2月1日に無事発売されました、サイ=チェンジリング・シリーズ第11弾『金眼の黒狼と月下の戦姫』は、もうご購入いただけたでしょうか?

皆様の熱いご支持とご声援をいただき、なんとかシリーズを継続させていただいておりますこと、心より感謝いたします。今回は、9巻『藍色の瞳の女神と戯れて』のヒロイン、インディゴの叔母にあたるアドリアと、同じ巻でヨーロッパから配置換えで戻ってきた副官リアズの物語です。

叔母とは言っても年はそう離れておらず、ふたりの容貌はそっくりという設定でして、一応、カバーの写真もその方向で気をつかって、9巻を意識したつくりにしてみました。

 

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今回のお話の出だしは、こんな感じです。

狼チェンジリング〈スノーダンサー〉の副官リアズは、ヨーロッパ配属中に自分の"伴侶"となるべき女性と出逢うが、彼女はすでに別の男性と幸せな結婚生活を送っていた。
一方、上級戦士のアドリアは自身より強さで劣る男性とつきあっていたが、やがて二人の関係には無理が生じて別れることに。
巣穴に転属となり戻ってきたリアズとアドリアは、傷ついた心を持つものどうし、お互いに強く惹かれ合うものを感じるが、リアズは"伴侶"である女性への裏切りに等しい自分の衝動を容易には認めることができなかった。それでも、まずは親密な"肌でふれあう特権"を共有する関係を築こうとする二人。

そんな折、不安定さを増す〈サイネット〉で暗躍する〈純粋なるサイ〉たちが恐るべき事態を引き起こす。危
機を前にして狼たちの下す決断とは?

 

また、アドリアとリアズの物語と並行して、負けないくらいのボリュームで、全巻『雪の狼と紅蓮の宝玉』で結ばれたアルファのホークとXサイのシェンナの「後日談」が展開されています。

 

アドリアとリアズの関係について言えば、今回、ナリーニ・シンは結構こみいったことをしていて、何巻もかけて定着させてきた「伴侶の絆」という作品内ルール、いわゆる「運命の相手」という概念をメインに据えて、では、愛した相手が、宇宙の理として定められた「運命の相手」ではなかったとしたらどうなるのか、という話を展開しているわけです。

もちろん、このネタは、前巻のホークの物語における「伴侶を喪った男」というネタの派生的な内容です。(ナリーニ・シンはサイを主人公にした『遠き記憶が輝くとき』と『裁きの剣と氷獄の乙女』でも、執筆中に思いついたらしい派生的な設定を、次巻で試してみるといったことをしています。)

さらにハードルの上がった関係性の阻害要因を、二人がどうやって乗り越えていくかは、ぜひご自身の目でご確認ください。

 

ホークとシェンナに関しては、結構イチャコラしてて、こたえられませんね(笑)

通例のロマンスでは、ヒーローとヒロインがくっついて永遠の愛を誓ったら基本的にハッピーエンドでして、シリーズ作品の後続作に登場しても、子どもができて超ハッピーみたいな後日談が出てくる程度なのが普通ですが(実際、サイ=チェンジリングでもそんな感じでした)、本作ではそれこそ、がっちり、みっちりと、「愛を誓った後の二人」がいったいどうなっていくのかを描きこんでいます。

このあたりには、ナリーニ・シンの作家的成長と問題意識の広がりが示されている気がします。

そういえば、アドリアの抱える問題も、通例のロマンスならハッピーエンドでケリがついたはずの恋の、悲しい「後日談」ですものね。

 

さて、次巻はいよいよ満を持して、「あの人」がヒーローとして登場します。

シリーズ屈指の傑作として名高い『Heart of Obsidian』。

今のところ、2016年の秋ごろを予定しております。お楽しみに。

 

なお、来月3月2日発売予定の扶桑社ロマンス新刊は、コニー・メイスンの最初期の海洋冒険大活劇、『復讐の女海賊』(My Lady Vixen)。いやあ、マジでぶっ飛んでて面白いです。

これぞ、コニー。すごいぞ、コニー(笑)。

ぜひこちらも、お楽しみに! (編集J)

 

 


 

 

 

 

 

2016年2月 6日 18:32

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コメント(1)

Comment

  • 早いものでシリーズも11作目まできました。
    うれしい限りです!
    今回のカバーもヒロインとヒーロー(?)のイメージにあっていると思います。
    紹介のとおり、今作は前作までの主役たちの出番が多かったですね。
    私はライリーが好きなので幸せそう~なエピソードが読めてうれしいです(笑)
    次作の『Heart of Obsidian』も楽しみにまっています。
    サイ=チェンジリング・シリーズが一番ですが、ほかにもパラノーマル作品があればどんどん紹介していってもらいたいです。



    |読者K|2016年2月 8日 13:36

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