2016年3月アーカイブ

扶桑社ロマンスの新刊、コニー・メイスン『復讐の女海賊』のほう、もうお読みいただけましたか?

個人的には久々に、「これぞコニー」と身悶えしたくなるようなぶっ飛んだ内容に大興奮。

復讐の女海賊blog.jpg

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あらすじは、こんな感じです。

英国令嬢アレクサは婚約披露の舞踏会の最中、
ペンウェル伯爵アダムによって誘拐される。
復讐のため、父親を殺した憎き敵の娘を愛人
にしてから送り返す計画なのだ。
私掠船の船内に幽閉されたアレクサに、仮面
の船長フォックスもまた強引に迫る。彼の魅力
に屈した彼女は遂に身体を奪われるが......
男たちの思惑とアメリカ独立戦争の帰趨に翻弄
されながら、彼女はやがて自ら運命を切り開く
べく大海へと乗り出す――
女海賊ヴィクセンとして! コニーの初期を
代表する一大海洋冒険ロマンス堂々登場。

 

コニーの作品としては最初期の作品ということで、どういう仕上がりが期待半分、不安半分でしたが、いざ読んでみるとこれが実に面白い!!

とにかく波瀾万丈。ノンストップで事件が起こり続け、

ヨーロッパからカリブ海まで、世界各地を股にかけ、

臆面もない一人二役がダブル、トリプルで錯綜し、

ウザさ1000%のコニー印の悪役・愛人が跋扈し、

あらゆるシチュで熱く官能のほむらが燃え上がる!

 

いい意味で、はちゃめちゃです、ぶっとんでます。まさにやりたい放題。

後年彼女が発表したオラオラ系ヒーローもの、海洋冒険もののすべてが、よくも悪くもすべてぎっちりと詰まっています(終盤になぜかロンドンに戻って、かなりどうでもいい展開が続く悪癖も含めて・・・)。

作品に完成度を求める向きには、眉をひそめる方もいらっしゃるかもしれませんが、コニーを愛する長年の読者の皆様には、久々に脳がうにょーんとゆがむような興奮をお約束できるかと。

 

こんな19世紀以前の作家さんしかやらないようなバレバレの一人二役を大真面目でやってのけ、細部のつながりなどそっちのけで、筆力の赴くままサーヴィス精神に富んだ名シーンを連発しまくる、コニーのおおらかさと大家然としたスケール感、生粋のエンターテイナーぶりが、編集者はほんとうに、ほんとうに大好きなのです。

 

コニー作品もこれまでずいぶん紹介してまいりまして、

日本人には少々なじみの薄いウエスタン物をのぞけば、

だいたいの評判の良い作品は、邦訳を皆様のお手元に届けられたかと考えております。

事前に予告しておりましたとおり、コニー作品のご紹介はしばらく一段落させるつもりですが、

また機会をみてぜひご紹介していけたらなあ、と。

もし、これだけはどうしても邦訳で読みたい! みたいなものがあれば、ぜひお教えくださいね。(編集J)

 

 

 

2016年3月16日 17:50 | | コメント(0)

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