予定でございます。数々の賞に輝き、ジェフリーズの名を高めた名品ですので、ぜひこちらもご期待ください。(編集J)

 

2015年6月20日 17:36

コメント(3)

Comment

  • 新刊の作家の書籍とは関係ありませんが、
    以前、出版されたジュディス・ジェイムズの折れた翼が大変良かったので、
    ほかの作品ももっと読んでみたいです。
    Libertine’s kiss, Soldier of fortune, The Highwaymanは、レビューの評価も高く面白そうです。
    是非、是非 翻訳して下さりますよう宜しくお願い致します。



    |ヒストリカルロマンス女子|2015年6月25日 01:52

  • ヒストリカルロマンス女子 さま

    お問い合わせ、ありがとうございます。
    ジュディス・ジェイムズさんですが、
    残念ながら、弊社との契約は終了していまいました。
    もう少し弊社に売る力があれば、著者の方にも
    喜んでいただけたと思うのですが・・・
    他社さんから出る可能性はもちろんあると思いますが、
    弊社ではご期待に添えず、大変もうしわけありません。
    今後共弊社書籍にご愛顧たまわりますよう、よろしくおねがいいたします。



    |書籍・文庫|2015年7月 2日 12:44

  • 扶桑社 様
    そうですか…、非常に残念ですが仕方がありませんね。
    この度は、お忙しい中、お返事を下さり有り難うございました。
    これからも読者の一人として、御社のロマンス小説を楽しみにしております。



    |ヒストリカルロマンス女子|2015年7月 4日 00:19

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